「今日は何を書こう……」
パソコンの前でフリーズし、気づけば1時間が経過している。
そんな経験はありませんか?
「もっと多くの人に読まれたい」
「役に立つ情報を網羅しなきゃ」
そうやってターゲットを広げれば広げるほど、文章はどこか他人事のように薄まり、結局誰の心にも残らない。
このジレンマに陥っているブロガーは、実はとても多いです。
結論から言います。
ブログにおいて「万人受け」を狙うのは、最も効率の悪い戦略です。
たった一人に向けて書いた記事だけが、時間を味方につける
私は2019年11月からブログを書き始め、気づけば約6年。
積み上げた記事は、1,350本を超えました。
その中で、はっきり分かったことがあります。
それは、
「たった一人の悩み」に向けて書いた記事だけが、時間が経っても読まれ続ける
という事実です。
逆に言えば、「多くの人にそれなりに届けばいい」と思って書いた記事ほど、驚くほど早く忘れ去られていきました。
1. 最大公約数の記事は、誰の記憶にも残らない
多くの人が陥る罠があります。
それは、100人中80人に「まあまあ良い」と言われる記事を目指してしまうことです。
一見、正解に見えますよね。
でも、1,350記事を書いて確信したのは、こういう記事は――
1か月後、誰の記憶にも残っていない
という残酷な現実でした。
一方で、今でもアクセスが途切れず、感謝のコメントが届く記事があります。
それは、5年前の私自身が、夜中に必死で検索していた
**「あの悩み」**に向けて書いた記事でした。
なぜ、たった一人に向けて書くと、記事は強くなるのか。
理由はシンプルです。
特定の誰かに向けて書くと、
-
具体的な失敗談
-
そのとき感じた不安や焦り
-
回り道した思考のプロセス
こうした**「手触り感」**が、自然と文章に宿るからです。
この手触り感こそが、
AIにも、量産記事にも出せない、読者の心を動かす唯一のトリガーになります。
2. 実例:ガス屋さんの言葉より、私の「ペンチ」が救ったもの
一見、ブログとは関係なさそうな話をします。
でも、この体験は「一人の悩みに向けて書く」ことの本質そのものです。
私が最近書いた記事のテーマは、
**「固くなったガスの元栓をペンチで回す」**という、極めてニッチなものでした。
「元栓が固くて回らない……」
指を赤くしながら、どうしていいか分からず立ち尽くしている人にとって、
おしゃれなインテリア術や最新ニュースは、その瞬間、何の役にも立ちません。
実は、私自身がまさにその状況でした。
ガス屋さんからは、
「危ないからペンチは使わないでください」
と注意されていたからです。
でも、どうしても回らない。
不安を抱えながらも、意を決してペンチを使い、そっと力をかけてみました。
すると――
驚くほどあっさり、元栓は回りました。
この記事を書くとき、私は過去の自分に向けて、こう書きました。
思ったより簡単だった。
ただし、ガス屋さんに注意されたことでもあるから、
やるならあくまで自己責任で。
世の中の正論を並べるだけなら簡単です。
でも、「不安だけど、今すぐ解決したい」という一人の葛藤に寄り添うことで、この記事は**同じ状況にいる誰かの“救い”**になります。
これが、「一人の悩みに向けて書く」ということです。
3. 完璧主義を「誰かのため」という大義名分で殴り倒す
ブログが書けなくなる最大の原因は、才能でもネタ切れでもありません。
完璧主義です。
-
変なことを書いて叩かれたくない
-
もっと調べてからにしよう
-
まだ出すレベルじゃない
こうして、筆は止まります。
でも、想像してみてください。
目の前で溺れている人がいたら、どうしますか?
泳ぎの理論を完璧に調べてから、助けに行くでしょうか。
違いますよね。とにかく手を伸ばすはずです。
「過去の自分」
あるいは
「今まさに困っている、たった一人」
この人を救うためだと思えば、ブログは
自己表現から人助けに変わります。
人助けに、100点満点の文章は必要ありません。
拙い言葉でも、その一言で救われる人が、確実に一人います。
この視点に立った瞬間、
完璧主義は、驚くほど静かになります。
結論:迷ったら「昨日の自分」を救いに行こう
もし今日、
「ネタがない」
「何を書けばいいか分からない」
そうやって画面の前で止まっているなら、検索窓を見るのをやめてください。
代わりに、こう問いかけてみてほしいのです。
昨日の自分は、何に困っていたか?
それを書けばいい。
たったそれだけです。
1,350記事という山を登ってきた私が、
今、麓(ふもと)で迷っているあなたに伝えたいのは、ただ一つ。
あなたの些細な解決策を、世界のどこかで必ず一人が待っている。
その一人のために、今日の一記事を捧げてください。
その積み重ねは、数年後、あなたを支える
揺るぎないブログのパワーへと変わっています。
それでも、なんとなくネタがないなあと思う日もあるでしょう。そんな時は▶️ブログが書けない日は、この5問に答えればいい
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