「準備OK」だけはワンパタ!ネイティブは「気持ち」で使う”ready”の真髄」

私自身、長年「ready」は「準備完了」という意味でだけ使っていました。

しかし、ネイティブの「I’m ready for a nap(昼寝がしたい)」というフレーズを聞いたとき、初めて気づいたんです。

「ready」は物理的な準備だけではなく、**「欲求」「感情」**を表すのだと。

日本人が「準備OK」だけで使いがちな “ready” の固定概念を壊さない限り、自分の英会話はどこかマンネリで、感情のない表現のままになってしまうでしょう。

英会話の落とし穴:和製英語「マンネリ」は英語で通じない?

この記事は、かつての私のように “ready” を単純な単語だと見過ごしてきたかもしれない方のために今一度、ネイティブに近づく助けのために書きました。

さあ、一緒に「ready」の奥深い世界を覗いて、英会話を別次元へ引き上げましょう!

 

 勘違いを解消!あなたの「Ready」はここで止まっていませんか?

 

私たちが学校で習う「ready」って、だいたいこんな使い方ですよね。

  • 物理的な準備完了:「Dinner is ready!(ご飯ができたよ!)」
  • 行動の準備完了:「I’m ready to go now.(もう出発できるよ。)」

もちろん、これは大正解。

でも、こればっかり使っていると、「会話が硬い」「なんだか無機質に聞こえる」原因になっちゃうんです。

なぜなら、ネイティブが「ready」を使うとき、実は目に見えない「心の状態」や「意図」を伝えていることが多いから!

次の3つのコアニュアンスを理解すれば、「準備ロボット」(単調)は卒業です!

 

【真髄】「気持ち」を伝える3つのコアニュアンス

ここからが実践編です。

ネイティブが「ready」に込めている、心のシグナルを見ていきましょう。

ワンランク上の会話をするために、この3つはマストです!

 

コアニュアンス1: ポジティブな「意欲」と「心構え」

 

ready」は、「喜んで〜する!」「前向きに受け入れる覚悟がある!」という、**Willingness(積極的な意欲)**をバシッと表現できます。

単なる準備ではなく、「やる気マンマン!」というニュアンスです。

使い方 ニュアンス 例文
Ready to face… (困難を)真正面から受け止める覚悟がある。 I made a mistake, but I’m ready to face the music. (失敗したけど、報いを受ける覚悟はできてるよ。)
Ready to move on. 過去を乗り越えて次に進む準備ができた。 It took time, but now I’m ready to move on to the next stage of my life. (時間はかかったけど、人生の次へ進む準備ができた。)

→ これを使えば、「willing(〜する気がある)」よりも、「さあ、いくぞ!」という前向きな勢いがグッと伝わります。

 

コアニュアンス2: 強い「欲求」と「切望」

 

「I want…」を使わずに、「これ、超欲しい〜!」「もう待ちきれない!」という欲求を、とっても自然に伝えることができます。

特に疲れているときや、楽しみにしていることに対してよく使いますね。

使い方 ニュアンス 例文
Ready for N 今すぐ〇〇がほしい、〇〇を切望している I’ve had a long week. I’m ready for a big pizza! (長い一週間だった。デカいピザが食べたいよ!)
Ready for bed. もう限界!早く寝たい It’s past midnight. I’m so ready for bed! (もう夜中だよ。早く寝たい!)

→ 「I want a break.」と言うより、「I’m ready for a break!」の方が、疲労と同時に「期待感」も伝わる、生きた英語なんです。

 

コアニュアンス3: 差し迫った「寸前」の状態

 

人や物が、「今にも〜しそうだ!」という、緊迫感や劇的な状況を表現するときにも使われます。

特に、ネガティブな状況で使われることが多い表現。

使い方 ニュアンス 例文
Ready to cry/explode. 感情が爆発寸前だ。 She didn’t win the award and looked ready to cry. (彼女は賞を取れず、今にも泣き出しそうだった。)
Ready to collapse. (物が)崩壊寸前。(人が)倒れそう。 That old bridge looks ready to collapse at any moment. (あの古い橋は今にも崩れ落ちそうだ。)

 

3. 会話力を高める!「Ready」の応用フレーズ

 

最後に、ネイティブが会話をスムーズに進めるために使う「ready」の慣用句を覚えて、即座に実践力をアップさせましょう!

応用フレーズ 意味 例文
I’m ready when you are. (相手に)「あなたの準備ができたら、いつでも始められるよ」 You take your time. I’m ready when you are to discuss the proposal. (時間をかけていいよ。提案の議論は、あなたの準備ができたらいつでも大丈夫。)
Good to go **準備完了!**問題なく出発・開始できる。 The car is fixed, and the paperwork is done. We are good to go! (車は直ったし、書類も済んだ。いつでも出発できるぞ!)
At the ready すぐに使えるように手元に置いてある。 We should keep our notes at the ready before the client meeting. (クライアントとの会議の前に、メモをすぐに使えるよう用意しておくべきだ。)

 

まとめ:あなたの英語に「気持ち」を込めよう

 

ready」は、単なる形容詞ではありません。

自分の積極的な意欲切実な欲求、そして緊迫した心の状態を伝える、強力なツール。

今日から「I’m ready to go.」だけでなく、ぜひ「I’m ready for a challenge!(新しい挑戦が楽しみ!)」のように、あなたの**「気持ち」**を込めて「ready」を使ってみましょう。

きっとあなたの英会話は、もっと生き生きとしたものに変わるはずですよ!

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