大阪心斎橋のタワーマンション35階の家賃100万の部屋を掃除屋目線で紹介

こんにちは。私はハウスクリーニング作業者の一人です。

ハウスクリーニングを辞めたい!30年続いた自分が継続の秘訣をお伝えします

 

今回は、大阪市の心斎橋にあるタワーマンションの最上階である35階の清掃に来ています。

聞くところ、お家賃はなんと100万円だそうです。

このようなところに住むのは芸能人?有名人?お役所の人?お医者さん? それとも関わらない方がよさそうな人? なんとも言えませんが、普通のサラリーマンではないことは確かでしょう。

セキュリティが厳しいので、常に安全を確保したい人がこのような場所を選ぶのかもしれません。

見晴らしはすごいです。

いずれにしても、そんなお部屋のお掃除に入ることは滅多にないので、掃除屋目線でお家賃100万円のタワーマンションの最上階のお部屋を紹介いたします。

私は不動産に詳しいわけではないので、参考程度にご覧ください。

 

まず、玄関を開けるとこんな感じの透明なドアの入り口があります。

35階という高さでガラス張りなんですね。

もし、ガラスが割れたら、下にまっしぐら… 見慣れるまで怖かったです。

床は石材です。ピカピカな艶。

汚れなどで艶落ちしているところは、バフマシンで磨けば艶は戻ります。この写真は、機械で磨いて艶を出した直後の状態です。

 

この部屋を奥から手前に見るとこんな感じ。

入ってすぐ右に大きめのキッチンがあります。

キッチンの小物入れの扉は、ピアノの材質で艶はありますが、傷もつきやすいので、拭く時には注意が必要ですが、キッチン自体は普通の印象でした。

そして、階段があって2階に寝室やバスルームがある間取りになっています。

奥に寝室があるのですが、エアコンは天井タイプで、結構寒いほどよく効いてくれました。

普通のマンションより天井が高いため、フィルターなどの清掃はやりにくい…

とはいえ、部屋の中にシンプルなもの置きが異様にたくさんありました。

 

さて、ちょっと気になったのがバスルーム。入り口扉が透明なのですよね。

扉の手前に洗面台が二つある脱衣所があります。

そこにはサウナや洗濯機の排水板があるのですが、この部屋自体に鍵をかけることはできます。

ですが、明らかに複数の人が出入りする構造。

ということは、誰かがこの洗面所の鍵をかけ忘れてお風呂に入っている時に、洗面台を使おうとして、別の人が入ってきたら、バスルームの中が見えてしまいますね。個人的には違和感があります。

それに清掃の観点からも、お風呂の壁に固まってしまった水垢を取るのは結構苦労します。

バスルームの透明ドアの水垢ウロコ落としに電動工具はNG?おすすめの方法は?

このような水垢については、電動工具で磨くとピカピカになります。

しかし、入り口の透明ガラスに水垢がいっぱいついていて、これって完全には取れないんですよね。夜は綺麗に見えるのですが、陽が当たるとウロコ状の水垢が丸わかりです。

材質が高価なので簡単には改装工事ができないのが、掃除屋泣かせになってしまいます。清掃でなんとか綺麗にしてくれ〜、と依頼されるので。

申し訳ありませんが、そのような固まった汚れは完全には取れません。

 

それにバスタブが黒だから、何かの洗剤が塗装を剥がしてしまうのですよね。このように。

この色落ちは実際にはもっと汚く見えます。でも、清掃ではどうしようもないので取れませんでした、と説明できます。

タワーマンションの最上階の風呂場に多いのですが、配管のパーツのパッキンが取れていて、排水管から下水の匂いが上がってくる… これが閉め切った風呂場では結構な匂い。

このようなパッキンの取れたパーツはすぐに取り替えるのがベストです。

できるだけ早く、匂いをなんとかしたければ。

ということで、風呂場に関しては、清掃ではどんなに頑張っても新品のようにというところまではいきませんね。家賃の割には風呂場はちょっと気になるところでしょうか…

 

さて、お手洗いは?

便器は普通のウォシュレットですが床が石材。

この床に人間から出た汚れをこぼして汚らしくしたくないです。

ちょっと気を使うかもしれませんが、逆に汚さないようにしようという心理が働き、かえっていいかもしれません。

普通、便器の後ろに水洗タンクと水道があるのですが、この部屋にはそれはなく、小さな手洗いがあります。トイレがお部屋のようになっているので、ちょっと変わってますね。

 

ちょっと外に出て眺めを見てみましょう。ベランダからはこんな感じですが、おもちゃのようなビルがいっぱい…

下を見下ろすと、

本当に作り物のような勢いでビルが詰まってますね。車があんなに小さく見える…

率直なところ、下を見ると高すぎて結構怖いです。

ベランダから子どもが何かを落としたり、子ども自らが落ちたら本当にえらいことになりますね。高所とはそういう場所なので絶えずリスクがついてきますが、本当に落ち着ける場所か?と考えてしまいます。

 

さて、心斎橋タワーマンションの最上階のお部屋の様子はいかがでしたか?

住みたくなったでしょうか?

周りは飲屋街でちょっと嫌かもしれませんが… 部屋を魅力ある空間に改装すれば、大金費やしてでもそこに居たいと思う人も現れるかもしれませんね。

今回は、掃除屋目線でタワーマンションについて紹介しました。そこに住む人はごく少数派でしょう。それでも参考になれば幸いです。

洗濯機のジャバラと配管をつなぐエルボのカビ→焦げ取りスポンジでばっちり

では。

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