誰もが知っているカタカナ語、「モニター」。
私は最近、翻訳アプリでこの言葉の音声を聞いて、大きな衝撃を受けました。
聞こえてきたのは「モニター」ではなく、「マーネター」という、まるで別言語のような音。
一瞬、「聞き間違いかな?」と思いましたが、何度聞いても、それは私が知る日本語の「モニター」とはかけ離れていました。
なぜ、こんな違いが生まれるのか?
このたった一つの単語の壁をきっかけに、私は英語学習における「和製英語の発音の罠」の深さを痛感。
私たちが普段「通じる」と思っているカタカナ発音が、いかにネイティブの発音やリスニングの妨げになっているか…
今日は、その衝撃の体験と、この**「ヤバすぎる発音の壁」**を乗り越えるための気づきをシェアしたいと思います。
もしあなたが「カタカナ英語」から抜け出せずにいるなら、きっとこの記事がそのヒントになるはずです。
※このような学びを毎日投稿しています。昨日はこんなことも投稿しました。よかったら是非。
【目からウロコ】英語の「question」は「質問」だけじゃなかった!「論外だ」に隠された真の意味」
では本題。
1. 衝撃の分析:日本語 vs 英語の「モニター」
最初にお伝えした通り、私がショックを受けたのは「モニター」という単語。
私たちが知る日本語の**「モ・ニ・タ・ー」**という発音と、翻訳アプリが発した「マーネター」(または「マーネラー」)という音を、具体的に分解してみましょう。
結論から言うと、この単語には、日本語と英語の間で発音のルールが大きく異なる3つのポイントが詰まっていました。
- 最初の音: 日本語は「モー」と伸ばしますが、英語の “mo” は口を丸めず、アに近い短くて強い音(マー)になります。
- 真ん中の音: 日本語は「ター」とハッキリ発音しますが、英語の “t” は、アメリカ英語だと日本語のラ行に近い弱い音(ラまたはダ)に変化します。
- リズムと強弱: 日本語は一つ一つ均等に発音しますが、英語は最初の “mo” に強さ(ストレス)があり、残りの音は弱くなります。
つまり、私たちが慣れ親しんだ「モニター」は、英語圏の人からすると、強弱のない別物として聞こえてしまっていたのです。
2. 問題の核心:「カタカナの呪い」とは?
この「モニター」の事例は、和製英語が英語学習を邪魔する構造を完璧に示しています。これは、私が勝手に**「カタカナの呪い」**と呼んでいるものです。
私たちは、知っているカタカナ語があると、「もうこの単語は覚えた!」と満足してしまい、正しい英語の音を学ぶ機会を自ら手放してしまいます。
その結果、以下のような悪循環に陥ってしまうのです。
- 【発音の壁】 日本語の音で発音しようとするため、ネイティブに全く通じない。
- 【リスニングの壁】 自分が発音できない音(マーネターのような音)は、聞き取ることもできない。「英語が速く聞こえる」と感じるのは、多くの場合、知っているはずの単語を自分の知っている音と脳が結びつけられないことが原因です。
実際、このモニターの件で、私は「自分が通じると思っていた英語の音が、実はただの日本語の方言に過ぎなかった」という事実に気づき、大きなショックを受けました。
3. 今後の対策:呪いを解くための「たった一つの習慣」
では、この「カタカナの呪い」を解き、**「通じる英語」**を身につけるにはどうすれば良いのでしょうか?
結論はシンプルです。それは、「知っているカタカナ語でも、必ず『音』から学び直す」というたった一つの習慣を徹底することです。
- 文字を見ない: 最初は単語のスペルを見ず、翻訳アプリや辞書の音声だけを聞いて、聞こえた音をそのまま真似る練習をします。
- 発音記号を頼りにする: カタカナでなく、発音記号を見て、口の形や舌の位置が日本語とどう違うのかを意識します。
- 和製英語は別の言葉と認識する: 「モニター(日本語)」と「マーネター(英語)」は、用途が似ているだけの全く別の言葉として頭の中で切り分けてください。
この小さな意識の変化だけで、リスニング時に単語が「自分の知っている音」としてスムーズに認識されるようになり、上達スピードは間違いなく上がります。
とにかく音から学ぶ… 和製英語は捨てる… これが本当の英語スキルアップの近道。
私がこの体験で気づけたように、あなたの英語学習も、この「発音の壁」を壊す一歩から劇的に変化し始めるはずです。
音声優先トレーニングで得られる3つの成果
和製英語から離れて「聞こえた音をそのまま真似る」トレーニング(リピーティングやシャドーイング)を意識的に続けてみましょう。
この単純な訓練が、あなたの英語学習全体に劇的な変化をもたらします。
得られる成果は、主に以下の3点です。
1. リスニング力の劇的な向上
「モニター」の例のように、私たちが知っているカタカナの音と、英語の実際の音には大きなズレがあります。自分がその音を正確に発音できるようになると、脳がその音を英語として認識できるようになります。
- 成果の詳細: ネイティブが話すスピードやリズムについていけるようになります。「単語一つ一つは聞き取れるのに、文になると分からない」という壁が崩壊します。なぜなら、あなたが**「マーネター」と発音できるようになった瞬間、リスニング時にその音が聞こえてきても、脳がスムーズに“monitor”という単語に結びつけられるようになるからです。「聞き取れない音は、発音できない音」**という原則を体感できるようになります。
2. スピーキングの「通じる度」の向上
音声のみを真似ることで、日本語にはない英語特有のルールを自然と身につけられます。これは、単に単語の音だけでなく、文章全体を話すときに非常に重要です。
- 成果の詳細: 英語の強弱(ストレス)やイントネーションが自然と身につきます。例えば、日本語のように「アイ・ハブ・ア・ペン」と均等なリズムで話すのではなく、「I have a pen」のように強弱をつけて話す癖がつきます。これにより、単語一つ一つの発音が少々不正確でも、リズムが正しいだけで、ネイティブにとって格段に聞き取りやすい話し方になります。単なる発音だけでなく、英語のリズムで話せるようになることが、通じるスピーキングへの鍵です。
リズムとイントネーションが大事。
3. 単語記憶の定着と理解の深化
「音」と「意味」を直接結びつけることで、文字(スペル)だけで覚えるよりも、記憶が強固になり、語彙力が深まります。
- 成果の詳細: カタカナを経由しないため、「新しい音」として単語を覚えることになり、記憶が上書きされにくい(忘れにくい)状態になります。さらに、英語の単語が持つ本来のニュアンスや口調が音と一緒に記憶されるため、その単語をいつ、どのように使うべきかという理解も深まります。ただの知識ではなく、「使える語彙」として定着するスピードが加速するのです。
ただの知識ではなく、使える語彙! 会話とはそういうもんですね
【結論】
音声優先のトレーニングは、カタカナの壁を打ち破り、リスニング、スピーキング、語彙力のすべてを底上げする、まさに一石三鳥の学習法です。
ぜひ、この「マーネター」の気づきをきっかけに、正しい音を体に叩き込む習慣を始めてみましょう。
今回の英語学習レポートは以上です。
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