「まさか、お米がこんなに高くなるとは…」
今まで当たり前に食べていたお米が、今や私たち低所得者にとって「贅沢品」になりつつあります。
この1年で価格は2倍以上に跳ね上がり、スーパーのお米の棚には「供給不足」の張り紙が目立つように。
ついには、以前2,000円以内で買えたお米5kgが、消費税込みで5,000円近くに達しているのを見て、私は決意しました。主食を、食パンとうどんに切り替える、と。
この記事では、実際に私が体験したお米の品薄と価格高騰の現状をレポートします。
そして、物価高騰を乗り切るために編み出した、食パン(98円)と茹でうどん(28円)を中心とした具体的な節約生活と、満足度を下げずに栄養を繋ぐための工夫を包み隠さずご紹介します。
「お米が高くて家計が苦しい」「何か安い代替食はないか」と悩んでいるなら、ぜひ最後までお読みください。
1. 【実録】お米の価格高騰とスーパーの品薄状況(2025年2月・3月時点)
1-1. お米5kgが価格2倍以上に!レシートで見る衝撃の事実
かつては「特売品」として、お米5kgを2,000円以内(税別)で買うことができていました。
しかし、物価高騰が本格化してからは、その常識は完全に崩壊しました。
まず、価格の推移を見てください。
2025年3月5日、私は近所の店頭で、お米5kgの値段を見て愕然としました。

価格は4,000円を軽く超え、消費税を合わせると5,000円近くになっていたのです。
この値段では、家計の厳しい低所得者層にとって、もはやお米は「主食」ではなく、「贅沢品」以外の何物でもありません。
1-2. スギ薬局で目撃した「お米供給休止」の張り紙
価格が高騰しているだけでなく、スーパーやドラッグストアでの供給自体も不安定になっていました。
私がその現状を目の当たりにしたのは、2025年2月26日のことです。いつものようにスギ薬局で買い物をしていたところ、
お米の商品棚がまたしても品切れの状態になっていました。
そこには、以下のような内容の張り紙が掲示されていたのです。
「お米の供給量が不足しており、(精米、もち米、無洗米)安定供給ができるまでの間、お米に関する各種サービスを休止させていただきます。」
また買い占めが始まるのではないかという不安がよぎる光景でした。
隣の棚には在庫がありましたが、やはり少々高めの価格設定。様子を見ようと一旦諦めたのですが、数日後(3月5日)に見ても価格はさらに上がっていました。
この現実を前に、私は「一度高くなったものは、現実問題元には戻らないだろう」と悟り、主食の切り替えを決意したのです。
2. お米が高くて買えない!低所得者が決断した「主食切り替え」生活
2-1. 主食を切り替え!食パンとうどんのコストパフォーマンス比較
お米の価格が5kgで4,000円を超えたことで、主食のコストパフォーマンスが一気に逆転しました。
私は、最も安価で手に入りやすい食パンとうどんを主食の軸に据えることにしました。
2-2. 【計算】お米 vs 食パン+うどん、本当に安くなるのはどっち?
以前のお米はコストパフォーマンスに優れていましたが、価格高騰後の主食を比較すると、食パン・うどん生活の方が明らかに安くなります。
【食パン・うどん生活のざっくり試算】
食パンとその他の食材を含めても、実際のところ「月に2,000円強かな」というアバウトな見積もりで収まっています。
【お米生活との比較】
この計算により、主食をパンとうどんに切り替えることで、月々の主食代を半額以下に抑えることが可能になりました。
3. 安い主食で乗り切る!満足度を上げる献立と栄養の工夫
主食をパンとうどんに変えたとしても、体が資本です。栄養が偏って病気になってしまっては元も子もありません。
私は、「安価な食材でボリュームを出す」「最低限の栄養(タンパク質・ビタミン)を確保する」という2つのルールで献立を組みました。
3-1. 播洲熟成うどん(6束188円)の活用とボリュームアップ術
茹でうどん(1玉28円)に加え、乾麺のうどんも安価な節約食材の柱です。私がよく活用しているのが、6束で188円程度とコスパ抜群の「播洲熟成」などのブランドです。
うどんは麺自体にボリュームがあるため、少量の具材でも満足感が得られやすいのが最大のメリットです。
3-2. パン・うどん生活でも病気にならない!牛乳と野菜で栄養を繋ぐ
パンとうどんは炭水化物が中心です。
ここで不足しがちな「ビタミン」「ミネラル」「タンパク質」を、安価で調理不要な食材で補給します。
① 調理不要の安価なタンパク質
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ゆで卵・温泉卵: 複数個まとめて作っておけば、朝食のパンに乗せたり、うどんに落としたりするだけで、良質なタンパク質を補給できます。
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牛乳: 価格は高騰していますが、パン生活の必須アイテムとして、カルシウムとタンパク質を補うために欠かせません。
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納豆: 1パック数十円とコスパ最強の食材。納豆ご飯ではなく、パンに納豆を乗せて焼いたり、うどんの具に混ぜたりする工夫も試しました。
② ビタミン・ミネラルの確保
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ミックスサラダ: 袋入りのミックスサラダや千切りキャベツを、手間をかけずにそのまま食べる。ここにマヨネーズやドレッシングを多めに加えて、無理なく野菜を摂取します。
