「正しいこと」を言っているのに、空気が悪くなる瞬間
清掃の現場でも、仕事でも、
こんな場面はありませんか?
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危ない作業をしている人がいる
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手順を飛ばしている人がいる
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このままだと後でクレームになりそう
日本語なら、ついこう言いたくなります。
「それ、やらなきゃダメですよ」
「こうするべきです」
でも英語で
You must / You should
をそのまま使うと、
一気に「命令」「上から目線」に聞こえることがあります。
正しいことを言っているのに、
関係だけがギクシャクする。
英語では、これが本当によく起きます。
英語では「正しさ」より「角度」が重視される
英語圏では、
相手に行動を促すときにこう考えます。
How directly am I pointing this at you?
(どれくらい“真っ直ぐ刺しているか”)
だからこそ、
断定しない言い方が重宝されます。
今回は、
must / should を使わずに
**同じ内容を“柔らかく伝える3つの型”**を紹介します。
① You might want to …
意味
〜したほうがいいかもしれません
直訳より大事な感覚(翻訳)
日本語の
「念のため」「一応」「よかったら」
を、そのまま英語にした感じです。
例文(清掃・現場)
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You might want to put a sign here.
(ここ、看板を出したほうがいいかもしれません) -
You might want to wear gloves for this.
(これ、手袋したほうがいいかもです)
👉 判断権は相手に残したまま
👉 でも「気づき」はちゃんと渡している
② It would be better if …
意味
〜したほうが、より良いです
翻訳感覚
日本語の
「今でもダメじゃないけど」「どちらかと言えば」
に近い言い方です。
例文
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It would be better if we cleaned this first.
(先にここを清掃したほうがよさそうですね) -
It would be better if you checked the schedule.
(一度スケジュール確認したほうがいいかもしれません)
👉 相手を否定していない
👉 今のやり方=間違い と言っていない
この距離感が、現場では本当に効きます。
③ It’s usually a good idea to …
意味
普通は〜するのが無難です
翻訳感覚
日本語の
「だいたいの場合」「一般的には」
を英語にした表現。
例文
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It’s usually a good idea to rinse first.
(普通は、先に水洗いするのが無難です) -
It’s usually a good idea to double-check.
(一応、再確認するのが一般的ですね)
👉 個人攻撃ゼロ
👉 ルールや経験則の話にすり替えている
must / should を使うと、何が起きるか
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You must do this.
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You should clean it now.
内容は正しくても、
相手の耳にはこう聞こえがちです。
「あなたは間違っている」
「私のほうが正しい」
英語では、
正論=信頼 にはなりません。
言い方=信頼 です。
日本人にこの表現が向いている理由
日本語はもともと、
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言い切らない
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余白を残す
-
空気を読む
という言語です。
つまり、
これらの表現は
新しい英語ではなく、
日本語感覚を英語に翻訳しているだけ。
英語が苦手なのではなく、
「直訳しすぎていただけ」
というケースがほとんどです。
まとめ:断定を外すだけで、仕事は回りやすくなる
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命令しない
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正しさを押し付けない
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でも、必要なことは伝える
そのための型が、
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You might want to …
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It would be better if …
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It’s usually a good idea to …
です。
▼このような場面で応用できます。
新人を潰さない英語 You can / You don’t have to / When you’re ready
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