英会話で言葉に詰まってしまい、「Um…」や「えーっと…」で会話が途切れてしまう経験はありませんか?
流暢な会話とは、単に話すスピードが速いことではありません。むしろ、言葉を探す時間を隠し、会話の流れを自然に保つ「間(ま)」の作り方がカギを握ります。
この記事では、あなたが次のフレーズを探す時間稼ぎができ、かつネイティブのように自然な会話を生み出す【沈黙を埋めるクッション&転換フレーズ5選】をご紹介します。
これをマスターすれば、あなたの英会話は途切れることなくスムーズに流れるようになります!
💡 1. 思考を整える「時間稼ぎ」フレーズ
質問された時や、複雑な意見を求められた時、即座に答えようと焦る必要はありません。
これらのフレーズを使って、落ち着いて考える時間を作りましょう。
① That’s a good question. (それは良い質問ですね。)
このフレーズは、単なる時間稼ぎではありません。相手の質問の価値を認めつつ、回答を考えるための時間を得る、一石二鳥の優秀なフレーズです。
例えば、誰かに「What are the three most effective things you did to learn English?(英語学習で最も効果的だった3つのことは何ですか?)」と聞かれたら、即座に「That’s a good question. Let me see… I think daily listening, shadowing, and flashcards.」と返すことができます。
また、モチベーションのような深いテーマについて「Do you think it’s possible to maintain your motivation over several years of study?(何年にもわたる学習でモチベーションを維持することは可能だと思いますか?)」と問われた際も、「That’s a good question. It definitely requires self-discipline, and finding a supportive community is key.」というように、熟考している姿勢を示せます。
② To be honest, … (正直に言うと、… / 正直なところ、…)
本音を切り出す前の「前置き」として使います。会話に一瞬の間を作りつつ、話す内容に重みと信頼性を加える効果があります。
映画の感想を聞かれた時、「Did you enjoy the movie last night?」に対して、「To be honest, I fell asleep halfway through.」と正直に伝えることができます。
また、自身の準備状況について「Are you confident about the presentation tomorrow?(明日のプレゼンテーションに自信はありますか?)」と聞かれた場合でも、「To be honest, I still feel like I need another hour to practice the opening.」と、正直かつ丁寧に状況を説明する際に役立ちます。
🔄 2. 会話をスムーズに「つなぐ」転換フレーズ
話の方向を変えたい時や、前の話題に引っ張られて新しい話題を出す時、これらのフレーズを使うと「切り替えが上手な人」という印象を与えられます。
③ Speaking of [Topic], … (〜といえば、… / 〜の話題で言うと、…)
直前の会話で出てきたキーワードを使って、関連する別の話に自然に移行する時に使います。
例えば、友人が「I need to find a new study café this week.(今週、新しい勉強用のカフェを見つけないと)」と言った後すぐに、「Speaking of study cafés, have you seen the new one near the station?」と新しい話題を自然に提供できます。
また、「I finally finished reading the new novel by that famous author.(あの有名作家の新しい小説をようやく読み終えました)」という話題から、「Speaking of books, have you read anything good lately?」と、読書という大きなトピックに話を広げる際にも有効です。
④ Generally speaking, … (一般的に言って、… / 大抵の場合、…)
個人的な意見ではなく、「一般的な傾向」を語る時の枕詞です。このフレーズ自体が1秒ほどの「間」を作り、話の導入をスムーズにします。
文化的な傾向について、「Are English people generally friendly to tourists?(イギリスの人は一般的に観光客に親切ですか?)」と聞かれた場合、「Generally speaking, yes, especially if you try to speak a little English.」と、一般的な見解を伝えます。
仕事の状況などについて「Do you think people prefer in-person meetings over virtual ones?(人々はバーチャル会議より対面会議の方を好むと思いますか?)」と聞かれた場合も、「Generally speaking, people prefer the efficiency of virtual meetings, but in-person is better for building rapport.」のように、柔軟な視点を提供する際に使えます。
⑤ In other words, … (言い換えれば、… / つまり、…)
「相手に話の要点が伝わっているか不安な時」や、「話が長くなったので要約したい時」に使うと、理解を深める助けになります。
複雑な指示があった際、「So, we need to upload the materials before midnight on Friday here.(ここでの金曜日の深夜までに資料をアップロードする必要があります)」という内容を復唱する際、「In other words, if we miss Friday, we can’t upload until Monday, right?」と確認できます。
また、長々とした説明があった後に、「To solve the core problem, we must first address the team’s low morale… before implementing new software.(中核となる問題を解決するには、新しいソフトウェアを導入する前に、まずチームの士気の低さに…対処しなければなりません)」といった内容を、「In other words, we need to fix the people problem before we fix the technology problem.」と簡潔に要約し直すことで、話のポイントを明確にできます。
🚀 中級学習者へ:さらに一歩踏み込むための応用術
基本のクッションフレーズをマスターした中級者の皆さんは、さらに表現を豊かにし、会話を洗練させる応用を学びましょう。
1. 語彙のアップグレード:より洗練された表現へ
単純な言葉を、よりフォーマル(会議など)や、より感情豊かな場面で使える言葉に置き換えてみましょう。
2. クッションフレーズに深みを加える
単に「That’s a good question.」で終わらせず、その後に続く表現を工夫しましょう。
このように、クッションフレーズの後に少しアカデミックな語彙(例: feasible, outweigh, essential)を混ぜることで、あなたの英語は一気に説得力と専門性を増します。
💡 まとめ:今日から始める瞬発力強化トレーニング
これらのフレーズは、頭で覚えるのではなく、口が勝手に動くように練習することが大切です。
今日から、日本語での会話でも、言葉に詰まった時に「えーっと」と言う代わりに、「To be honest…」や「That’s a good question…」と英語で言ってみる練習を始めましょう。
この小さな習慣が、あなたの英会話の「途切れない流暢さ」を劇的に高めてくれます!
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