木材の床についた足の脂汚れ(ベタベタ)は実はこんなに汚い

大阪市のJR新今宮駅に近くにスパワールドという大きな温泉があります。

私は、そこで定期的に清掃作業しているわけですが、仕事で気づいたことを時々記事にしているわけですが…

世界の温泉スパワールド(大阪市)のピロティをポリッシャーで洗浄しました

 

今回は、リニューアルしたばかりの一見綺麗に見える木材の床(素足で歩く)は、実はこんなに汚れていたんだ〜というお話しです。

清掃の技術解説や商品の宣伝目的の記事ではありませんので、エンタメ程度にご覧下さい。

 

話の流れがあるので、どれくらい汚れているのか結論を示している写真は後の方になります。

 

まず、館内の木材の床にリニューアルされたスペースのお話しから。

スパワールドの3階にあるフードパークはこのように最近改装されたばかりです。

(文字説明のみでイメージがつきにくいかもしれませんが…写真撮影は控えました)

改装前の状態を知っている方は、「ずいぶん見違えったなあ」と思われているに違いありません。

以前は、少し盛り上がった場所にカーペットが敷いてあり、寝転べるような休憩所を兼ねたような、食事所でした。

ずいぶん、おしゃれになった印象です。今のお客から見れば、以前の状態よりこのリニューアル後の見た目の方がお好みでしょう。

最近は、床を含め、木材をメインとしたデザインが好まれます。

床は一見綺麗に見えますが、お客は素足で歩きます。

すると、どうなるか…

「ここを歩くとなんとなく足がベタベタする… 靴下に汚れが…」という客の声が多くなってきます。

「なんとかしなければ!」と思って、その場にいるスタッフがモップで水拭きするのですが、その程度では足のベタベタ感はなくなりません。

 

そういう背景で、清掃業者になんとかならないか、と依頼がくるわけです。

清掃業者からすれば、人の行き来を止めることさえしていただければ、全然難しい作業ではありません。

ところが、24時間営業しているため、そんなわけにもいかないので、清掃作業の難しいところ。

そこで、ある区画を人が入れないように、そこにあるもので囲ってその中で作業することにしました。

 

まずは、洗剤水をモップで塗布します。

すると、洗剤水がうっすら黒く濁っているのがわかりますが、足の脂が洗剤に反応しているのでしょう。

フードパークだからといって、食事の油の汚れではありません。少しはそれも含まれていますが、メインは人の行き来で生じる足の脂汚れです。

 

そして、ポリッシャーに赤いパッドをつけて磨きます。

自分がポリッシャーを使ったので、写真に撮れず…

次に、その汚水を集めるわけですが、こんなに汚れているのがわかります。

足の脂ってかき集めるとこのような色になります。

まんべんなく薄汚れた状態の時は目に見えて汚れがわからないのですが、集結させるとこんなに汚いのか、とわかるくらい汚れているのです。

機械で磨いているので、ベタベタの原因の大半は除去できました。

しかしながら、そのまま放置するのはいけません。すすぐ必要があります。洗濯機の洗いの工程にすすぐことが含まれているのと同じ理由です。

このように、綺麗な水でモップ拭きします。

そして、営業時間中なので出来るだけ早く乾燥させたいので、扇風機を使います。

奥の方がモップで拭いた後、まだ濡れている状態。

手前に方が扇風機の風で乾いた状態。

見た目では分かりにくいかもしれませんが、床の表面についた足の脂汚れはほとんど除去され、素足で歩けばすぐわかりますが、足で踏んだ感じのサラサラ感が蘇りがえりました!

 

繰り返しますが、作業自体は簡単です。

ですが、営業中に完全に人の行き来を止めるのが難しい。そこが清掃作業の難しいところですね。

 

大阪市の新世界の近くにあるスパワールド。

築30年くらいなるでしょうか… その頃のスパワールドをご存知の方もたくさんいるでしょう。

ですが、コロナ後に大規模なリニューアルがあり、随時いろんな箇所が見違えるように変わっています。

近くに来ることがあれば、是非お寄りくださいね。

繰り返しますが、私はスパワールドの従業員ではなく、清掃の協力業者として作業している目線で記事を執筆しているので宣伝ではありません。

ちなみにこんなヒヤヒヤする経験もあります。笑

iPadをスパワールドのピロティに置き忘れ→清掃員が見つけてくれた!

 

そして、これはリニューアル前の清掃について以前に書いた記事です。まだ残っていました。

バルチャーでさらっとカーペット洗浄するだけでサラサラ感がよみがえる

 

ということで、素足とはいえ不特定多数の人が歩きまくると、木材の床はベタベタするくらい、そして洗浄すると黒汚くなるくらい汚れている、だから定期的な手入れが欠かせない、ということをアピールさせていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございました。では。

 

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