事実の確認と記事の目的
かつて、モバイルWi-Fiの世界には「月額2,340円でWiMAX W01をレンタルする」という、最強のコスパを誇る裏技がありました。
しかし、残念ながらその黄金時代は完全に終焉しました。
筆者自身もこの恩恵を長く受けてきましたが、DMMレンタルからの撤退(※現在はサービス終了)により、安価にWiMAXを運用する道は閉ざされました。
本記事は、「安価なWiMAX時代が終わった」という事実の記録と、高騰したWiMAXを諦め、筆者が現在契約して最も満足している「次の最適解」を公開するものです。「月額費用を抑えたい」「WiMAX難民になってしまった」という方は、ぜひ読み進めてください。
👑 伝説のコスパ「WiMAX W01レンタル」の終焉
かつて私たちが利用していたDMMレンタル(W01)の月額2,340円という価格は、現在のモバイルWi-Fi市場ではもはや不可能な設定です。
当時、私がWiMAXを最強だと感じていた理由は、その後の記事にもある通り、「固定回線不要な安定した速度」と「圧倒的な低価格」の両立にありました。
しかし、時代の流れとともに、WiMAXの新規契約やレンタル料金は高騰し、この低価格オプションは市場から姿を消しました。この事実は、私にとって「WiMAXを使い続ける理由」の半分を失ったことを意味しました。
【重要】古い情報に関するご案内
記事の後半には、かつての利用実績としてW01運用時のデータも記載していますが、これは**過去の記録(備忘録)**です。現在の契約・レンタルでは適用されませんので、その点をご了承ください。
↓
2021年9月現在で、WiMAX2はどちらかと言えば古いタイプのWi-Fiになり、あまり話題にならなくなりました。
新しいWi-Fiがどんどん出てきているからです。
例えば楽天アンリミットの方が話題をよんでいます。
それでWiMAXをやめて別のWi-Fiにしようか、色々検討しましたが、結局WiMAX2を継続することにしました。
WiMAXを契約するにも色々な会社がありますが、個人的にはDMMレンタルのW01を半年レンタルするのを選びました。
月額が2340円で他で契約するより3分の2ほどの費用で使えるからです。
W04は発売後5年くらい経っていますが、まだ現役で活躍しています。
W04をDMMでレンタルすると月額2340円ではおさまりません。
W01だと今となっては古すぎます。
色々なWi-Fiの中でなぜWiMAX2がオススメか
Wi-Fiといっても色々な選択肢があります。
その中でWiMAX2を選択したのは下記の理由があります。
- 電波が入る場所なら通品品質は問題なし
- 固定回線が必要なほどヘビーにWi-Fiを使用しない
- 格安SIM(mineoの使い放題10ギガ)と月額費用はほぼ変わらない
- 楽天アンリミットよりDMMレンタルの方が月額で1000円ほど安く使える
ではそれぞれ補足します。
電波が入る場所なら通品品質は問題なし
固定回線を契約するなら、通信品質は保証されているようなものです。
ですがわたしの場合は一人で住んでいるので、必要ないかなと考えています。
モバイル回線は実際に使ってみないと通信品質がどの程度安定しているのかわかりません。
例えば混雑している時間帯は非常に遅くなることがあります。
それではちょっとストレスになります。
一方でWiMAX2はかれこれ5年使用していますが、問題なく使用できています。
WiMAX側から自分が3日で10ギガ以上使用したために通信制限がかからない限り、通信速度が不安定になったことはないです。
わたしが住んでいる場所は電波がしっかり入りますが、電波がきちんと入るということが前提です。
固定回線が必要なほどヘビーにWi-Fiを使用しない
毎日朝から晩まで動画を見ているとか、常に重たいデータをダウンロードしているとか、複数人で使用しているなどの状況ではWiMAX 2では支障が出るでしょう。
わたしのWi-Fiの使用で容量をとるのは、月に一度のPCのOSの更新、週に2回ほど6時間くらいオンラインビデオ会議で使用するぐらいです。
ただこの時には3日で10ギガ制限に引っかかりますが、対処方法もあります。後述します。
格安SIM(mineoの使い放題10ギガ)と費用は変わらない
わたしのスマホはmineoのdocomo回線を契約しています。
5Gのデータ量で通話料は別で1600円くらいです。(もっと安いSIM会社は多数あり)
mineoでは6月に「パケット放題plus」という1.5M bpsの無制限プラス(3日で10G制限あり)が出て話題をよんでいます。
もし自分がmineoの高速パケット10Gとパケット放題plusでWi-Fiをやりとりできれば、2200円くらいでネット環境が整います。
一方でWiMAX2のW01レンタルは2400円くらいです。
月額費用はmineo10G+パケット放題plusとほぼ変わらないので、通信速度が安定しているWiMAX2を選びました。
楽天アンリミットとの比較
楽天アンリミットは税込で月額3300円くらい出せば、楽天エリア内で、1日10G以上の使用で通信制限があるものの、ほぼ無制限に通信できます。
この通信制限の条件は嬉しいです。
わたしの場合、オンラインビデオ会議を7時間ぐらいする時でもほぼ超えることはないからです。
WiMAX2の速度制限の条件もそうなってほしいです。
一方で楽天アンリミットの口コミを見ていると本当に通信品質が安定しているのか不安になります。