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冷凍ブロッコリー・冷凍かぼちゃ: 加熱は電子レンジでOK。冷凍野菜は栄養価が落ちにくい上に、日持ちするため、生の野菜を買い切れない時に非常に便利です。
手の込んだ料理はできませんが、「牛乳と野菜でなんとか栄養をつなぐ」という意識で、今のところ病気にならずに元気に生活できています。
4. 価格高騰を乗り切るための「裏ワザ」と楽観的な考え方
主食を切り替えることで、食費の圧迫は一時的に回避できました。
しかし、やはり気兼ねなく美味しいお米を食べたいという気持ちは消えません。
そんな厳しい状況の中、私が高値でお米を買わずに済んでいるのは、ある貴重な「裏ワザ」に助けられているからです。
4-1. 親戚や知人からの援助:高値で買わずに済む貴重なルート
私の場合は、幸いなことに親戚から周期的にお米を譲り受けることができています。
これが、高騰したお米を「絶対に必要な出費」として計算に入れずに済んでいる最大の理由です。
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周囲に相談してみる: お米に限らず、野菜や日用品など、周囲との助け合いや情報の共有が、この厳しい時代を乗り切るための重要なライフラインになることを痛感しています。
4-2. 五目ごはんやレトルトを混ぜてお米を「カサ増し」する工夫
譲り受けた貴重なお米も、以前のように大量に消費するわけにはいきません。
お米を節約しつつも、満足度を高く保つための「カサ増し」術を使っています。
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混ぜ込みご飯の素: 五目ごはんの素を混ぜることで、少量のお米でも具材が増え、見た目も豪華になり、一膳で満足しやすくなります。
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レトルト活用: カレーや中華丼のレトルトは、ご飯にそのままかけて使うため、ご飯の量をごく少量に抑えても、濃厚な味付けのおかげで満足感が高まります。
4-3. 一度上がった物価は元に戻らない?収入UPか節約かの二択
本心を言えば、以前のように安価で気兼ねなくお米を食べたいところです。
しかし、タクシー代、新聞代、ガソリン代などと同じで、一度高くなったものは、現実問題として元には戻らないと私は考えています。
この厳しい現実に直面し、私たち低所得者が取れる手段は結局のところ二つです。
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収入を上げる: 仕事を増やすか、転職などで収入源を変える。
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徹底的に凌ぐ: 安い食料で栄養を確保しつつ、徹底的な節約で乗り切る。
楽観的な考え方: 自分ではどうにもならないことで悩んでも仕方ありません。「なんだかんだ言って、食べられているだけでも感謝して」と楽観的に考えることが、この状況を乗り切るための健康的なマインドセットだと信じています。
❓ FAQ:お米の価格高騰と代替食に関するよくある質問
Q1. お米の価格高騰はいつまで続く見通しですか?
A. 原油高や円安、輸送費の高騰など複合的な要因があるため、すぐに価格が元に戻る可能性は低いと見られています。また、高騰後も生産コストが下がらない限り、価格は高止まりする可能性が高いです。
Q2. お米の代替食で一番コストパフォーマンスが良いのは何ですか?
A. 記事で紹介したように、最安値の食パンや茹でうどんが非常に安価です。日持ちや使い勝手を考えると、パスタやじゃがいも(ふかし芋など)も代替主食として優れています。
Q3. 食パンやうどん中心の食生活で栄養の偏りが心配です。
A. 炭水化物ばかりにならないよう、必ず以下の安価な食材を足す工夫をしましょう。
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タンパク質: 卵、納豆、豆腐(冷奴)、牛乳
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ビタミン・ミネラル: 袋入りのカット野菜、冷凍野菜(ブロッコリーなど)
🌾 結び:この時代を賢く乗り切り、いつかまた心ゆくまでお米を
今回の投稿は、お米が手に入らない、買えないという私自身の切実な現実から生まれたものです。
本心を言えば、やはり以前のように、食費を気にすることなく、炊き立ての白いご飯を心ゆくまで頬張りたい。あの頃の生活が、今は遠い夢のようです。
しかし、嘆いていても現実は変わりません。
私たちは、一度上がった物価を前に立ちすくむのではなく、「安価な食材でいかに工夫し、健康を維持するか」という新しい戦いに挑むしかありません。
食パンと茹でうどんで凌ぐ日々は続きますが、親戚からの温かい援助や、レトルトを活用する小さな工夫一つ一つに、日々感謝しています。
なんだかんだ言って、私たちはまだ、食べることができています。
この現状に感謝しつつ、この厳しい時代を賢く乗り切り、いつかまた、気兼ねなく美味しいお米を食べられる日が来ることを信じて、私は目の前の食卓に向き合い続けます。
同じように家計に苦しむ方の参考になれば幸いです。
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