「洗面台の流れが悪くてイライラする…」
「もしかして、下のパイプが詰まっている?」
そう思って洗面台の下を覗いてみたものの、複雑そうな銀色の配管やプラスチックの部品を見て、手を止めてしまった方も多いのではないでしょうか。
実は、洗面台の詰まりの正体は、その「U字のカーブ」に溜まった髪の毛やヘドロです。
そして、このパーツは構造さえ分かれば、意外と簡単に外して掃除することができます。
ただし、プロの現場でも一歩間違えれば「水浸し」や「部品破損」を招く、注意が必要な作業でもあります。
この記事では、ハウスクリーニングに携わって30年の筆者が、初心者でも失敗しない「U字トラップの取り外し・清掃・取り付け」のコツを詳しく解説します。
「自分でやってみたいけれど、水漏れが不安…」という方は、ぜひ作業前にこの記事を最後までチェックしてみてください。
目次
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準備:これだけは揃えて!プロの七つ道具
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実践:失敗しないU字トラップの取り外し・清掃手順
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プロの極意:元に戻す時の「指先チェック」とは?
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トラブル事例:なぜ水漏れやクレームが起きるのか
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よくある質問(FAQ)
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まとめ:自分でできるとメンテナンスが楽しくなる
本文
1. 準備:これだけは揃えて!プロの七つ道具
作業を始める前に、必ず以下のものを用意してください。
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バケツ(または洗面器):トラップ内の「封水」を受け止めます。
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古タオル・雑巾(2〜3枚):床に敷く用と、手を拭く用です。
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スマホ:分解前の状態を撮影します。
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古い歯ブラシ:内部のヌメリを落とすのに最適です。
2. 実践:失敗しないU字トラップの取り外し・清掃手順
STEP 1:撮影 パッキンの向きやナットの向きを写真に撮ります。これが復旧時の命綱になります。
STEP 2:分解 トラップの真下にバケツを置き、上下2箇所の大きなナットを反時計回りに回します。
プロのコツ:最初は手で回してみましょう。固い場合は、ナット部分をタオルで包んで回すと滑らずに力が伝わります。
STEP 3:洗浄 外したU字管を風呂場などへ持っていき、内部を洗います。 管だけでなく、入り口の「ヘアキャッチャー」に詰まった髪の毛も取り除きましょう。




3. プロの極意:元に戻す時の「指先チェック」とは?
取り付けの際、ナットを「手」で止まるところまで締め、最後に少しだけ増し締めします。
最も重要なのが「通水確認」です。
水を流しながら、接続部を「乾いた指先」で一周なぞってください。
目に見えない一滴の滲(にじ)みが指に触れなければ、完璧に密閉されている証拠です。
4. トラブル事例:なぜ水漏れやクレームが起きるのか
先日、同僚の現場で「清掃後の洗面台から水漏れがある」と報告がありました。
原因はパッキンの劣化でしたが、それを確認するために担当者が配管を分解したところ、**「中が真っ黒じゃないか!掃除していないのか!」**とクレームに発展してしまいました。

トラップの中が真っ黒。

排水のところの部品の汚れ。

下から見上げるとゴミのキャッチにも髪の毛が詰まっている…
「分解清掃」が契約に含まれているかは業者によりますが、自分で分解できる知識があれば、こうしたトラブルを未然に防ぎ、自信を持って「中は綺麗でしたよ」と伝えることができます。
よくある質問(FAQ)
Q:トラップを掃除したのに、まだ下水の臭いがします。 A:床との接合部をチェック! 床に入っていく部分の「防臭キャップ(ゴム)」がズレていると臭います。指でグッと押し込んでください。
Q:奥の配管も汚れている気がします。熱湯を流してもいい? A:熱湯は厳禁です! 配管が変形する恐れがあるため、40〜50度のぬるま湯に留めましょう。
Q:ナットが固くてびくともしません。 A:無理は禁物です。 古いプラスチックは割れやすいため、潤滑スプレーを使ってもダメならプロに任せる勇気を持ちましょう。
まとめ:自分でできるとメンテナンスが楽しくなる
30年現場に立っていますが、私も最初は不安でした。
しかし、構造を理解してしまえば、ここは「家の中で最も汚れが溜まりやすく、かつ最も綺麗にした実感が持てる場所」に変わります。
焦らず、ゆっくり取り組んでみてください。
自分でメンテナンスができるようになれば、住まいへの愛着もきっと深まるはずです。
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