最近、AI界隈で話題のGoogleの「Gemini(ジェミニ)」ですが、本当に賢くて助かっています。
仕事で文章を考えたり、ちょっとした調べ物をしたりするときは、メインで使っているiPadで「これをお願いします」と依頼するだけで、サクサクと片付けてくれます。
もちろん、海外の人とのメール翻訳なども、ニュアンスを汲み取ってくれるので非常に重宝しています。
ですから、先日海外から来客があった際、「よし、Geminiを通訳代わりに使おう!」と意気込んで、ポケットから愛用のiPhone 7 Plusを取り出しました。
ところが、App Storeで「Gemini」を検索しても、どうも様子がおかしいのです。表示はされるのですが、ダウンロードボタンが出てきません。
「なぜだろう?」と調べてみたところ、なんとGeminiの公式アプリは**「iOS 16以降」じゃないと動作しない**らしい、ということが判明しました。
私のiPhone 7 Plusは、OSアップデートの壁にぶち当たり、最新版はiOS 15でストップしています。まさか、AIアプリにまで「お前は古い!」と言われるとは思いませんでした…。
もちろん、SafariでWeb版も試しましたが、これがまた動作が不安定で、リアルタイムの会話で使うには無理があり…
iPadではあんなに快適なのに、手軽に使えるはずのiPhoneで動かないのは、本当に不便でストレスが溜まった〜
しかし、諦めるわけにはいきません!
同じようにOSの壁にぶつかって困っている旧型iPhoneユーザーのために、この「Geminiが使えない問題」をどう解決し、通訳として活用できたもう一つの優秀なAIについて、ご紹介したいと思います。
2. 経緯:なぜ来客対応中にGeminiが使えなかったのか(OSの壁と焦り)
個人的な海外旅行であれば「仕方がない」で済ませることもできますが、今回は状況が違いました。
実は、先日私のイベントに海外から10人ものお客様がいらっしゃったのです。
街中の散歩から会議、そして夜の会食まで、一日中、英語が飛び交う状況でした。
わたしもできるだけ機械に頼らずに直接話したいので、ちょっとした立ち話や、お土産を渡すときの一言、席の案内などは、直接言えたわけですが、時々頭が詰まることがある…
こんなときこそ、ポケットに入っているiPhoneでサッと通訳を頼みたい、そして、日頃使い慣れているGeminiを使いたいと考えていました。
「iPhone 7 PlusでGeminiアプリを開いて、通訳モードにする!」…この手軽さが必要でした。
しかし、前述の通り、iOS 15の壁に阻まれ、アプリは使えません。
では、Web版(Safari)で!」と思って、慌ててブラウザからGeminiにアクセスしましたが、これが動作が不安定で非常にストレス。
相手の方が話し終わるのを待って、マイクをタップして、認識させて、翻訳させて…とやっている間に、来客は次の話題に移ってしまいます。
特に来客が10人もいるため、会話のテンポも速く、翻訳文が表示される前に「もういいか」と諦めることが何度もありました。
「どうしよう!?このままでは簡単な会話すらままならない!」と焦ったとき、以前少し使ったことのあるChatGPTのことを思い出したのです。
3. 解決策:代わりの高機能AIはこれ!(ChatGPT Web版への乗り換え)
Geminiがダメなら、もう一つのエース、ChatGPTのWeb版でなんとかするしかありません。
これもSafariからアクセスするWebサービスですので、iPhone 7 Plusでも動くはずだと考えました。
早速、来客対応の合間に、サッと設定を試みました。
もちろん、ただ「翻訳してください」と聞くだけではいけません。AIを**『プロの通訳』**に変身させる、(プロンプト)を最初に与える必要があります。
これが私がメモ帳にコピペして準備した、**”通訳用プロンプト”**です。
「あなたは同時通訳者です。これから日本語が聞こえたら英語に、英語が聞こえたら日本語に翻訳してください。翻訳以外のことは言わないでください。」
これをChatGPTに送信しました。すると、ChatGPTは余計な挨拶もなく、「承知いたしました。これから通訳として対応します」とだけ答えて、すぐに待機状態に入ってくれました。
この作戦が功を奏しました!
ChatGPTのWeb版は、iOS 15のSafariでも比較的安定して動作してくれました。
操作としては、話すたびにiPhoneのキーボードにあるマイクアイコンをタップして音声をテキスト化し、送信する手間は残りますが、それでもGeminiのWeb版よりスムーズに翻訳してくれたおかげで、立ち話程度の簡単なコミュニケーションは格段に楽になりました。
やはり、「アプリが非対応でもWeb版がある」というのは心強いですね。
もし、私と同じように古いiPhone(iOS 15)を使っていて、Geminiが使えずに困っている方がいらっしゃいましたら、迷わずChatGPTのWeb版を試してみることを強くおすすめします。
4. まとめ:伝えたいこと(読者へのメッセージ)
結局、今回はGeminiのアプリは使えませんでしたが、ChatGPTのWeb版という代打が見事に活躍してくれたおかげで、海外からの来客対応を乗り切ることができました。
OSのバージョンで使えるアプリが決まってしまうのは残念ですが、AIの技術はサーバー側で進化していますので、ブラウザから使える高性能なサービスがどんどん出てきているようですね。いつのまにか… ついていけないわ〜
しかし、古いiPhoneを使っている皆さん、
Geminiは使えなくても、ChatGPTのWeb版とプロンプトがあれば、海外とのコミュニケーションの壁は乗り越えられます。
AIを賢く使って、まだまだ古いiPhoneも活用していきましょう!
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