築50年団地のナゾ鍵問題解決!1,200円マルチキーで水道メーターボックスが嘘みたいに開いた話

築50年かそれ以上の団地にお住まいの方、または古いアパートにお住まいの方へ。

突然、水道メーターボックス給湯器の点検扉が開かなくなって困った経験はありませんか?

私の団地の扉は、7年間の入居中、ずっと壊れていてしばらく自由に開け閉めできていました。

ところが、数年前の塗装工事を境に、突如として「棒状の鍵」がないと開かない状態に!

先日、微妙な水漏れに気づき、「このままでは緊急時に元栓を閉められない!」と焦りました。

ネットで調べても「棒鍵」は一般には売っておらず、絶望しかけたとき、ホームセンターで偶然見つけたたった1,200円の『ある工具』が、この難問を嘘みたいに解決してくれました。

さらに、仕事場でいつも管理者に借りていたあの鍵穴まで開けることができたのです!

本記事では、団地住まいの皆さんが知っておくべき、緊急時の水道トラブル対策と、そのマルチな解決策を包み隠さずご紹介します!


1. 「開閉自由の扉」だったはずが、ある日突然ロックされた恐怖

 

私の住んでいる団地は築50年以上。

入居した7年前から、この水道メーターボックスの扉は鍵が壊れており、引っ張ればそのまま開く状態でした。

私にとってそれは好都合でした。

パッキン交換などのちょっとしたメンテナンスも、いつでも自分で簡単にできたからです。

ところが、2年前に団地全体の大規模な塗装工事が入りました。

その工事が終わった後、何気なく扉を開けようとしたところ、ギチッと固い抵抗が!なんと、扉に取り付けられている棒状のシリンダー錠が完全に直され、正規の鍵がないと開かない状態になっていたのです。

この時点では特に困らなかったのですが、先日、パタパタという微妙な水漏れの音に気づき、青ざめました。

水漏れを止めるには、メーターボックスの中にある元栓(止水栓)をすぐに閉めなければいけません。

この扉が鍵でロックされているということは――緊急時に大規模な水道トラブルが発生した場合、たちまち水浸しになってしまうという、恐ろしい事態に直面していることを意味しました。

2. 「棒鍵」はどこにも売っていない!絶望とドライバーでの試行錯誤

 

すぐに団地の管理会社に電話すれば済む話ではありますが、「すぐに!」閉めたい時に電話がつながらなかったら?

そう考えると、自力で開錠する方法を見つけなければ、と強く思いました。

扉の鍵穴は、ネットで調べたところ、どうやら「棒鍵(さしこみ鍵)」や「円筒錠の鍵」と呼ばれる旧型の鍵を使うタイプだと分かりました。

早速、近所のホームセンターへ行きましたが、予想通り、現在の主流であるディンプルキーやギザギザの鍵の合鍵コーナーには、棒状の鍵の取り扱いはありません。

絶望しました。

藁にもすがる思いで、細いドライバーを2本鍵穴に突っ込んでみましたが、やはり扉はびくともしませんでした。

無理にこじ開ければ、扉や錠前自体を壊してしまい、かえって修理費用が高くつくリスクがある。どうしたものか…。

3. 救世主はホームセンターの工具コーナーにいた!「BMK-4」との出会い

 

途方に暮れてホームセンターの工具コーナーをぶらぶら歩いていたとき、ある製品に目が留まりました。

それは、ジェフコム(JEFCOM)というメーカーの「盤用マルチキー BMK-4」です。

電気設備などの「配電盤」「分電盤」といった、業者が点検に使う扉を開けるための工具だと説明書きにあります。

「これって、うちのメーターボックスの鍵穴に形が似ているのでは…?」

鍵穴をよく見ると、十字の溝やマイナス溝の他に、三角や四角の鍵穴に対応するためのパーツが付いており、様々な形状の鍵が一つにまとまっています

まさに、古い団地の「設備点検扉」で使われる鍵穴に対応した共通規格のキーに見えました。

価格は1,200円ほど。これで解決するなら安いものだ!と、すぐに購入しました。

4. 嘘みたいにあっさり開錠!水道メーターボックス救出作戦成功

 

自宅に戻り、すぐさま水道メーターボックスの扉に向かいました。

ドキドキしながら、BMK-4の十字型の鍵先を鍵穴に差し込みました。

奥までカチッと入ったことを確認し、ゆっくりと鍵を回してみると――。

カチリ。

嘘みたいに、あっさりと扉のロックが解除されました。

7年間壊れていたはずが、突如としてロックされてしまった「開かずの扉」が、たった1,200円の工具で開いたのです!

この瞬間の感動と安堵感は、言葉では言い表せません。

すぐに扉を開け、水道の元栓の位置を確認。これで万一の時も、すぐに水を止めることができるようになりました。

5. 【驚きの応用編】仕事場で借りていた「あの鍵」も開いた!

 

さらに驚いたのは、その日の仕事中での出来事です。

私の仕事場には、電源コンセントが隠されている設備の点検扉があります。

ここを開けるには、いつもわざわざ管理者に「碇のような形をした正規の鍵」を借りなければいけませんでした。

試しに、カバンに入れておいたBMK-4の別の鍵先(四角型や三角型)を使ってみたところ……これもカチリと、簡単に開いてしまったのです!

正規の鍵は、一見特殊な形をしていましたが、これもまた「配電盤や設備の共通規格」に基づいたものであり、BMK-4というマルチキーの汎用性が、その共通規格を見事にカバーしていたわけです。

これで、団地の水漏れ対策だけでなく、仕事場での緊急時の対応も一気にスムーズになりました。

6. まとめ:団地住まいにこそ「盤用マルチキー」を常備せよ!

 

今回の経験で痛感したのは、古い団地やアパートでは、設備点検用の鍵が独自の鍵ではなく、特定の共通規格に基づいている場合が多いということです。

正規の鍵(棒鍵など)は一般には手に入りませんが、このジェフコムの盤用マルチキー BMK-4のような工具は、正当な業務用工具としてホームセンターなどで販売されています。

おすすめポイント 理由
緊急時の水道トラブル対策 水漏れ時にすぐに元栓を閉めるための最強ツール。
メンテナンスの容易さ パッキン交換など、小さなメンテを業者に頼まず自分でできる。
優れた汎用性 団地や古い建物の「点検扉」や「配電盤」など、複数の鍵穴に対応。

【重要なお願いと注意点】

  • 鍵のことでお困りの場合、まずは管理者に連絡するのが第一優先です。

  • このマルチキーは、玄関扉などの防犯性が高い鍵を開けるためのものではありません。あくまで、水道・電気などの設備の点検用扉に使用する共通規格の鍵に対応する工具です。

築年数が古い建物にお住まいの方は、水漏れという重大なトラブルを未然に防ぎ、迅速に対応するためにも、1,200円の「盤用マルチキー BMK-4」をぜひ一つ常備することをおすすめします!

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