「治りかけが一番危ない」
──この言葉の意味を、これほど身をもって理解した1週間はありませんでした。
一度は治まりかけた腰痛を、仕事の負荷でぶり返し、
そこからどうやって再発させずに回復しきるところまで持っていったのか。
同じように体を使う仕事をしている方、
「この腰痛、病院に行くべきか迷っている」方の参考になればと思い、
今回の記録を残します。
■ プロローグ:2週間前の予兆と、日曜日の「ビーン!」
始まりは2週間ほど前でした。
腰にわずかな違和感がありましたが、
「そのうち治るだろう」
そう思い、騙し騙しで仕事を続けていました。
少しずつ良くなっている感覚もあり、
油断が出たのが先週金曜日。
ハウスクリーニングの現場で、普段よりも腰に負荷のかかる作業をしてしまいます。
異変が起きたのは、その2日後。
日曜日の朝、何気なく手を伸ばした瞬間でした。
腰に
「ビーン!」
と鋭い衝撃。
「あ、やってしまった」
疲労が時間差で爆発し、完全に火がついた瞬間でした。
翌月曜日は、やむを得ず仕事を休む判断をしました。
■ 第1病日(火曜日):良かれと思った「座卓」が裏目に出る
少し痛みが落ち着いた火曜日。
「動かないのも良くないだろう」と思い、
午前中に座卓で30分ほど書きものをしました。
これが完全に裏目に出ます。
座っているうちに腰が固まり、
立ち上がろうとした瞬間に強い痛み。
あとで調べて分かりましたが、
座る姿勢は立っている時の約1.4倍、腰に負担がかかるそうです。
この日、はっきり決めました。
「座卓(床座り)は完全にやめる」
幸い、その夜は久しぶりにぐっすり眠れ、
この睡眠が修復のスイッチを入れてくれた感覚がありました。
■ 第2病日(水曜日):安静より「適度な日常」の方が楽
水曜日。
じっとしていると腰は重だるいのに、
家事などを“適当に”動いている方が楽だと気づきました。
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掃除機をかける
-
洗濯物を干す
-
少し歩く
こうした日常動作が、
固まった筋肉をほぐす天然のリハビリになっていました。
睡眠はやや浅かったものの、
体が確実に「修復モード」に入った感覚がありました。
■ 第3病日(木曜日):温めて、歩いて、回復を実感
木曜日の朝。
仰向けで寝ると少し痛みはあるものの、
動き出せば昨日より明らかに軽い。
午前中は、休み休み2時間ほどウォーキング。
「歩ける」という事実が、大きな安心材料になりました。
午後は、日当たりの良い部屋で電気カーペットを使い、
布団をかぶってゴソゴソ動く温熱リハビリ。
これが予想以上に効き、
夕方には椅子に座っても、すぐに痛みが出ないレベルまで回復しました。
■ 第4・5病日(金〜日曜日):「何もしない」ことを選ぶ
金曜日の朝。
起床時の痛みはさらに軽くなり、
睡眠時間は短めでも「よく寝た」という感覚。
正直、この時点で現場復帰も考えました。
ですが、ここで無理をして再発させたら、
今度は数週間単位の離脱になる。
そこで、あえて休む選択をしました。
この2日間は、
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無理な動作はしない
-
歩く量は増やさない
-
座る時間は短く区切る
回復を「進める」より、
回復を邪魔しないことを最優先にしました。
■ 月曜日〜水曜日:仕事に戻しながら、慎重に見極める
月曜日
清掃の仕事に復帰。
騙し騙しではあるものの、作業はこなせる。
多少の痛みは残るが、再発の「ビーン!」はなし。
火曜日
座卓での聖書レッスン。
姿勢に気をつけながらだが、2時間座っても問題なし。
水曜日
ハウスクリーニングで一日しっかり動く。
終了後、「なんとなく腰が重いかな?」という感覚。
以前の再発経験がある分、少し不安になる。
■ 木曜日:腰を意識しなくなった朝
そして木曜日の朝。
起きてみると、
腰まわりは完全に気にならない状態。
違和感や痛みはなく、
代わりに前日の作業による
太ももの軽い筋肉痛だけが残っていました。
この時点で、私はこう判断しました。
「今回の腰痛は、治ったとみなしていい」
■ なぜ「治った」と判断したのか
理由はシンプルです。
-
日常生活でも
-
座っても
-
仕事で動いても
腰の存在を意識しなくなったからです。
回復途中の腰痛は、
-
動かすと少し気になる
-
特定の姿勢だけ重だるい
といった“サイン”を必ず出します。
それがすべて消え、
注意が腰から完全に離れた時点。
そこが、私にとっての回復のゴールでした。
■ すぐ病院に行かなくても回復するケースもある
今回あらためて感じたのは、
腰痛は
必ずしも「すぐ病院」一択ではない
ということです。
もちろん、
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痛みがどんどん強くなる
-
しびれや力が入りにくい
-
安静にしても悪化する
こうした場合は、迷わず受診すべきです。
ただ一方で、
-
日ごとに少しずつ楽になる
-
動かし方で痛みが変わる
-
立つと楽になる
こうした経過をたどる腰痛は、
無理をせず、安静と調整で自然に回復することもある
という事実を、今回は身をもって体験しました。
■ エピローグ:腰痛は「急がない人から治る」
今回の腰痛は、
焦って動いたときに悪化し、
立ち止まったことで回復しました。
3日で劇的に治ったわけではありません。
でも、
「壊さない選択」を積み重ねた1週間が、
結果的に一番の近道でした。
もし今、
「この痛み、いつまで続くんだろう…」
と不安になっている人がいたら、
一つだけ伝えたいです。
腰痛は、
ちゃんと待てば、ちゃんと応えてくれることもある。
この記録が、
誰かの不安を一段軽くできたら嬉しいです。
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