平均値は「現在地」を見る数字 ——数字の序列を間違えると、ブログは苦行になる

1. 跳ねた日は覚えている。平均の日は忘れている

ブログを続けていると、
「過去最高PVを更新した日」だけは、妙によく覚えています。

一方で、
何も起きなかった日
淡々と100PV前後だった日
その日の平均値がいくつだったか

──ほとんど記憶に残っていません。

けれど実は、
ブログの“現在地”を一番正直に表しているのは、この平均の日です。

今日は、その数字とどう付き合うかの話をします。


2. 平均値が見ているのは「実力」ではない

結論から言うと、平均値が示しているのは

環境と運を含めた、今の巡航高度

です。

  • botが押し寄せた週

  • 何も起きない凪の日

  • 検索順位がたまたま上がった日

  • 誰にも見られなかった日

これらを全部まとめて、
一度ミキサーにかけて平らにした数字

だから平均値には、
あなたの努力とは無関係な「ノイズ」が必ず混ざります。

平均値は、
あなたの実力を映す鏡ではありません。


3. なぜ平均値は判断を誤らせやすいのか

① 一発で簡単に歪む

普段100PVのブログが、
ある日だけ2,000PV出したとします。

週平均・月平均は一気に跳ねます。
でも、地盤は何も変わっていません。

平均値は、
中身が変わる前に「跳ねた気分」だけをくれる数字です。


② botに一番弱い

botが増えれば、平均値は簡単に上がります。
「お、成長した?」と錯覚します。

でも、botは去ります。
去った瞬間、平均値は急降下します。

👉 平均値は、ノイズ耐性がとても低い。


③ 行動の指針にならない

  • 今月は良かった

  • 先月より落ちた

ここから導かれる結論は、だいたい
「もっと頑張らなきゃ」。

平均値は結果報告には使えても、
今日、何を書くかは教えてくれません。


4. それでも平均値は「捨てない」

平均値は無意味ではありません。
役割を限定すれば、優秀な数字です。

① 最低値が上がっている前提で見る

  • 最低値が切り上がっている

  • その上で平均値も上がっている

これは
地盤と巡航高度が同時に上がっている状態

本物の成長です。


② 「今の季節」を知るために使う

アルゴリズムの変化
検索流入全体の空気感

平均値は、
「今はこういう季節なんだな」と把握するための温度計。

ただし、
👉 自分の価値は測らない。


5. 数字には、正しい序列がある

ブログ運営を苦行にしないために、
この順番だけは守ってください。

1️⃣ 最低値:実力・信用・地盤
2️⃣ 平均値:巡航高度・環境
3️⃣ 最高値:花火・事故・記念写真

この順番を逆にすると、
ブログは一気にしんどくなります。


6. 店舗経営で考えると、もっと分かりやすい

  • 最低値:雨の日でも来る常連

  • 平均値:平日と休日をならした客数

  • 最高値:テレビ紹介の日

賢い経営者が見るのは、ただ一つ。

「最低値が赤字を割っていないか」

ブログも、全く同じです。


7. 【実践】数字に飲み込まれない3分ワーク

管理画面を開いたら、
この3つだけ確認してください。

  • 最高値 → 記念写真

  • 平均値 → 今の季節

  • 最低値 → 今の実力

そして最後に、自分に一言だけ。

「この最低値を、1PV上げるなら、何を書く?」

答えは、いつもここにあります。


最後に

平均値が上がっても、浮かれなくていい。
下がっても、落ち込まなくていい。

見るべきは、
明日も残る数字かどうか

グラフの山を見て喜ぶのは初心者。
谷が静かに底上げされているのを見て、
一人でニヤリとする。

それが、
長く勝ち続けるブログ運営者です。

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