「もう何年も使っているけれど、このiPhone 7 Plus、そろそろ限界かな?」
そう思いながらも、機種変更に数万円〜十数万円を出すのはちょっと気が引けますよね。
確かにiOSのバージョンアップは打ち切られましたが、結論から言います。
2025年現在、iPhone 7 Plusは『まだ現役』で戦えます!
本記事では、いまだに7 Plusを愛用する筆者が、「バッテリーがへたっていないか?」「非対応アプリが増えていないか?」など、気になる寿命の現実を徹底レビューします。
さらに、非力なiOS 15でも快適に動作させるための裏技的な設定と延命術を具体的に解説します。
「不具合が出ない限り、あと1年使い倒したい!」とお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
1. 🚨 最新OSにアップグレードできないことの「真のリスク」
iPhone 7 Plusの最大の限界は、最新のiOS 16/17/18といったメジャーアップデートの対象外となり、iOS 15で終了している点です。
多くの方が心配されている「セキュリティ」について、現状を正直にお伝えします。
① セキュリティアップデートは不定期だが継続中
メジャーアップデートが終了した機種でも、Appleは重要なセキュリティ欠陥(ゼロデイ脆弱性など)が見つかった場合、緊急でiOS 15向けのアップデートを配信することがあります。
2024年8月の「iOS 15.8.3」の配信は、まさにその証拠です。
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この不定期なサポートが続く限り、致命的なリスクは回避できると考えて問題ありません。
② 危険性が高まるのは「ブラウザ」と「非公式アプリ」
最も注意が必要なのは、SafariなどのWebブラウザを利用する際です。
最新のOSに搭載されているセキュリティ機能の一部が利用できないため、フィッシングサイトや不正な広告などに対する防御力は、最新機種に比べてやや落ちていると認識すべきです。
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対策: 信頼できないサイトでの個人情報入力は避ける、App Store以外の非公式なアプリ(野良アプリ)は絶対にインストールしない。これだけでもリスクを大幅に減らせます。
2. ✅ アプリ互換性は「まだ問題なし」の状況
セキュリティと並んで心配なのが、「今使っているアプリが突然使えなくなること」です。
① 【結論】日常アプリは現役で稼働
LINE、X(Twitter)、Instagram、YouTube、Google Chrome、そしてほとんどの銀行・決済アプリなど、普段使いの主要なアプリは現在も問題なく動作しています。
これらの多くは「iOS 14以降」などを要求するため、iOS 15のiPhone 7 Plusはまだ要求水準を満たしている状態です。
② 非対応の例外は「高性能を要求するもの」
アプリが非対応となる主な理由は、OSバージョンの制約と、処理能力の制約の2つです。
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OS制約の例: Microsoft 365(Word/Excel/PowerPoint)の最新版など、一部のビジネスアプリは「iOS 16以降」を要求するものが増え始めています。筆者も、これらのアプリはオンライン版(Webブラウザ経由)で対応しています。
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処理能力の制約の例: 高度な3Dグラフィックを多用する最新のゲームや、AI機能を多用する写真・動画編集アプリなど、特に負荷の高いアプリは動作が重くなったり、起動できなくなったりするケースがあります。
3. 🚀 iOS 15でもサクサク動作させるための「延命術」
このiPhone 7 Plusを快適に使い続けるためには、A10 Fusionチップという古いプロセッサの負荷を可能な限り減らすことが重要です。
ここからは、筆者が実際に行っている「特に重要な二つの設定」をご紹介します。
① 【最重要】アプリの「バックグラウンド更新」を停止する設定
これが重さの原因の9割を占めます。
アプリを使っていない時でも、データ通信と処理が行われ、バッテリーとCPUに常に負荷をかけています。
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設定手順:
設定>一般>Appのバックグラウンド更新 -
推奨設定:
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全てオフにする(最も効果大)
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または、LINEや天気など、リアルタイムで情報が必要なアプリのみをオンにする
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② 「視覚効果(透明度と動作)」を減らして負担軽減
iOSの美しいアニメーションや透明度のエフェクトは、古いチップには負担が大きいです。
これをオフにするだけで、画面遷移やアプリの起動が体感的に速くなります。
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設定手順 (透明度オフ):
設定>アクセシビリティ>画面表示とテキストサイズ>透明度を下げるをオン -
設定手順 (動作オフ):
設定>アクセシビリティ>動作>視差効果を減らすをオン
4. ❌ 動かないアプリ・非対応の壁に直面した具体例
セキュリティや動作速度の心配よりも、実際に「このアプリが使えない!」という状況に遭遇することのほうが、買い替えのトリガーになりがちです。
私がiPhone 7 Plus(iOS 15)を使い続ける中で、非対応の壁に直面した具体的な事例をご紹介します。
① Microsoft Officeアプリの最新版
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アプリ名: Microsoft Excel、Word、PowerPoint
