前回の記事で、浴室ドア下の通気口(ガラリ)から
衝撃的な量のベタベタ汚れを取り除いた体験をお伝えしました。
掃除の死角!浴室ガラリのベタベタ汚れを一掃する 「熱湯×アルカリ」必勝法
ただ、そこで一つの疑問が残ります。
なぜ、ただの「空気の通り道」が、
あそこまでドロドロに詰まるのか?
※この記事では掃除の手順ではなく、
「なぜガラリだけが異常に汚れるのか」
その構造上の理由を解説します。
実はあの狭い隙間には、
汚れが溜まるべくして溜まる
**避けられない“罠”**が仕込まれているのです。
1. 浴室は「巨大な掃除機」になっている
浴室の換気扇を回すと、
浴室内の空気は外へ排出されます。
当然、その分の空気を
どこかから取り込まなければなりません。
そのメインの吸入口が、
浴室ドア下の「ガラリ」です。
つまり換気中の浴室は、
ガラリを通して脱衣所の空気を
常に吸い込み続けている状態。
言い換えるなら――
ガラリは、
脱衣所のホコリを吸い込む「掃除機の吸込口」
そのものなのです。
脱衣所は
-
衣類の着脱
-
タオルの使用
でホコリが舞いやすい場所。
そのホコリが、
換気のたびに少しずつ
ガラリへ集められていきます。
2. 「湿気のカーテン」が汚れを逃がさない
もしホコリだけなら、
風に乗って通り抜けることもできたでしょう。
しかし、ここは浴室の入り口。
内側からは、
お風呂上がりの湿った空気。
外側からは、
脱衣所の乾いたホコリ。
この二つが、
ガラリの中でぶつかります。
湿気を吸ったホコリは重くなり、
風に乗れなくなります。
そして――
ガラリ内部の複雑な構造に
ベタリと貼り付く。
そこへさらに
-
シャンプーの飛沫
-
皮脂や石けんカス
が混ざり合うことで、
あのネチャネチャした塊へと成長していくのです。
つまりガラリは、
汚れが集まらない方がおかしい場所
だと言えます。
3. 換気扇を回すほど、汚れは加速する?
「換気扇をしっかり回しているから大丈夫」
そう思いがちですが、
実はこれも落とし穴です。
換気能力が高いほど、
ガラリを通過する空気の勢いは増し、
より多くのホコリを吸い込みます。
さらに詰まりが進行すると、
-
ガラリ → 通りにくい
-
換気扇 → 空回り
という状態に。
結果、
換気しているのに、湿気が抜けない
掃除しているのに、カビが生える
という謎現象が起こります。
原因は換気扇ではなく、
その手前で詰まった
**「空気の入口」**だったのです。
4. ニオイ戻りとカビ再発の「真犯人」
ガラリの詰まりは、
思わぬ二次被害も引き起こします。
ニオイの逆流
空気の入口が塞がれると、
換気扇は無理やり空気を引っ張ろうとします。
その結果、
排水口などから
下水のニオイを吸い上げてしまうことがあります。
カビの温床
ガラリ内部のドロドロ汚れは、
カビにとって最高の栄養源。
そこにカビが繁殖すれば、
ガラリを通る空気は
カビ胞子を含んだ風になります。
いくら浴室を掃除しても、
空気そのものが汚れていては、
再発は防げません。
まとめ:ガラリは浴室の「肺」である
浴室ドアの通気口は、
人間でいえば鼻や喉、そして肺のような存在です。
ここが詰まれば、
浴室全体は呼吸困難に陥ります。
-
最近お風呂が乾きにくい
-
掃除してもすぐカビる
-
なんとなく空気が重い
そう感じたら、
それはガラリの中に
“獲物”が潜んでいるサインかもしれません。
もし「うちも怪しい」と感じたら、
実際に中を確認し、まとめて取り除いた体験を
前回の記事で詳しく紹介しています。
構造を知った今なら、
あの汚れが出てくる理由にも、
きっと納得できるはずです。
▼お掃除の注意点はこちらをご覧ください。
浴室ガラリ掃除でやってはいけないこと 失敗・破損・後悔を防ぐための安全ガイド
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