🦠 【コロナ5類移行後の実体験】発熱から「平熱・出勤」までの日数は?50代男性の経過と療養中の注意点

I. はじめに:なぜ今、この体験談をリライトするのか

 

2023年5月以降、新型コロナウイルス感染症は「5類」に移行し、法律に基づく隔離期間はなくなりました。

しかし、実際に自分や家族が発熱した時、「いつまで休むべきか?」「平熱に戻ってもすぐ仕事に行っていいのか?」という疑問や不安は尽きません。

この記事は、私が数年前に経験した、いわゆる「みなしコロナ」の実体験に基づいています。発熱から3日で解熱したにもかかわらず、その後の倦怠感が長く続いたリアルな経過を公開します。

5類移行後の現在の公的な療養目安(5日間)と私の実体験を比較しながら、50代男性の体力が完全に回復し、安心して仕事に復帰できるまでの日数と、療養中に気をつけるべき注意点をご紹介します。


 

II. 私の「みなしコロナ」当時の症状と経過(2023年時点)

 

私の体験は2023年6月のものです。当時、発熱外来は混雑しており、抗原検査キットも手元になかったため、正式な陽性診断は受けていませんが、「みなしコロナ」と判断する明確な根拠がありました。

 

1. 感染経緯:避けられない車内クラスター

 

発熱する2日前、私は仕事のため、3人の同僚と約40分〜1時間、同じ車に同乗していました。その後、数日のうちに同乗者4人全員が発熱の症状を出しました。

  • 同乗者のうち2人はPCR検査または抗原検査で「陽性」と判明。
  • この事実から、私自身の発熱も新型コロナウイルスによるものだと判断しました。

 

2. 発熱時の症状と体温の変化

 

発熱は微熱から始まり、夜にかけて急激に悪化しました。

  • 初日(水曜日・午後): 37.5℃。体が異様にだるいと感じ始める。節々の痛み以外に目立った症状なし。
  • 初日(水曜日・深夜): 39.0℃。高熱でまともに眠れず、一晩中寝返りを打つ状態。
  • 2日目(木曜日): 37.8℃前後。食欲はそれなりにあったものの、高熱に悩まされる。市販の解熱剤で一時的に熱は下がるが、薬が切れるとすぐに再上昇。
  • 3日目(金曜日): 症状は続く。解熱剤に頼る日々。

この時点での最大の悩みは、「一体、いつこの熱が下がるのか?」でした。


 

III. 【データ公開】発熱〜平熱への回復にかかったリアルな時間

 

結論として、解熱剤に頼らずに体温が平熱(36℃台)に戻ったのは、発熱から約70時間後、つまり丸3日間経過した後でした。

項目 期間 筆者のリアルな経過
発熱期間 約70時間(丸3日) 水曜日の午後に発熱 土曜日のお昼頃に解熱剤なしで平熱へ
実感した変化 土曜日の解熱時には、スーッとした感触で体が軽くなるのを感じました。

この体験から、「高熱が出ても、少なくとも丸3日は自宅で安静に様子を見るのが一つの目安になる」ということが分かりました。

しかし、問題はここからです。熱が下がったからといって、すぐに社会復帰できるわけではありません。


 

IV. 【重要】平熱後も長引いた倦怠感と体力回復までの道のり

 

熱が下がれば、出社してもいいのではないか、と迷いが生じます。しかし、私の場合は平熱に戻ってからも、体力の回復には時間がかかりました

この記事を執筆(発熱からまる6日経過)した時点でも、まだボーッとする感覚や倦怠感が残っていました。

  • 平熱に戻ってから3日近く経過
  • 喉の痛みも若干残り、体内にまだウイルスが残っているように感じた

この倦怠感の長引きこそが、やはり自分の症状は新型コロナによるものだったのだと確信させました。無理をして治りかけの体で仕事に復帰すると、ぶり返すリスクもあります。職場に迷惑をかけるのは心苦しいですが、今回は**「完全に回復するまで休む」**ことを選択しました。

「解熱=治癒」ではないということを、身をもって痛感した期間でした。


 

V. 現在の政府・厚労省の「療養目安」と体験談の比較(5類移行後の加筆)

 

私の実体験(発熱から3日で解熱、その後も倦怠感継続)と、2023年5月8日の5類移行後の政府・厚労省が示している療養の目安を比較してみましょう。

項目 厚労省の推奨する療養目安(5類移行後) 筆者の実体験(2023年6月)
外出自粛期間 発症日を0日として5日間 発熱から3日で解熱したが、5日目以降も倦怠感が残った
復帰の条件 症状軽快(熱が下がり、咳や喉の痛みなどが改善)から24時間経過 症状軽快後も、体力回復には数日を要した
感染対策の推奨 発症後10日間はマスク着用やハイリスク者との接触を控える 6日目でも倦怠感があり、10日間程度の安静が妥当と感じた

公的な目安では「5日間」とされていますが、私の体験のように、症状が軽快しても体力が戻るまでには個人差があり、さらに数日かかるという現実があります。

特に体力のない方や高齢の方は、この目安よりも長く休む必要があると考えるべきです。


 

VI. 仕事復帰を判断する際の3つのチェックポイント

 

熱が下がった後、いつ仕事に復帰するかは自己判断となります。

社会生活への復帰を急ぐ気持ちは分かりますが、再発や周囲への感染リスクを防ぐため、以下の3つのチェックポイントを確認してください。

  1. 公的な目安の遵守: 「発症から5日間」が経過しているか、熱が下がり症状が改善してから「24時間」が経過しているかを最低限クリアしているか。
  2. 体力の自己評価: 軽作業や通勤に耐えられるだけの体力、集中力が戻っているか? 軽い倦怠感やふらつきがないか?
  3. 周囲への配慮(10日間ルール): 発症から10日間は、職場や公共交通機関での不織布マスクの着用を徹底できるか?

私は、熱が下がった後も「フラフラしながら満員電車に乗って通勤って、死にに行くようなものだ」という言葉を思い出し、自分の体調を最優先に考えました。損した日給は復帰してから挽回すればいい、という割り切りが重要です。


 

VII. 当時の教訓:車内クラスターから学んだこと

 

「密になる状況ではマスクを着用すべき」ということは、誰もが知っています。にもかかわらず、なぜ車内でクラスターが発生したのでしょうか?

当時の状況を振り返ると、6月で暑く息苦しかったため、運転者以外はマスクをしていませんでした。

しかし、コロナ禍で満員電車通勤中に一度も感染しなかったのは、車内でのマスク着用率が100%だったからです。

災いは忘れた頃にやってくる。

感染が5類となり油断しがちな今だからこそ、密になる場所では症状がなくても、引き続きマスクの着用を検討するという、基本的な感染症対策の重要性を身をもって思い知りました。


 

VIII. まとめ:体験から伝えたいこと

 

自宅療養中は、「いつ治るのだろう」という不安と、「いつ仕事に復帰できるのだろう」という焦燥感に襲われます。

私のリアルな体験から、今療養中の方にお伝えしたいのは、「熱が下がっても、体が発するサイン(倦怠感)を絶対に無視しないでください」ということです。

公的な目安は「最低ライン」の指針です。それ以上に、あなたの体力が完全に回復するまで安静に過ごすことが、早期の本格復帰への一番の近道です。

どうかご無理をなさらず、ご自身の体調を最優先にお過ごしください。

 

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