仕事が終わって一息ついたとき、同僚や友人と英語で何気ないやり取りをしたい。
でも、いざとなると「お疲れ様」すらなんて言えばいいか分からない……。そんな悩みを感じていませんか?
日本語の「お疲れ様」は定番の言葉ですが、英語には直訳できる単語がありません。そのため、無理に難しい表現を使おうとして、会話が止まってしまう方が非常に多いのです。
実は、仕事終わりの雑談に必要なのは、難しい英単語ではなく「中学レベルの短いフレーズ」と「相手を気遣う一言」の組み合わせだけ。
この記事では、50代から英会話を学び直している方や、LINE・SNSでもっと自然に英語を使いたい方に向けて、そのまま使える仕事終わりの雑談フレーズを厳選して紹介します。
この記事を読み終える頃には、定時後のちょっとした沈黙が、楽しいコミュニケーションの時間に変わっているはずですよ。
なぜ仕事終わりの雑談で会話が止まるのか?
多くの方が「単語は知っているのに言葉が出てこない」と悩みます。
それは、日本語の感覚で完璧な文章を作ろうとしてしまうからです。
雑談の目的は情報の伝達ではなく、関係を温めることにあります。
まずは中学英語の組み合わせで十分だという安心感を持って、以下のフレーズを見ていきましょう。
場面別!仕事終わりの定番英語フレーズ
今日どうだった?を英語で
日本語:今日の仕事どうだった?
英語:How was work today?
解説:How was ~? は雑談の定番です。深く考えすぎず、まずはこの一言から始めましょう。
今日は疲れたを自然に言う
日本語:今日は疲れたなあ。
英語:I’m pretty tired today. / It was a long day.
解説:pretty は「けっこう」という柔らかい表現。long day は仕事終わりの定番フレーズです。
やっと終わった…の一言
日本語:やっと仕事が終わった。
英語:I’m finally done with work.
解説:finally は達成感を表す便利語です。done with ~ で「〜が終わった」となります。
脱・マンネリ!「いつも通りだよ」を伝えるバリエーション
実戦では、日本人はよく「特に変わりはない」「いつも通りだよ」という返しをします。
毎回 Nothing special. ばかりでは会話がワンパターンになってしまいます。
ニュアンスを少しずつ変えて、表現の幅を広げましょう。
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おかげさまで順調だよ Everything went smoothly today. 大きなトラブルもなく、仕事がスムーズに進んだときに使います。
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良くも悪くも、いつも通りかな Just the usual grind. 少しユーモアを込めて「相変わらず地道にやってるよ」という親近感のわく表現です。
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平和な一日だったよ It was a quiet day. 忙しくなく、穏やかに過ごせたときの空気感が伝わります。
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まあ、なんとかね Survival! 冗談っぽく「忙しかったけど、なんとか生き延びたよ!」という笑いを誘う返しです。
会話を1往復で終わらせない「プラスワン」の法則
質問をしても「Yes/No」で終わってしまう……。
そんなときは、自分の答えに感情を添え、相手にボールを投げ返すシンプルなルーティンを覚えましょう。
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自分の状況に感情や理由を添える 単語だけで答えず、今の気分を少しだけ付け足してみます。 例:It was busy! I’m so glad it’s finally over.(忙しかった!やっと終わって本当に良かったよ。)
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万能な聞き返しを活用する 自分のことを話した後は、必ず相手に聞き返しましょう。 例:I’m pretty tired. How about you? Did you have a long day?(結構疲れたよ。あなたはどう?長い一日だった?)
実戦!3往復続くキャッチボールの例
パターン:仕事終わりのLINEで
自分:Done for the day! It was a long day.(仕事終わった!今日は長かった〜) 相手:Good job! Any plans for tonight?(お疲れ様!今夜は何か予定ある?)
自分:Not really. I’m just going to relax. How about you?(特には。ゆっくりするよ。君は?)
パターン:仕事の疲れを労う会話
自分:How was work today?(今日の仕事はどうだった?)
相手:Nothing special, just the usual.(特に。いつも通りだよ)
自分:Good to hear. Was it a long day for you?(それは良かった。今日は残業で長かったの?)
要注意!これだけは避けておきたいNG表現
大人の英会話では、相手に失礼な印象を与えないことも大切です。
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目上の人に Good job! は避ける Good job! は本来、上から下へ送る評価の言葉です。上司や丁寧に接したい相手には、See you tomorrow. Have a nice evening.(また明日。良い夜をお過ごしください)が最も自然です。
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ぶっきらぼうな I’m tired. これだけを連発すると「あなたと話したくない」という拒絶のサインに見えることがあります。It was a long day, but I’m okay!(長い一日だったけど、大丈夫だよ!)のように、前向きな一言を添えましょう。
まとめ|心地よい距離感を作る一言から始めよう
仕事終わりの英語雑談に、難しい文法は必要ありません。
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短く答えて感情を添える
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万能なフレーズで相手に聞き返す
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立場に合った挨拶を選ぶ
この3つを意識するだけで、あなたの英語コミュニケーションは驚くほどスムーズになります。
まずは今日、LINEで一言 Done with work! と送ることから始めてみませんか?
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