英語で「〜について」と言いたい時、とりあえず about を使っていませんか?
もちろん、それで大丈夫です。むしろ自然です。
でも、英語を聞いていると、ネイティブは意外と on もよく使っています。
しかもこの on、ただの言い換えではありません。
使うと、英語にちょっとした
「テーマ感」や「専門感」 が出るんです。
■ about は「その方向を見る」
例えば、誰かと雑談している場面。
We talked about cleaning tools.
(清掃道具について話した)
これは普通に自然です。
道具という“話題”に向かって話している感じですね。
about は、対象に矢印が向いているイメージです。
■ on は「そのテーマの上に乗る」
では、こんな場面はどうでしょう。
清掃の仕事をしていると、時々お客様からこんな相談を受けます。
「キッチンの白い天板が、なぜか黄色く変色してしまって…落ちますか?」
その時、スタッフ同士で原因や素材について話し合うことがあります。
そんな場面では、about より on がしっくり来ます。
We had a discussion on yellow stains on kitchen counters.
ただ雑談しているというより、
“ひとつのテーマを囲んで話している感じ” が出ませんか?
■ 実際、こういう時に on がよく出ます
- advice on 〜
(〜についてのアドバイス) - a book on 〜
(〜をテーマにした本) - a video on 〜
(〜について解説した動画)
例えば:
I watched a video on floor cleaning.
これは単なる「床清掃の話」ではなく、
“床清掃というテーマを扱った内容”という感じになります。
■ about は雑談、on はテーマ感
イメージで言うと、
- about
→ 「その方向を見る」 - on
→ 「テーブルに資料を広げて、そのテーマを扱う」
そんな違いがあります。
だから、現場で情報共有する時や、少し専門的な話になる時は on がよく似合います。
■ 現場では「落ちない」こともある
ちなみに、キッチン天板の黄色い変色。
洗剤で落ちそうに見えても、実は素材自体が変色しているケースがあります。
つまり「汚れ」ではなく、
経年変化そのものなんですね。
だから現場では、
We talked about the stain.
よりも
We had a discussion on possible discoloration of the material.
みたいな言い方の方が、プロっぽい空気が出ます。
“問題をテーマとして扱っている感覚”ですね。
■ 今日から使える例文5選
- He gave me advice on floor cleaning.
(床清掃についてアドバイスしてくれた) - I watched a video on English pronunciation.
(英語の発音についての動画を見た) - We had a discussion on customer service.
(接客について話し合った) - She wrote a book on Japanese culture.
(日本文化についての本を書いた) - The staff shared tips on removing stains.
(スタッフ同士でシミ抜きのコツを共有した)
■ ワンポイント改善アドバイス
最後にひとつだけ。
初心者がかなりやりがちなのがこれです。
❌ We discussed about the problem.
実は discuss 自体に「〜について話し合う」が入っているので、about は不要です。
自然なのはこちら。
✅ We discussed the problem.
✅ We had a discussion on the problem.
特に discussion on は、
「テーマとして扱っている感じ」がよく出ます。
■ 最後に
about は便利です。
でも、ずっと about だけだと、英語が少し平らになりがちです。
そんな時は、on を使ってみてください。
ただ「〜について」ではなく、
“そのテーマにちゃんと向き合っている感じ” が出せるようになります。
たった二文字ですが、英語の景色が少し変わりますよ。

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