楽天エリア内なのによくパートナー回線に勝手に繋がってしまう、速度にばらつきがある、という評判を散見します。
自分が5年前に楽天モバイルを契約した時に速度が遅い時がしばしばあって、これでは使えないと思って違約金払って解約したこともあります。なので世間では評判になっているものの、楽天モバイルと関わるのは慎重にならざるをえないと感じています。
楽天リンクで無料で通話かけ放題とお得感がありますが、通話品質の口コミを見ていると二の足を踏みます。
それとWiMAX2の費用の月額2400円より1000円近く高いのも、候補から外した理由です。
時々WiMAX2では3日で10G制限を超えます。
それがWiMAX2のデメリットですが、できるだけ速度制限に引っかからないように対処できます。
3日で10G制限にどう対処するか
どうして通信制限に引っかかるのか、それは以下の2つの状況が原因です。
- ビデオオンライン会議が1日7時間ぐらいになる
- MacBookのOSの大型更新
それぞれの状況での対処方法をお伝えします。
ビデオオンライン会議が1日7時間ぐらいになる
ビデオ会議が長時間になるのは、多くても週に2日ぐらいです。
その時には会議の半分の時間をmineoのパケットで使用します。
MAXで3ギガぐらいのパケットの消費です。(実際にはそんなにいきません)
なので午前も午後もビデオ会議がある時はどちらかをmineoのパケットを使用すると決めてしまうことにより、通信制限に引っかからないようにセーブできます。
MacBookのOSの大型更新
大型アップデートの更新時には5Gぐらいのパケットを消費します。
なので通信制限にかかることを恐れずWiMAX2で更新します。
確かにその翌日の夕方から晩遅くまで通信制限がありますが、年に一度のことなので、通信制限がかかってから、mineoのパケットに切り替えて通信をします。
その時の使用は1時間もしないビデオ視聴程度なのでMAXでも3ギガも使用しません。
通信制限にかからないためにmineoのパケットを5Gも消費するよりも、通信制限にかかってから3G以内の消費におさえる方が節約になります。
///ここまでです。
💸 高騰したWiMAXを諦めた理由
DMMレンタルの終了後、他のプロバイダでWiMAXの契約継続を検討しましたが、月額料金は軒並み3,000円〜4,000円台(※当時)に跳ね上がっていました。
以前の2,340円と比較すると、最低でも月々1,000円以上の出費増となります。私の利用頻度(ヘビーユーザーではない)を考えると、高額な料金を払い続けるメリットは薄いと判断せざるを得ませんでした。
重要なのは、「WiMAXの性能が悪いわけではない」という点です。単に、私の求める「低価格で安定した通信」という条件を満たさなくなったため、潔く次の選択肢へ移行することに決めました。
🚀 筆者が辿り着いた「次の最適解」はmineo
高騰したWiMAXをやめた私が、代わりに見つけ、そして現在進行形で心から満足しているのが、MVNO(格安SIM)である**mineo(マイネオ)**の活用です。
結論として、私はmineoのSIMを単体で契約し、手持ちのモバイルルーター(W04など)に挿して利用しています。
これにより、以前のWiMAXレンタル時代に匹敵する、もしくはそれ以上の高コスパな通信環境を再構築できました。
なぜmineoが最適解なのか? その具体的なメリットと、私が利用しているプラン、そして懸念される速度制限への対処法については、別の記事で詳細に解説しています。
↓ 私の現在の利用状況はこちらで全て公開しています
mineo 2回線で「光回線」は不要!【2025年リライト】パケット放題 Plusで自宅ネット環境を完結する方法
📜 過去の記録:なぜWiMAX W01レンタルが最強だったのか
このセクションは現在では現実的ではない運用方法の記録となりますが、当時の判断基準として参考までに残しておきます。
私が当時、数あるモバイルWi-Fiの中でWiMAX 2+の利用継続を決めた最大の理由は、以下の2点に集約されます。
- 月額費用の差: DMMレンタル(W01)の月額2,340円は、他社契約や当時話題だった楽天アンリミット(約3,300円)と比較しても、月々1,000円近く安く利用できました。
- 通信の安定性: 当時、楽天アンリミットはエリアや通信品質の不安定さが指摘されていましたが、WiMAX 2+は電波が入る場所であれば非常に安定しており、ストレスなく利用できていました。
3日で10GB制限への当時の対処法(これも過去の記録です)
WiMAXのデメリットであった「3日で10GB制限」に関しても、私は以下のようにmineoのSIMを組み合わせることで対処していました。これは、現在のmineoへ完全移行する前の、いわば「過渡期の最適解」でした。
- ビデオ会議(長時間): 会議時間をWiMAXとmineoのパケットで分散し、制限に引っかからないよう調整する。
- MacBookのOS大型更新: 制限を覚悟でWiMAXを使い、制限がかかった翌日にmineoパケットに切り替えて、通信が必要な作業を行う。
つまり、当時のコスパ最強の組み合わせは「WiMAXの安定通信+mineoによる通信制限のカバー」でした。
しかし、現在はこのWiMAX部分の費用が高騰したため、現在はmineo単体での運用に完全移行しています。
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