ハウスクリーニングの作業者の方にお尋ねしますが、キッチンの白い台が油汚いとか薄汚いなどとクレームを言われることはないでしょうか?
このようなタイプのキッチンの白い台。
ない方は優秀ですね。
でも、稀にありますが、入居者がクレーマーのように細かい人だとおおよそ綺麗なのにイチャモンつける人もいるので、出来るだけそうならないように未然に尽くすにはどうすればいいのか考えてみました。
と言っても、事故と一緒で作業する以上クレームなんて絶対に防ぐことは不可能ですが…
ハウスクリーニングの細かいクレーム(キッチンの扉、小物入れ、取手)に対応して学んだこと
何事も問題に対処するには、原因を絞り出すことが大事。ではなぜクレームになるのか? それは入居者側の妥当な言い分なのか?を見極める必要があります。
クリーニングなので中古物件。どんなに尽くしてもどうにもならないような後者の場合は相手にしません。申し訳ないけど。
ところが、作業者である自分では綺麗になったと思えても、入居者から見れば「何これ?汚い。」と言われることがあります。その場合は手直しが必要でしょうね。
では、綺麗に見えるキッチンの白い台の何が汚いと思われるのか?
- 前の入居者の透明な油汚れが見えなくて、触るとべたっとしていた
- 本来白いはずなのに、うっすら黄色く見える
経験から言えば、だいたいそんなところです。
原因が特定できたところでどうすればいいのか?
明らかに、「うわ、汚い」という状況だったら、一生懸命全面を綺麗にするでしょう。
ところが、もともとそれほど汚れていないように見えた場合、かえってそれがわな。
濡れたタオルで水拭きして乾拭きもするのだけれど、透明な油がプツプツと残っていた、ということがあります。ではそれをなくせばいいというわけですね。
一見綺麗に見えても、前の入居者は油を少しもこぼしていないなんて有り得ないので、最後にマジックリン程度の洗剤で良いのでそれを噴霧して、100均の焦げ取りスポンジで軽く回転させるように擦り、その後からさらに濡れたメラミンスポンジでも結構力を入れて擦る、後は水拭き乾拭きでべたっとした油汚れは完全に消えて、手で触ってもべたっとはしないと思います。
ここまで、丁寧に作業すれば、9割以上クレームになることはまずないでしょう。綺麗なので。
ちなみに、最近、同じ建物内の同じ部屋のガスコンロの天板の排気口の中を覗き込んで、ラーメンのカスが残っていると言われたことがありましたが…
これは、天板をネジで外さないと取れない… というか別に難しいことではありませんが、作業後に確認のため、自分でも上から覗き込む必要がありますね。
それはそうと、キッチンの白い台に話を戻して…
油汚れは取れたはずなのに、なんかうっすら変色したように黄色いと思う人も中にはいました。
念のために、目に見えない透明な油も完全に落としてから、カビキラーなどの漂白剤を噴霧して白い台の全面にまぶす。そして数分放置。それからあらためて綺麗なタオルで水拭き乾拭きする。するとどうでしょう?
カビキラーの噴霧前後では台の白さが変わっているでしょうか?
自分では大きな変化はないように思えますが、確かに変わっています。逆に言えばこれ以上どうしようもないですね。
このようにすることによって、白い台に付着している透明なべたっとした油分とうっすら黄色い?は解決できます。それほど時間はかかりません。一手間かけるか端折るかは作業者次第ですね。
ちなみにこのような形状のキッチンだったら、洗剤で油を落としてからジフなどの研磨剤で軽く擦り、ホースでシュワっと流すだけの作業ですみます。
こう考えると、ビルドインコンロのキッチンは一手間かかりますね。なのに作業料金はほとんど変わらない… なかなか泣かされます。ですが、文句を言っても仕方ないですし、仕事があるだけでも感謝して頑張ります。
何事も感謝心が作業効率アップを求めるならそのベースなので。
なんか、話が精神論的になってきた… 書き手の心情が赤裸々にでましたね。すみません。
このキッチンの部屋は大阪市梅田にある1DKのマンションですが、家賃が13万円を超えます。
物価高のこのご時世にこんな高い家賃を出してまで入居するわけですから、結構な稼ぎ手なんでしょうね。自分だったらその半分のお値段でも考えてしまいます。今住んでいるところが、築50年の家賃5万円の物件なので。今の時代、家賃はこれくらいの方がいいかなあ。
今回はキッチンの白い台の掃除に関してフォーカスしましたが、油汚れがもっとひどいのは、レンジフードですよね。そのフィルターを洗った記事を参考までにここで紹介します。
そして、ビルドインコンロの天板に関しても。素材は化学変化で変色している場合があるので、それをなんとかしようとしてむきになって擦りすぎると傷傷になります。
ビルトインコンロの天板のシミ跡は素材の化学変化→清掃でムキになる必要なし
ということで、最後までご覧いただきありがとうございました。
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