ベランダ清掃の裏ワザ!築30年・マット下の「ヘドロ汚れ」を20分で撃退する方法

衝撃的なビフォーアフターをご覧ください!

 

こちらは築30年の賃貸物件のベランダ。

長期間、床一面にマットが敷かれていたため、マットを撤去した後に現れたのは、床の緑色が全く見えないほどの、ヘドロ状に固まった黒い汚れでした。

通常のベランダ掃除であればデッキブラシとホースで済むこともありますが、このザラザラした硬い床に深くこびりついた汚れは、生半可な方法では落ちません。

通常なら1時間以上かかる清掃ですが、私たちプロは「水を使う順番」「ダイソーの意外なアイテム」を駆使して、この手強い汚れをたった20分でここまで綺麗にしました。

頑固なベランダ汚れに悩むあなたにとって、きっと強力な味方になるはずです!

プロが行う、時短・エコ・超強力な清掃手順をステップごとにご紹介します。

🧹 ステップ(1):水は厳禁!スクレーパーで物理的に削ぎ取る

 

「焦るな、水をかけるな!」まずは内装用スクレーパーで大まかな汚れを徹底除去

 

「汚れにはまず水をかけなきゃ」と思いがちですが、今回のベランダ清掃では、最初に水をかけるのは厳禁です。

ヘドロのような頑固な汚れは、水で濡らすとべたつきが増し、かえって床に密着して作業性が悪化します。

そこで私たちが最初に行ったのは、乾燥したままの状態で物理的に汚れを剥がす作業です。

【プロの裏ワザアイテム】15cmほどのプラスチック製スクレーパー

 

内装業者が使うような15cmほどのプラスチック製スクレーパーを用意します。

金属製だと床材を傷つけるリスクがあるため、床材に優しいプラスチック製を使うのがポイントです。

これを床にこびりついた汚れに軽く押し当て、全面をさするように削っていきます。すると、ヘドロのように固まっていた汚れの層が面白いように剥がれ、一箇所に集まりました。

この工程で、洗剤も水も使わず、汚れ全体の約6〜7割は除去できました。

この下処理を行うことで、後の洗剤の効果が格段に上がります。


🛒 ステップ(2):ダイソーの救世主!回転こすりで床の顔色を取り戻す

 

ダイソーの「焦げ取りスポンジ」が最強!水の力で摩擦洗浄

 

スクレーパーで大まかな汚れを撤去したら、ようやくホースで水を使います。

表面に浮いているだけの粉状の汚れや、剥がれたカスをしっかりと流し切ってください。

次が今回の時短術の大きなポイントです。

デッキブラシに持ち替える前に、ダイソーに売っている「焦げ取りスポンジ」を使います。

【なぜ焦げ取りスポンジ?】

 

ベランダの床材(特に古いもの)はザラザラと硬く、デッキブラシの毛先では汚れの粒子に力が分散してしまいがちです。

一方で、焦げ取りスポンジ(または硬めのメラミンスポンジ)は、適度な硬さと研磨力を持っており、このザラザラした床材に対し、面で捉えて汚れを強力にかき出すことができます。

水を流しながら、焦げ取りスポンジを軽く回転させるようにこすります

一方向に力をかけるのではなく、円を描くように動かすことで、様々な角度から汚れの粒子を引っ掛けて剥離させるのがコツです。

この摩擦洗浄を続けると、徐々に床材本来の鮮やかな緑色が姿を現し始めます。

しかし、それでもまだスッキリしない、黒いシミのようなものが残っている状態。ここで、プロの切り札を投入します。


🧪 ステップ(3):最後の決め手!強アルカリ洗剤で残りの油分・有機物を徹底分解

 

【ハウスクリーニングの極意】洗剤を最初に使用しない3つの理由

 

ステップ(2)までで、砂やホコリ、物理的に削り取れる汚れは取り切りました。

最後に残っているのは、排気ガスの油分、カビ、苔などの「化学的な力で分解すべき頑固な有機物汚れ」です。

ここで強アルカリ洗剤を登場させます。

  1. 洗剤をベランダの床全体にムラなく噴霧し、数分間汚れに浸透するまで放置します。

  2. 放置後、ステップ(2)と同じように焦げ取りスポンジを回転させるように使い、水で流し切ります。

  3. この工程で、残っていた油分や有機物が分解され、洗い流されます。


なぜ洗剤を最後に使うのか?プロの視点

 

この手順を踏むことで、たった20分という時短と、洗剤の使用量カットというエコを両立できます。

洗剤を最初に使わなかったのには明確な理由があります。

  • 1. 効きが悪い・洗剤の浪費: 汚れが分厚くへばりついた状態では、洗剤が汚れの内部まで浸透しにくく、表面だけで反応が終わってしまいます。

  • 2. エコ・節約: 洗剤なしで落とせる物理的な汚れを先に除去することで、本当に洗剤の力が必要な油汚れやカビ・ヘドロの有機物汚れにピンポイントで効かせられ、洗剤の無駄遣いを防げます。

  • 3. 作業効率: 最初に水を使って物理的な除去の作業性を落とさないため。

この手順で取れる汚れはすべて取り切りました。

上から見るとマットの跡はわかりますが、ヘドロ状の黒い汚れは一掃され、築30年のベランダとは思えないほどスッキリしました。


⚠️ 安全上のご注意

 

強アルカリ洗剤を使用する際は、手袋保護メガネの着用は必須です。

また、しっかりと換気を行い、皮膚や目を保護しながら作業してください。


✅ まとめ:時短とエコを両立するプロの技術

 

今回の清掃術は、一見手間がかかるように見えますが、物理除去 水と摩擦 化学洗剤、という汚れの性質に合わせた効率的な手順を踏むことで、トータルでわずか20分というスピード清掃が実現しました。

ベランダの頑固な汚れにお困りの際は、ぜひこの「洗剤を最後に使う」プロの裏ワザを試してみてください。

「焦げ取りスポンジ」を片手に、あなたのベランダの「顔色」を取り戻しましょう!

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