新人担当者とうまく仕事を進めるために、清掃業者が意識していること
現場で仕事をしていると、ある時期から増えてくるのが**「新人の現場担当者」**とのやり取りです。
段取りがぎこちなかったり、細かい確認が多かったり、ときにはこちらが「そこまで疑う?」と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、新人担当者との付き合い方次第で、
- 現場がやりやすくなるか
- 無用なトラブルが増えるか
は大きく変わります。
今回は、実際の現場経験を通して私が感じている、新人担当者と仕事を進めるうえで清掃業者が意識していることをまとめました。
1. 新人担当者は「疑っている」のではなく「確認している」
新人担当者から、
「この跡、心当たりありますか?」
と聞かれると、責められているように感じることがあります。
ですが多くの場合、それは疑いではなく、
- 上司に報告するため
- オーナーに説明するため
- 自分の判断が正しいか確かめるため
の確認行為です。
経験が浅いほど、自己判断を避け、関係者に確認を取る傾向があります。これはむしろ、真面目で誠実な姿勢だと受け取ったほうが、気持ちが楽になります。
2. 新人担当者ほど「写真」を重視する
新人担当者とのやり取りでよくあるのが、
- 写真だけが送られてくる
- 現物確認ができていない
という状況です。
経験が少ないと、
- 写真=客観的証拠
と考えがちですが、現場を知っている側からすると、
- 光の反射
- 角度
- 床材や素材のクセ
によって、写真はいくらでも誤解を生みます。
だからこそ、
「写真で見る限りでは〜ですが」
と前置きした説明が有効です。
3. 論破しようとしない。材料を渡す
新人担当者相手にやってしまいがちなのが、
- 正しさを証明しようとする
- 相手の判断ミスを指摘する
ことです。
しかし現場では、論破は信頼を生みません。
大切なのは、
- 自分の作業内容
- 使用した道具
- 日頃の作業ルール
といった、次の判断に使える材料を渡すことです。
それによって担当者は、
- 上司に相談しやすくなり
- 内装業者に確認しやすくなり
- 結果として清掃業者を守る判断がしやすくなります
4. 新人担当者は「現場で育つ」
新人担当者は、現場でしか成長できません。
- どんな跡が清掃由来なのか
- どんな不具合が施工由来なのか
- どこでトラブルが起きやすいのか
これらは、マニュアルでは身につきません。
清掃業者が落ち着いて説明することで、
「あ、これは清掃じゃないケースなんだ」
という経験値が、担当者の中に一つずつ積み上がっていきます。
それは巡り巡って、次の現場で自分を守ることにもつながります。

5. 新人担当者にこそ、誠実な対応が効く
経験の浅い担当者ほど、
- 対応された内容
- 言い方
- 記録に残った文章
をよく覚えています。
ここで、
- 感情的にならず
- 高圧的にならず
- 事実ベースで対応する
ことで、
「あの清掃業者さんは信頼できる」
という印象が残ります。
担当者が成長し、立場が変わったとき、その評価は確実に返ってきます。
まとめ:新人担当者は、将来のキーパーソン
新人担当者とのやり取りは、手間がかかることもあります。
しかし、
- 丁寧に説明する
- 判断材料を渡す
- 感情で対立しない
この積み重ねは、長い目で見ると確実に仕事をやりやすくします。
清掃業者の仕事は、現場をきれいにするだけでなく、
人との信頼関係を整える仕事でもあります。
新人担当者は、いずれ現場を任される存在です。
だからこそ、今のうちから「一緒に現場を回る感覚」で向き合うことが、結果的に自分自身を守ることにつながると感じています。
※身に覚えのない跡を指摘された実際の事例については、別記事で詳しく紹介しています。
清掃業者が「身に覚えのない跡」を指摘されたときの初動対応5つ
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