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非対応の状況: 最新バージョンをダウンロードしようとすると、「このアプリケーションにはiOS 16以降が必要です」といったメッセージが表示され、インストールができませんでした。
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私の対策:
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古いバージョンで継続利用: 以前にインストールしたことがある場合は、App Storeの購入履歴から「古いバージョンをダウンロードしますか?」を選択して利用できます。
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Web版(オンラインExcel): ブラウザ(SafariやChrome)でMicrosoftのWeb版サービスを利用すれば、編集・閲覧が可能です。ただし、アプリ版より機能が制限されるのが難点です。
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② 一部の金融系アプリ(注意喚起)
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アプリ名: 特定の銀行や証券会社のアプリ
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非対応の状況: 多くの金融機関アプリはまだiOS 15に対応していますが、セキュリティ強化の目的で、OSのサポート終了とともに利用できなくなるケースが今後増える可能性があります。
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対策: 買い替えを検討する際は、ご自身がメインで利用している金融アプリの「動作環境」を事前に確認しておくことを強くおすすめします。
5. 🔋 筆者の実体験!バッテリー交換は「最強の延命術」
iPhone 7 Plusをあと数年戦える状態にするために、最も費用対効果が高かったのが「バッテリー交換」です。
【検証結果】非正規店バッテリー交換の不安を徹底払拭!2年経ってもiPhone7のバッテリー最大容量が100%の理由
① バッテリー交換を決意した理由
私のiPhone 7 Plusは、交換直前の「バッテリー最大容量」が**83%**でした。一見まだ使えるように思えますが、以下のような問題が発生していました。
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現象1:動作が非常に不安定に
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特定の負荷がかかると急激に動作が重くなり、フリーズすることが増えました。
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これは、iOSが電池保護のため、意図的にCPUの性能を落とす(パフォーマンス管理機能)ことが原因です。
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現象2:電池残量が急激に減る
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「朝100%だったのに、昼には30%以下」といった、異常な減り方をすることがありました。
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② 交換業者と費用の内訳(非正規店のメリット)
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交換場所: 地域にある非正規の修理店(例:スマホ修理専門店)
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費用(目安): 約5,000円〜7,000円
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所要時間: 持ち込みから受け取りまで約30分〜1時間
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メリット: Apple Storeや正規プロバイダに比べて、圧倒的に安価で、待ち時間なしで修理が完了します。
③ 交換後の驚くべき効果
交換後、バッテリー容量は当然100%に戻りましたが、それ以上に驚いたのが動作速度の復活です。
パフォーマンス管理が解除されたため、アプリの起動速度や画面の切り替えが格段に速くなりました。
体感的には、「最新機種ほどではないが、不満なく使えるレベル」にまで性能が回復しました。
「機種変更は高いから我慢しよう」と考えている方こそ、まずはこの安価な「命綱」であるバッテリー交換を検討してみてください。
🚀 まとめ:あなたのiPhone 7 Plusはまだ戦える
結論として、iPhone 7 Plusは、高性能なゲームや最新のビジネスアプリを使わない限り、これらの「延命術」を施すことで、少なくともあと1年(2025年中)はストレスなく使い続けることが可能です。
筆者はこの延命術を実践し、次期機種の価格が落ち着くまで、この相棒を大切に使い続けることに決めました。
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✅ 寿命の判断基準: バッテリーの最大容量と、非対応アプリの増加状況を見ながら判断しましょう。
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✅ 今すぐやること: まずは上記**「延命術」の2つの設定**を実行して、体感速度の変化を確かめてみてください。
あなたのiPhone 7 Plusの快適な延命に、この記事が役立つことを願っています。
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