「数字」が動かない時期に、僕の筆を動かしたもの ──アナリティクスの向こう側にいた「一人の熱狂」

ブログを書いていて、一番しんどいのはいつか。
それは、単に「数字が増えない時期」ではありません。

少なくとも僕にとって一番堪えるのは、
「もしかして、誰にも読まれていないのではないか?」
という感覚です。

  • PVが伸びない

  • 読まれている実感が持てない

  • 画面の向こうにいる相手の顔が見えない

この“手応えのなさ”が、じわじわと書く意欲を削いでいきます。
多くの人が無意識のうちにこの孤独に耐えきれず、筆を置いてしまう。
ブログが続かなくなる理由の正体は、案外ここにあるのかもしれません。

でも、昨日。
僕はひとつの「事実」に気づきました。


アナリティクスの中にいた、一人の読者

いつものように管理画面を眺めていたとき、
ふと目に留まった数値がありました。

ハウスクリーニングのカテゴリー記事が、
1ページにつき3分、5分、長いものでは6分以上も読まれている。
しかも、1ページだけで終わらず、次から次へと。

少なくとも、僕の知る機械的なアクセスの動きとは違っていました。

そこには、
僕が書いた泥臭い手順や細かなコツを、一行ずつ追いながら、
自分の家の汚れと向き合っている「一人の方」の姿が、はっきりと浮かびました。

その瞬間、
僕の中で何かが切り替わった感覚がありました。


「数字」が「人」に変わった瞬間

正直に言うと、
「PVを増やしたい」と思いながら書いていた頃の僕は、
どこか他人事のように文章を書いていました。

でも、たった一人の滞在時間が教えてくれたのは、
「自分の言葉は、誰かの切実な悩みに届いているかもしれない」
という、僕にとっては十分すぎる事実でした。

相手の顔は見えなくても、

  • 何に困っていて

  • 何を知りたくて

  • どんな気持ちでこの記事を開いたのか

それを想像できた瞬間、記事の「軸」は自然に定まります。

  • タイトルがブレなくなる
    (その人が実際に検索しそうな言葉を選ぶから)

  • 余計な装飾を削ぎ落とせる
    (一秒でも早く答えを届けたいと思うから)

  • 「これ、あの人に伝わるかな?」という基準で推敲できる

結果として、
Googleのアルゴリズムよりも先に、
目の前の「一人の人」に最適化された文章が生まれていきます。


最後に:今、書くのが苦しいあなたへ

数字が動かない時期がしんどいのは、痛いほど分かります。
でも実はその裏で、
あなたの記事をじっくりと読み込み、
何かを持ち帰っている人が必ずいます。

たった一人の長い滞在時間が、
僕に「書き続ける理由」をくれました。

誰か一人のために書くとき、
文章は不思議なほど力を持ち始めます。
その熱量は少しずつ伝染し、
数字は後から、静かについてきます。

今の僕には、
承認欲求ではなく「届けたい人」がいます。

だから今日も、
その「一人」を思い浮かべながら、
一文字ずつ積み上げていこうと思います。

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