「あれ?うちは今月からカード払いのはずだよ?」
集金に伺って、玄関先でこう言われたことはありませんか?
せっかく訪問したのに、お金を受け取れず
「一度確認して、また来ます」と引き返す——。
実は今、キャッシュレス化の進行によって、
集金の現場ではこの手の“空振り”トラブルが急増しています。
今日は、私が昨日実際に体験した「二度手間、三度手間」の一件と、
最終的にどう解決したのかをお話しします。
集金業務に関わる方には、きっと他人事ではありません。
1.「カードのはず」というお客様の言い分
先日、初めて伺うお客様のお宅でした。
玄関を開けるなり、こう言われました。
「うちはもう、クレジットカードで落ちるようになっているはずだよ」
この時点で、私は深く突っ込みませんでした。
「承知しました。一度お店に確認して、また改めて伺います」
そう伝えて、その場は引き下がりました。
正直なところ、
今の時代、この反応はごく自然です。
お客様にとっては
「手続きは終わっている=もう集金は来ない」
そう思っていても、何も不思議ではありません。
2.なぜ「今月だけ集金」というズレが起きるのか
店に戻って確認すると、原因がはっきりしました。
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お客様:2月中にカード払いの申込みを完了
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システム:カード決済の開始は「3月分」から
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現実:2月分だけは、まだ訪問集金が必要
この1か月のタイムラグが、今回のトラブルの正体でした。
事務手続き上、
どうしても「最初の1か月だけアナログが残る」。
この仕組みを知らないと、
現場は簡単に空振りします。
3.現場が一番困る瞬間
「現金を持っていません」
改めてお客様を訪ね、事情を説明しました。
すると、次に返ってきた言葉がこれです。
「私はもう現金を持ち歩かない主義なの。
できれば対面じゃなく、他の方法で払いたいんだけど……」
正直、詰みかけました。
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来月からはカードで落ちる
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でも今月分は回収が必要
-
でも現金はない
完全に板挟みです。
この状態で「ではまた来ます」は、
集金人にとって実質タダ働きになります。
4.実はこれで一発解決だった
「来月分との合算」という選択肢
再び店に相談し、ようやく出た解決策がこれでした。
「3月のカード決済時に、2月分も合算して引き落とす」
この提案をお客様に伝えると、
「それなら助かるわ!」
と、あっさり納得。
何度も足を運ぶことにはなりましたが、
最後は笑顔で話がまとまりました。
5.集金人が「損」をしないための自衛策
正直に言います。
集金人は歩合制です。
空振り訪問は、そのまま収入ゼロの時間になります。
今回の件から、強く感じた自衛策は2つです。
① 事前に「切替直後リスト」を確認する
「今月からカード払いに変わる人」がいれば、
最初から合算の可能性を頭に入れて訪問する。
これを知らずに、私は2回無駄足しました。
② その場で店に電話する
「現金がない」と言われたら、
後日に回さず、その場で確認する。
この一本の電話で、
次の訪問が消えることもあります。
最後に:仕組みの不備に振り回されないために
お客様が
「今どき、最初からカード払いにならないのはおかしい」
そう思うのは、もっともです。
でも、その不満を
現場の集金人が一人で背負う必要はありません。
「合算請求」など、
現実的な対応策は確かに存在します。
遠慮せず、店側に提案していきましょう。
私たちの時間は、タダではありません。
仕組みに振り回されず、
少しでもストレスの少ない集金業務を目指しましょう。
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