大阪市北区にある築5年の15階建てワンルームマンションのハウスクリーニングをしています。
現場はその建物だけではありませんが、そこに入ることが多いのでそう書きました。
新しい部屋なのに苦労する一つに便座の裏側の汚れです。
強く擦ると傷がいくし、柔らかいもので擦ってもなんら取れていない…
では、どうするか?
今回はそんな投稿です。
異論は承知で結論だけ書くと、ジフなどの研磨剤をつけて硬めのスポンジで擦る、これがベターではないかと思っています。もちろん素材は無傷ではないですが…
仕上がりはこんな感じです。
その建物はほぼ同じ便器です。他のところはそれほど汚れていないのに赤丸で示した便座裏の先の部分とゴムの汚れがひどい時があります。
ゴムはスクレーパーを入れれば取れるので、綺麗に見えても取って漂白剤にでもつけ置いて洗った方がいいでしょう。
便座裏のゴムの黄ばみの除去は汚れか変色を見極めるのがポイント
時々忘れるんですよね。比較的綺麗な時に限って…
入居者が気づかなければ問題ありませんが、よく知っている人で神経質な人は外すかもしれない… 外したら絶対に汚い汚れがあるので不快になると思います。
まあ、普通はそこまでしないかな。
問題は黄ばみです。
これは、どんなに綺麗に使っていても、座って用を足していたとしても跳ね返りの汚れがそこに付着して、しばらく放置すると汚らしく変色するというわけです。
ウオシュレットを使った時の跳ねもその原因。
これは仕方がない…
汚すなと言うなら、トイレは使うなと言っているのと同じだからです。
人間そんなことは不可能。
こまめにティッシュで拭くだけでも綺麗に保てるんですけどね。
こういう汚れでも、ペットとか飼っていて、そこらここらにやられるよりはよっぽどましだと考えれば気は楽かも。
そこで、どうするか?
いきなり酸性の強い洗剤をかけたり、漂白剤をつけおきすることはしません。
たいていのウオシュレットには、中性洗剤しか使用しないように注意書きがあるからです。
中性洗剤とタオルで拭いて取れる場合もあります。
それで取れたらいいのですが、無理な場合には次の工程。
この部分は、作業経験から言えば漂白剤や酸性洗剤をつけ置いても完全には元通りにはならないですね…
なので、どのみち擦る作業が必要。
ということは、何も考えずにジフをつけてスポンジで擦るのがベターなのかな、という結論に達したわけです。
擦って傷がいくとそこに汚れが染み込みやすくなるなどと声が聞こえてきそうですが、賃貸物件の場合、新しい入居者が中古物件のレベルで綺麗に見えればそれでいいこと。
もし、それでご不満のようなら、取り替えを検討なさってください〜 掃除屋では中古品を新品に変えることは不可能です。
それに、人が住んでいた以上、無傷なんていうことがあり得るのでしょうか?
キッチンのシンクでも綺麗に洗浄したとしても、前の入居者がつけた傷は多少ついていまし、どうにもなりません。
別途料金のオプションでプロの鏡面仕上げという技がありますが、そこまで求めるなら話は別ですが、使っていくうちにどうせ汚れていくものなので、一般家庭ではあまり意味がないような…
便座裏も座って用を足す人には普段は目につかないし、入居する時に綺麗だったらそれでいいのではないでしょうか… 入居後は是非ご自分で手入れを。
ということで、この投稿では、自分はプロのハウスクリーニング作業者ではありますが、不必要に時間や労力をかけずに綺麗にするのがお仕事だと割り切って作業しています、という話でした。
この記事の内容は一清掃作業者の私見なので、「便座裏」「黄ばみ」などの語句で検索すると、専門的なたくさんの情報が出てきます。ご自分に合う作業方法で対処していただければ幸いです。
便座蓋の記載はLINAXが一番?分かりやすい(メーカー比較してみた)
では。
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