ハウスクリーニングの現場あるある、「まさかの排水詰まり」。
今日の現場はワンルームマンションのキッチンでした。
シンクに水を流すと、みるみるうちに水が溜まってくるではありませんか…。「これは厄介だぞ…」と、正直焦りました。
排水キャップの裏や見える配管部分は、発酵したドロドロの汚れでびっしり。ここは洗剤とブラシで簡単にピカピカにできましたが、根本的な問題は、その奥!
水を流すと15秒ほどでシンクに水が逆流してきて、使い物にならない状態でした。
「業者を呼ばないとダメかな?」と一瞬頭をよぎりましたが、まずは自分でできることを試してみることに。
そして、たった一つの「意外なツール」で、詰まりは一瞬で解消!
今回は、私が現場で経験した、プロでも驚くほど簡単な排水詰まり解消法をご紹介します。
道具箱に「アレ」を入れておくだけで、もう排水詰まりに悩まされることはありませんよ!
💡 詰まりの予兆:キャップの裏の汚れをチェック!
まず確認したのは、排水口のキャップと見える範囲の配管。案の定、ヘドロのように発酵した汚れがぎっしり付着していました。
この汚れがひどいと、流れを悪くする原因の一つになります。
私はこれをブラシと洗剤で徹底的に清掃。
しかし、これで終わりではありませんでした。綺麗にしても15秒で水が溜まってくる…ということは、配管の奥で何かが堰き止めている証拠です。
完全に詰まっていないものの、流れる量が極端に少ない状態でした。
💡 解決の切り札!「梵天(ぼんてん)」の出番
そこで登場したのが、私のツールボックスに忍ばせてある「梵天(ぼんてん)」です。別名「ラバーカップ」や「スッポン」とも呼ばれる、トイレの詰まりに使うアレです。
「え、トイレ用をキッチンに?」と思うかもしれませんが、これが本当に優秀なんです!
【詰まり解消のカンタン手順】
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準備: 排水口のゴミ受けを外し、ビニール袋やラップで周囲を密閉するように覆います。こうすることで、より強い吸引力が生まれます。
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水を溜める: シンクに水がヒタヒタになる程度(梵天のラバー部分が完全に水に浸るくらい)まで溜めます。
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吸引!: 梵天のラバー部分を排水口にしっかりと押し当て、一気に**ガボッ!**と引き抜きます。

結果は、なんと一回でゴボゴボという音と共に詰まりが解消!
水を大量に流しても、勢いよく吸い込まれていくシンクを見て、思わずガッツポーズでした。
最初の「どうしよう」という焦りはどこへやら。素人でも、力もいらず、わずか数分で解決できる作業でした。
💡 解決しない場合は?次のステップ
もし梵天で解決しなかった場合は、次のステップを試しましょう。
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【Step 2】パイプクリーナー: 油や髪の毛など、水に溶けやすい有機物が原因の場合は効果的です。時間をかけて浸透させましょう。
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【Step 3】高圧洗浄機(プロ向け): クリーナーでも溶けない固形物や、配管奥の頑固な汚れには、強力な水圧で洗い流す方法が有効です。
4. まとめ(読者への提言とアクションを促す)
キッチンの排水詰まりは、生活の質を大きく下げる大問題です。
今回、現場で感じたのは、「配管が詰まっていても、まずは自分で簡単な方法を試してみるべき」ということ。
高価な専用ツールは不要です。
皆さんのご家庭でも、もしもの時のために「梵天(ラバーカップ)」を一つツールボックスに常備しておくことを強くおすすめします。
複雑な作業は一切なし。溜めて、押し込んで、一気に引く!これだけで、あっという間に水の流れを取り戻せますよ。
【今回の教訓】
排水詰まりの第一選択肢は、パイプクリーナーより「梵天」で物理的に詰まりを引き抜くこと!
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