nice が便利すぎて危険な理由
英語で「感じがいい」が“何も伝えていない”と言われるワケ
- Nice to meet you.
- That’s nice.
- Have a nice day.
英語学習の初期から、ずっと使い続けてきた nice。
とても便利で、間違いも起こりにくい言葉です。
でも実はこの nice、
使いすぎると「中身がない人」に聞こえる危険な単語でもあります。
結論|nice は「安全」だが「情報量ゼロ」
nice の最大の特徴はこれです。
👉 相手を否定しないが、何も評価していない
だからこそ便利で、
だからこそ危険なのです。
なぜ nice は危険なのか?
nice は、相手にこう聞こえがちです。
「悪くはないと思うよ」
「とりあえず肯定しておくね」
つまり、
感情・評価・具体性が抜け落ちている状態。

① That’s nice. が一番危ない
A: I got promoted.
B: That’s nice.
文法的には正しい。
でも、感情はほぼ伝わっていません。
相手の心の中ではこう思われる可能性があります。
「え、それだけ?」
② nice は「考えるのを放棄した合図」になる
英語話者にとって nice は、
- 何と言えばいいかわからない
- 深く関わりたくない
- 話を広げる気がない
ときに出てくる思考停止ワードです。
👉 日本語の
「へぇ〜」
「なるほどね」
にかなり近い。
③ 褒めているつもりでも、評価が低く聞こえる
例:仕事の成果
- Your report is nice.
→ 悪くないけど…? - Your report is impressive.
→ 実力を評価している
👉 nice は「最低限OK」止まり
nice が許される3つの安全地帯
とはいえ、nice を使ってはいけないわけではありません。
① 定型表現
- Nice to meet you.
- Have a nice day.
👉 これは 儀式的表現。問題なし。
② 軽い日常会話
- Nice weather today.
- Nice shirt.
👉 深い感情を求められていない場面。
③ 子ども・初心者向けの会話
シンプルさが求められるときは有効です。
nice を卒業するための置き換えマップ
「nice しか出てこない…」を防ぐための即戦力です。
| 言いたい気持ち | 代替表現 |
|---|---|
| 驚き | amazing |
| 尊敬 | impressive |
| 幸せ | wonderful |
| 興奮 | fantastic |
| 安心 | great |
| 好感 | kind / pleasant |
👉 感情を選べば、単語は自然に決まる
nice は「ドアを閉める言葉」
- nice:話が終わる
- 具体表現:話が広がる
That’s nice.
That’s impressive. How did you do it?
👉 後者は会話が続きます。
まとめ|nice は最初の補助輪
nice は、
英語学習の 補助輪 のような言葉です。
- 最初は安全
- でも、ずっと使い続けると前に進めない
英語で本当に伝えたいなら、
**「何がどう良かったのか」**を言葉にしましょう。
その瞬間、
あなたの英語は「通じる」から「伝わる」に変わります。
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