Googleサイトで情報を共有している際、特にiPhoneやiPadを使っているメンバーから「リンクが開けない」「アクセス権がない」という問い合わせが頻繁に来て困っていませんか?
リンクをタップすると、以下のエラーメッセージが表示されます。

アクセス権は正しく付与しているにも関わらずこのエラーが出るのは、非常にストレスですよね。
実はこの問題は、iOS端末(iPhone/iPad)特有の一時的な不具合であり、非常に簡単な操作で解決します。
本記事では、Googleサイトに埋め込んだGoogleドキュメントのリンクがiOSで開かない現象の原因と、誰でもすぐにできる具体的な解決手順を解説します。
【結論】「アイテムを開けません」と出た時のシンプルな解決手順
この不具合は、端末とGoogleサービス間の連携のタイミングによるものです。操作はたった一手間、「2回タップする」だけで解決します。
1. ポップアップで「OK」をタップする
まず、エラーメッセージが表示されたら、迷わず「OK」をタップしてポップアップを閉じます。
表示されるエラー文言の例:
「アイテムを開くことができません」
「該当するアイテムがないか、アクセス権がありません。」
ポップアップを閉じると、Googleサイトの元の画面に戻ります。
2. ページに戻って「再度」リンクをタップする
Googleサイトの画面に戻ったら、もう一度、同じGoogleドキュメントのリンクをタップしてください。
3. 解決!
2回目のタップでは、エラーポップアップが出ることなく、Googleドキュメントのページが正常に開き、閲覧が可能になります。
この一手間が必要になりますが、「そういうものだ」と理解してしまえば、グループのメンバー(特にITに不慣れな方)も次からは問題なく対応できるようになるでしょう。
なぜiPhone/iPad (iOS) だけでこの不具合が多発するのか
この不具合は、現在のところGoogleサイトとiOS端末(iPhone/iPad)との相性問題として認識されています。
アクセス権は問題なし!設定ミスではありません
最も重要なのは、このエラーが出ても「アクセス権の設定ミスではない」ということです。
アクセス権を付与しているにも関わらずエラーが出るため、権限設定についてあれこれ悩む必要はありません。
iOS特有の「アプリ連携」が原因か
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Android端末では発生しない: AndroidはGoogleのOSであるため、Googleドキュメントへの移行や認証処理がスムーズに行われ、このようなエラーはほとんど発生しません。
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iOSでのブラウザ→アプリへの遷移: iOS端末のブラウザ(SafariやChromeなど)からGoogleドキュメントのリンクをタップすると、端末は「Googleドキュメント」アプリを起動しようとします。このブラウザからアプリへの切り替え(認証処理)のタイミングに一時的な不具合が発生し、最初のタップで失敗してしまうと考えられます。 2回目のタップで正常に認証が完了する、という挙動のため、ユーザー側でできる根本的な対処は「再タップ」しかないのが現状です。
【根本解決ではないが有効】2回タップの手間を省くための代替策
毎回「2回タップ」する手間を省き、エラー自体を回避するための、別の共有方法を提案します。
1. Googleドキュメントを「PDF」で共有する(推奨)
最も確実な方法です。
GoogleドキュメントをPDF形式で書き出し、そのPDFファイルをGoogleサイトからリンク(またはGoogleドライブにアップロードしてリンク)します。PDFはブラウザで直接開かれることが多いため、アプリ連携によるエラーが発生しにくくなります。
2. Googleサイトの「埋め込み」機能を使う
GoogleサイトにはGoogleドキュメントをページ内に直接表示させる「埋め込み」機能があります。
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メリット: リンク切れの心配がなく、すぐに内容を確認できる。
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デメリット: デザインが崩れるリスクがある、ドキュメントのサイズによっては縦長で閲覧しにくい。
まとめ
iPhoneやiPadでGoogleサイトのリンクをタップした際に「アイテムを開けません」というポップアップが出ても、焦らずに対応できます。
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「OK」でポップアップを閉じる。
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再度、同じリンクをタップする。
この簡単な手順をグループのメンバーに共有することで、情報共有時のストレスを最小限に抑えることができるはずです。
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