🛁 【プロが解説】お風呂の排水詰まり、逆流しても諦めない!ラバーカップで直せる「完全詰まり」ではないサインと解消術

「シャワーを浴びるだけで、汚水が逆流してくる…」

お風呂の排水の流れが悪くなり、バスタブにお湯を張ることを諦めていませんか?

実際、「完全に詰まってしまった」と感じて高額な業者を呼ぶ方も多いですが、ちょっと待ってください!

実は、「完全には詰まっていない、軽い詰まり」であれば、あなた自身であるアイテムを使って簡単に解消できる可能性が高いのです。

今回は、私がワンルームマンションで経験した、排水詰まりの事例をご紹介します。高圧洗浄機を使わず、たった5回の作業で女性のお客様のお悩みを解決できた、プロの判断基準とラバーカップ(スッポン)を使った具体的な解消テクニックを全てお伝えします。

この記事を読めば、無駄な出費をせずに、今日から気持ちよくお風呂に入れるようになるかもしれません。


A. 現場の状況と「完全詰まりではない」プロの判断基準

 

今回のご依頼は、ワンルームマンションにお住まいの独身女性からです。

  • お客様の悩み: 元々流れが悪かったが、最近ではシャワーを使うだけでも汚水が逆流して溢れてくるようになったため、バスタブにお湯を張ることを諦めていた。

  • 写真の状況: 現場のお風呂は、排水口が洗面台の下(奥)に位置しており、作業スペースが狭いという特殊な環境でした。

逆流しても「完全詰まりではない」と判断した理由

 

深刻な状況でしたが、私はすぐに「高圧洗浄機は不要」と判断しました。

その決め手は、以下のサインです。

  • プロの診断: 一度は逆流して溢れるものの、時間が経つと排水口の水かさが徐々に低くなる。

水が全く引かない場合は「完全詰まり」ですが、水かさが減るということは、配管のどこかに水の通り道が残っている、つまり「配管の途中で髪の毛や石鹸カスが引っかかっている不完全詰まり」である可能性が高いのです。

このタイプの詰まりは、大掛かりな機械よりも、水圧の力で解消できます。


B. 高圧洗浄機を使わずにラバーカップを選んだ理由と具体的な手順

 

不完全詰まりは、詰まりの原因となっている「引っかかり」を水圧の変動で揺さぶって剥がす方が迅速かつ効果的です。

そのため、今回はラバーカップ(スッポン)を使用しました。

なぜラバーカップが有効なのか?

 

ラバーカップの最大の目的は、単に汚物を押し込むことではなく、配管内の水を「ゆっくり押して、勢いよく引く」ことで、水の流れを意図的に揺さぶり(往復運動)、詰まりの原因を剥がすことです。

【準備】棒が短いラバーカップがおすすめ

 

今回の現場のように、排水口が洗面台などで隠れている場合、通常の長い柄では力が入りません。

ホームセンターなどで販売されている「棒の短いタイプ」を使うと、力が入りやすく、カップが密着しやすいのでおすすめです。

【手順】詰まりを解消した具体的な5つの動作

 

  1. カップを密着させる: 排水口をラバーカップのゴム部分で完全に覆い、床面とカップの間に隙間ができないように強く密着させます。排水口に水が溜まった状態で行うと効果が最大化されます。

  2. ゆっくりと押し込む: カップの空気を抜くイメージで、一度ゆっくりとグッと押し込みます。これは詰まりの手前まで水圧をかけるための予備動作です。

  3. 勢いよく引っ張る(最大のポイント): 押し込んだ後、間髪入れずに「上に向かって勢いよく、一気に」ラバーカップを引き上げます。この時に発生する「引き波(負圧)」が、引っかかっている髪の毛や石鹸カスを剥がす最大の力となります。

  4. 繰り返し(今回は5回で成功): この「ゆっくり押し込む」→「勢いよく引っ張る」のセットを繰り返します。今回の現場では、5回目の動作を終えた直後、溜まっていた水が一気に「ゴボゴボッ!」という音と共に流れ出し、完全に詰まりが解消しました。

  5. 大量の水を流して確認: バスタブに水を満タンに溜め、一度に全て排水します。逆流がないことを確認し、作業完了です。


C. 詰まりを解消した後のお客様への説明と再発防止策

 

作業後、お客様には「なぜ詰まったのか」と「今後どうすれば詰まらないか」を説明しました。

詰まりのメカニズム:配管の「L字カーブ」がポイント

 

不完全詰まりは、排水管が曲がっているL字カーブで発生します。

  1. まず女性の長い髪の毛がL字カーブに絡みつき、クモの巣のような核を作ります。

  2. 次に、シャンプーやボディソープの石鹸カス、皮脂汚れなどがそこに付着し、核を太らせて水の流れを邪魔します。

  3. 洗面台からのヘアピンや爪楊枝といった固形物が加わることもあります。

この「引っかかり」をラバーカップで剥がしたことで、今回は解消に至りました。

今後のための再発防止策とセルフメンテナンス

 

① 予防策:詰まりの「核」を持ち込まない

  • 髪の毛キャッチグッズの使用: 排水口の目皿の上に、使い捨てのネットや目の細かいシリコン製のグッズを設置し、髪の毛を物理的に除去する。

  • 熱いお湯を流す: 月に一度など、時々50°C程度のお湯を流すことで、配管内に付着した石鹸カスや油分を溶かし、流れやすくする。

② メンテナンス:流れが悪くなったら「セルフ解消」

  • プロの判断基準を活かす: 「シャワーで逆流するけど、少し時間が経つと水が引く」というサインが出たら、それは詰まり始めの合図です。

  • ラバーカップを常備: 完全に詰まる前に、今回行った「ゆっくり押して、勢いよく引く」動作を試してください。軽い詰まりであれば、ご自身で解消できます。


💡 体験のまとめ:無駄な出費をなくすために

 

今回のワンルームマンションでの排水詰まり解消体験は、「詰まり=高額な業者を呼ぶしかない」という思い込みを捨てることが重要であることを示しています。

もし、あなたのお風呂の排水が「逆流してくる」「流れが極端に悪い」という状態であっても、数分〜数十分かけて水かさが徐々に低くなるのであれば、それはまだ配管に水の通り道があるという希望のサインです。

高額な業者を呼ぶ前に、まずはホームセンターなどで安価に手に入るラバーカップで、配管内の水を勢いよく揺する、というシンプルな方法を試してみてください。

わずか数回の動作で、長年の悩みが嘘のように解消し、無駄な出費を抑えられる可能性が非常に高いです。

この記事が、あなたの自宅の排水トラブルを解決し、快適なバスタイムを取り戻すためのお役に立てれば幸いです。

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