📝 はじめに:期待と裏切りのコントラスト
カレー激戦区・大阪から生まれた「噂の名店 白銀亭」。

そのレトルトカレー、「大阪あまからビーフカレー」のパッケージに書かれた「フルーツの甘みと牛肉の深い旨味」という言葉に惹かれ、甘さと辛さの絶妙なバランスを期待して購入しました。
しかし、結論から言います。
激辛が苦手な私にとって、これは「あまから」ではなく「激辛」でした。
スプーン2杯目で口の中が灼熱地獄になり、水を飲みながらも完食を断念。
この記事は、私自身の失敗談を通じて、「あまから」という名前に騙され(※良い意味で)失敗しないための実体験レポートです。
辛さレベルをよく見ずに選んでしまった人、これから買おうとしている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 🍛 購入エピソード:なぜ「HOT」を選んでしまったのか?
私がこのカレーと出会ったのは、ある日友人との待ち合わせでのことでした。
その友人がバイクの故障で急遽車で来たため、駐車場の関係で大型酒店に立ち寄ることになりました。
そこで「夕飯にでも」と、彼が買い物ついでに買ってくれたのが、この「大阪あまからビーフカレー」だったのです。
私は遠慮したのですが、せっかくの好意ということもあり、有り難く受け取りました。
正直、レトルトカレーとしては300円ほどと高価な部類に入るので、その時は得した気分になっていました。
パッケージの見た目も美味しそうで、何より「カレー専門店」という響き、そして「大阪シェフ渾身の甘さと辛さのコントラストが絶妙な一皿」というキャッチフレーズに、疑う余地はありませんでした。
当然、これが「HOT」ランク**の激辛仕様だとは夢にも思っていなかったのです。
2. 🔥 実食レビュー:想像を絶する「HOT」の辛さ
早速、温かいご飯にルーをかけて準備完了。見た目は濃厚で、期待が高まります。
スプーン一杯目の「甘い油断」
まずは一口。
「お、確かにフルーティーな甘みと、牛肉の深いコクが感じられる。
さすが名店のレトルトだ」と、私は完全に油断していました。
一瞬、幸せな気持ちに包まれたのを覚えています。
この時の私は、この後に訪れる地獄を知る由もありませんでした。
スプーン二杯目からの「灼熱の宣告」
そしてスプーン二杯目。飲み込んだ直後、舌の奥からジワジワと灼熱感が広がり始めました。
それは徐々に加速し、あっという間に口の中を支配します。
これはピリッとした辛さではなく、舌の上で何かが燃えているような、純粋な痛みです。
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五感の異変: 辛さのあまり、頭の毛穴が一気に開き、額から止めどなく汗が噴き出しました。
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旨味の消失: 一杯目で感じたはずの「フルーツの甘み」や「牛肉の旨味」は、猛烈な辛さの津波に完全に押し流され、もはや何も感じられません。ただひたすらに**「辛い」という感覚だけが残る状態**です。
完食を断念した正直な告白
せっかく友人に買ってもらった手前、残すのはもったいないと、水をガブ飲みしながらだましだまし食べ進めました。
しかし、食べれば食べるほど辛さが蓄積し、痛みは増す一方です。
結局、半分ほど食べたところで、これ以上は体に毒だと判断し、泣く泣く残すことを決意しました。
レトルトカレーを途中で諦めたのは初めての経験です。
正直、「これだったら100円のレトルトカレーの方がよっぽど美味しく食べられる」とすら思ってしまいました。
この敗北感こそが、パッケージを隅々まで確認し直すきっかけとなったのです。
3. 🔎 敗因分析:小さく書かれた「辛さの順位表」
完食を断念し、ぼう然とパッケージを見つめ直した時、初めて自分の購入した商品がどういうものだったのかを理解しました。
私は「あまから」という言葉に安心しきっていましたが、箱の隅に目を凝らすと、そこには小さな辛さの順位表が記載されていたのです。
その順位は以下の通りでした。
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お子様向け
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辛さ1 → 2 → 3 → 4 → 5
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HOT
そう、私が手にした「大阪あまからビーフカレー」は、辛さレベルの頂点に君臨する「HOT」ランクだったのです。
「あまから」という言葉の真意
「HOT」が一番辛い、つまり激辛仕様だったという事実に気づいた瞬間、全てが腑に落ちました。
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フルーツの甘みと押し寄せる辛味
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甘さと辛さのコントラストが絶妙な一皿
これらの宣伝文句は嘘ではなかったのです。
甘みは確かに存在するけれど、その後に「押し寄せる」辛味の波が、あまりにも巨大すぎた。
このカレーにおける「あまから」は、甘さが辛さを際立たせるための演出であり、激辛苦手な人間が気軽に楽しんでいいレベルではなかったのです。
この表示に気づかず、商品名と「名店」という言葉だけで選んでしまったこと。これこそが、私の今回の敗因でした。
4. ✅ 読者への鉄則:このカレーを美味しく食べるためのガイド
私の失敗体験は、多くの激辛苦手な読者の方々にとって、貴重な教訓になると信じています。
この「大阪あまからビーフカレー」は、激辛さえクリアできれば、間違いなくプロの味の片鱗を感じさせる本格的なカレーです。
だからこそ、辛さの選び方を間違えなければ、誰もが「美味しい」と満足できるはずです。
【必見】激辛が苦手な人がこのカレーを買うための鉄則
もしあなたが私と同じように激辛が苦手なら、以下の鉄則を強く推奨します。
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狙うべきは「辛さ2」以下のもの: 箱に辛さレベルの順位表が記載されていることを確認し、「辛さ2」以下のレベルを選びましょう。このレベルであれば、宣伝文句にあるフルーツの甘みや牛肉の深い旨味を舌が痛みで麻痺することなく、余裕をもって堪能できるはずです。
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「HOT」は激辛好きへのプレゼントに: 「HOT」は、完全に激辛マニア向けの商品です。もし店頭でこれを見かけたら、激辛を愛する友人へのちょっとしたジョークや挑戦状として購入することをおすすめします。それ以外の目的で、激辛苦手な方が手を出すべきではありません。
このカレーは、辛さのレベルさえ間違わなければ、その値段に見合う満足度を与えてくれるでしょう。
辛さのレベルを確認すること。これが、名店の味を美味しく楽しむための最も重要な準備です。
5. 💡 終わりに:食レポへの新たなモチベーション
ふとしたきっかけで手にしたレトルトカレーでしたが、まさか完食できずに記事のテーマになるとは思いもしませんでした。
しかし、この失敗体験は、読者の皆さんに役立つ実用的な教訓となり、さらに私自身のブログに新たな分野を与えてくれました。
これまでは仕事やIT系の記事が中心でしたが、食レポという分野にも挑戦するモチベーションが湧きました。
今後は、この経験を活かして、パッケージの裏までしっかり確認した正直な食レポも定期的にお届けしたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
もし「辛さ2」のカレーを試す機会があれば、またレポートしますね。
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