先日、あるフォーマルな研修イベントで、参加者(10人程度のグループ)をまとめ、次の行動を指示する役割を担うことになりました。
頭の中では完璧な日本語の流れがあったんです。
「皆さんお集まりください」 「お伝えしたいことがあります」 「出かける前に日本語会話を練習しましょう」 「私が呼んだ方から順次出かけてください」
しかし、これを英語で、しかも瞬時に、自信を持って伝えるのは本当に難しかった! 特に、人数の多い前で声を出すときって、短く、明確に指示を出さないと、場がざわついてしまいますよね。
このブログでは、私が実際に練習し、「これだ!」と手応えを感じた「フォーマルな場面で瞬時に伝わる指示出し英語フレーズ」を、発音の盲点と克服法とセットでご紹介します。
※このような英会話学習の記録を毎日投稿しています。さっきはこんな投稿をしました。
ステップ1:注目を集め、集合を促す
まず、話を聞いてもらうために、全員の注意を集め、一箇所に集まってもらう必要があります。
| 日本語 | 英語(瞬発発話) | 発音のコツ(カタカナ) |
| 皆さんお集まりください | Everyone, please gather. | エヴリワン、プリーズ ギャザァ。 |
| お伝えしたいことがあります | I have an announcement. | アイ ハヴ アン アナウンスメント。 |
【ポイント】 “gather”(集まる)は、”come here”(ここに来て)よりもグループ全体への指示として自然です。**「ギャザァ」と「アナウンスメント」**を少し強めに発音すると、メッセージが届きやすくなります。
ステップ2:行動を提案し、具体的な指示を出す
次に、集まった理由(目的)と、具体的な次の行動(出発方法など)を伝えます。
| 日本語 | 英語(瞬発発話) | 発音のコツ(カタカナ) |
| 出かける前に日本語会話を練習しましょう | Let’s practice our Japanese before we go. | レッツ プラクティス アワー ジャパニーズ ビフォー ウィー ゴー。 |
| 数人ずつ順番に出発します | We’ll leave in small groups. | ウィー・ル リーブ イン スモール グループス。 |
| 私が呼んだ方から順次出かけてください | Please head out when I call your name. | プリーズ ヘッド・アウト ウェン アイ コール ユア ネーム。 |
【ポイント】 「出発する」には、“head out” を使うとフォーマルでプロフェッショナルな印象になります。「ヘッド・アウト」のトは、小さく区切るように発音しましょう。
【補足】言いにくい「our」の発音を克服する
ここで使うフレーズ「Let’s practice our Japanese…」で、実は一番言いにくいのが “our” ではないでしょうか?
私も練習してそう感じました。
英語の会話では、“our” は通常、はっきり「アゥワー」と発音されず、非常に弱く、短い音になります。瞬発で言うときは、口をほとんど動かさずに**「アー」**と添える程度で大丈夫です。
プラクティス アー ジャパニーズ
「our」を短くすることで、次の重要な単語「Japanese」にリズム良く繋がることができ、格段に言いやすくなりますよ!
応用編:似た場面での指示出しに活かす
この瞬発発話のテクニック(リズムと強調)は、他の場面でも応用できます。例えば、研修やワークショップで休憩を終えて再開する場合です。
| 日本語 | 英語(瞬発発話) | 発音のコツ(カタカナ) |
| 皆さん、席にお戻りください。 | Everyone, please TAKE YOUR SEATS. | 「テイク・ユア・シーツ」と「席」を強調。 |
| 時間になりました。再開します。 | Time to START. We’re RESUMING now. | 「スタート」と「リズーミング」(再開)を強調。 |
【ポイント】 ここでも、行動を促す動詞(TAKE YOUR SEATS)や、これから始まる行動(RESUMING)を強調することで、素早く場を引き締められます。
まとめ:この気づきが、指示出しを変えた!
今回の練習を通して、私は本当に大切なことに気づきました。
それは、フォーマルな場面で瞬時に指示を出す英語は、文法や単語よりも「リズムと音の強弱」が何より重要だということ。
特に「our」のように、つい頑張って強く発音してしまう単語こそ、弱く、短く言うのがネイティブらしい話し方であり、結果的に自分の発話の瞬発力を上げてくれるんです。
この感覚を掴んでからは、人前で話すことへのプレッシャーがグッと軽くなりました!
これらのフレーズを、重要な単語だけを強く発音する練習を繰り返せば、本番で自信を持って瞬発的に指示が出せるようになりますよ。
ぜひ、皆さんも一緒に練習して、スピーチや会議で堂々と発言できるようになりましょう!
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