万人受けを狙って失敗した記事たち ──1,300記事以上書いて分かった「誰にも刺さらない文章」の正体

正直に言います。
私はこれまで、**大量の「失敗記事」**を書いてきました。

今でこそ
「一人の悩みに向けて書け」
と言っていますが、最初から分かっていたわけではありません。

むしろその逆で、
「多くの人に役立つ、無難でちゃんとした記事」
を一生懸命書いていました。

結果どうなったか。

・検索されない
・読まれない
・自分でも読み返さない

今回は、そんな万人受けを狙って散っていった記事たちを解剖します。
あなたが同じ遠回りをしなくて済むように。


「ちゃんとしているのに、誰にも届かない」時代

ブログを始めた頃の私は、とにかく真面目でした。

  • 情報は網羅的に

  • 断定は避けて

  • 角が立たない言い回しで

今思えば、
どこに出しても怒られない文章
を目指していたんだと思います。

でも、そんな記事ほど不思議なことに、

  • 記事を書いた記憶も薄く

  • 読まれた実感もなく

  • 数か月後には自分ですら存在を忘れている

という結末を迎えていました。


失敗記事に共通していた「3つの特徴」

後から振り返ると、
万人受けを狙った記事には、はっきりした共通点がありました。

① 誰の「困り顔」も浮かばない

「こういう人のために書いた」
という顔が、まったく思い浮かばない。

結果、文章はこうなります。

  • 一般論が多い

  • 比喩がない

  • 感情が薄い

正しいことは書いてある。
でも、必死で検索してきた人の温度がない。


② 体験より「まとめ」が前に出ている

万人受けを狙うと、
どうしても「情報を整理する側」に回ってしまいます。

  • 他サイトを読んで

  • 要点をまとめて

  • きれいに整える

でも、読者が本当に知りたいのは、

「で、あなたはどうだったの?」

ここが抜け落ちた記事は、
検索結果の中に溶けて消えます。


③ 自分で書いていて、正直つまらない

これはかなり重要です。

万人受けを狙った記事は、
書いている自分が一番ワクワクしていません。

・無難
・安全
・想定内

この空気は、なぜか必ず読者に伝わります。


なぜ当時は、それが「正しい」と思えたのか

ここが一番、恥ずかしい部分です。

私は当時、
「役に立つ記事=多くの人に当てはまる記事」
だと、本気で思っていました。

だから、

  • ニッチすぎる体験

  • 自分だけの失敗

  • 小さすぎる気づき

こういうものを、
「価値が低い」と勝手に判断して捨てていたんです。

今なら分かります。

それこそが、一番価値のある材料だったと。


修正点は、いつも「たった一つ」だった

昔の記事を見返して、
「もし今書き直すなら?」
と考えると、修正点は驚くほどシンプルです。

修正前(万人受け)

  • 一般論

  • 網羅

  • 正しさ重視

修正後(一人向け)

  • 具体的な失敗

  • その時の感情

  • 回り道した思考

足すのではなく、削って“自分”を前に出す。

それだけで、
記事の温度が一気に変わります。


「この人に向けて書いた」と言えるか?

今、あなたが下書きに置いている記事。
もしあるなら、自分にこう問いかけてみてください。

この文章は、誰のどんな困りごとに向いているか?

それが答えられないなら、
その記事はまだ「万人受けゾーン」にいます。

逆に、

  • 昨日の自分

  • さっきまで困っていた自分

  • 実際に相談してきた誰か

このどれかの顔が浮かぶなら、
その記事はすでに強い方向に向かっています。


結論:失敗記事は、全部「地図」だった

1,300記事以上書いてきて、
無駄だった記事は一つもありません。

万人受けを狙って失敗した記事たちは、
すべて

  • どこでズレたか

  • 何を削るべきか

  • どこに戻ればいいか

を教えてくれる地図でした。

もし今、
「ちゃんと書いているのに読まれない」
と感じているなら、それは才能の問題ではありません。

向ける相手が、広すぎるだけ。


シリーズの締めとして

この2本を通して伝えたかったのは、これだけです。

ブログは、上手く書く場所じゃない。
誰か一人を、具体的に助ける場所だ。

その一人を決めた瞬間、
文章は、必ず変わります。

▼この記事の内容の土台となったのはこちらです。

万人受けは捨てなさい。ブログは「一人の悩み」を解決するからこそ、長期的なパワーを持つ

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