私たちハウスクリーニングの仕事は、毎日色々な間取りや生活を垣間見ます。
ですが先日、大阪市内でも人気の高い福島区で遭遇した出来事には、思わず驚いてしまいました。
決して家賃が安いエリアではない、廊下付き・6畳+ベランダのワンルーム。
わたしの作業している隣の部屋から、小さいお子さん2人を含む女性が出てきたのです。
その部屋はわたしが作業している部屋と同じ間取りのはず。これです。

現場は廊下と6畳の部屋、そしてベランダがある角部屋という間取りのワンルーム。福島区のこの立地で、この築年数、家賃は決して安くはありません。
作業前に隣の部屋から出てこられたのは、幼いお子さん2人を連れた女性。仕事にでも出かける前だったのでしょう。
朝の忙しい時間にも関わらず、愛想よく『お疲れ様です』と声をかけてくださいました。
『お部屋の中を見せていただいても良いですか?』と尋ねてきたので、どうぞと見てもらいました。
【女性の一言が語るリアル】
「そして、先述の女性の一言**『どこも一緒やね〜』**です。
これは、きっと彼女の力強い生活の証なのだと感じました。
広い狭いは関係なく、子育ての苦労や喜びはどこも一緒。
または、この大阪の都市部では、こういう形で生活をやり繰りしている家庭は珍しくない、という諦めにも似た強さだったのかもしれません。
朝早くから、お子さんたちを連れて出かける姿には、この環境でも頑張って生活を築いている、母親としての強さを感じずにはいられませんでした。」
どこをどう見ても、生活スペースは奥の6畳一間のみ。
この限られた空間で、3人が生活されていたという事実に、思わず言葉を失いました。玄関には、干してある靴が一つ。

その時、私は少なくともこの親子3人で暮らしていたことを確信しました。
【まとめと問いかけ】
「ハウスクリーニングの仕事は、その家の間取りや広さだけでなく、そこに暮らす人々の**『生活のリアル』**に触れる機会を与えてくれます。家賃が高くても、広さよりも立地や他の事情を優先せざるを得ない都市部の生活。
今回拝見した福島区のワンルームでの生活は、私の持つ『家族の暮らし』の常識を打ち破るものでした。
皆さんなら、このワンルームで3人家族の生活を、どのように工夫されますか?
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