「英語を上達させるなら、海外の人と直接話すのが一番」。
それは分かっています。でも、いざ会話を広げようとすると、壁にぶつかりませんか?
友人からは「持ち物を褒めれば会話が弾む」と教わりました。
でも、50代の男が「素敵ですね、手作りですか?」
なんて口にするのは、正直ちょっと気恥ずかしい……。
そう思いませんか?
「素敵ですね」 ……いや、わかってるんです。
英語なら “That’s nice.” とか “It’s wonderful.” とか言えばいい。
中学生でも知っている単語です。
でも、私たち50代の日本人男性にとって、この「褒める」という行為、しかも初対面の海外の方に対して……となると、急に心のブレーキがかかりませんか?
「お世辞だと思われないか?」「なんだかお調子者に見えないか?」なんて、余計な自意識が邪魔をする。
友人は「手作りですか?とか、母国のものですか?って聞けばいいんだよ」と軽く言いますが、それがサラッと言えるなら苦労はしません(笑)。
そこで私は、AI先生の知恵を借りることにしました。
「大げさじゃなく、でも相手の心にスッと届く、『50代の私』が言っても浮かない一言」を。
■ 辿り着いた、私の「勝負フレーズ」
AI先生はいくつか候補をくれましたが、私が「これだ!」と膝を打ったのがこの表現です。
“It really shows your personality.” (あなたの人柄が表れていますね。)
どうでしょう。これ、絶妙だと思いませんか?
持ち物そのものを「高そうですね」とか「派手ですね」とジャッジするのではなく、それを選んだ相手の感性や人柄を肯定する。
これなら、若者が使うようなキラキラした褒め言葉に抵抗がある私でも、静かな敬意を込めて口にできそうです。
何より、相手も「自分の内面を見てくれている」と感じて、そこから趣味や価値観の話に自然と繋がっていく気がします。
■ 他にも「これなら言える」と思った備え
もちろん、シチュエーションによってはもう少し感情を乗せたい時もあります。
そんな時のために、私は「これだけは」というオプションをいくつか手帳に書き留めました。
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「心が和みます」と言いたい時 “It’s very calming.” (「Beautiful!」と叫ぶより、落ち着いた大人の感想として使いやすいです。)
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相手のエネルギーに触れた時 “It brightens my day.” (「元気が出ます」を直訳するより、「あなたのおかげで私の日が明るくなった」という感謝の響きが素敵です。)
■ こんな風に使ってみる:実践会話例
頭で覚えるだけでなく、実際の会話の流れをイメージしてみましょう。
気恥ずかしさを乗り越えた先の、小さな成功体験です。
ケース1:相手の持ち物(ネクタイや時計、小物)が気になった時 相手の「センス」を自然に褒めて、会話を広げるパターンです。
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自分: “That’s a nice watch.”(素敵な時計ですね)
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相手: “Oh, thank you! It was a gift from my family.”(あ、ありがとう!家族からの贈り物なんだ)
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自分: “It really shows your personality.”(あなたの人柄が表れていますね)
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相手: “You think so? Actually, my daughter picked it…”(そうかな?実は娘が選んでくれて……)
💡 ワンポイントアドバイス: ここでのポイントは、「物」そのものの値段やブランドではなく、相手の「選択」を褒めることです。「高いですね」は無粋ですが、「あなたらしい」という言葉は、相手のこれまでの歩みや雰囲気を丸ごと肯定する最上級の敬意になります。少し照れくさければ、穏やかな笑顔で頷きながら言ってみてください。
ケース2:オンライン英会話や交流会で、相手の考え方に触れた時 「素敵ですね」という感情を、少しだけ丁寧に伝えるパターンです。
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相手: “I love gardening. It’s my way of relaxing.”(趣味はガーデニングなんです。リラックスできるので)
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自分: “That’s lovely. It’s very calming just hearing about it.”(それはいいですね。お話を聞くだけで心が和みます)
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相手: “I’m glad you feel that way. Do you have any hobbies?”(そう言ってもらえると嬉しいです。あなたは何か趣味はありますか?)
💡 ワンポイントアドバイス: 相手の話を「聞く」ことも立派なコミュニケーションです。“It’s very calming”(心が和みます) という表現は、相手に対して「あなたの話は心地よいですよ」という安心感を与えます。前のめりに喋るのが苦手な方こそ、こうした「受け止め」のフレーズを持っておくと、会話の主導権を優しく握ることができます。
■ 結局、英会話は「自分に合う服」を探す旅
今回AI先生とやり取りして痛感したのは、**「全部覚えようとしない」**ことの大切さです。
AIは100点の正解をたくさん並べてくれますが、その中から「これなら自分の口から出ても違和感がないな」という70点くらいの、しっくりくる言葉を選ぶ。
いわば、自分の体型に合った服を選んで着こなすような感覚です。
昨日は「somewhat(いくらか)」なんていう少し理屈っぽい単語を覚えるのに精を出し、今日は「人柄」を褒めるフレーズを吟味する……。
こうして一歩ずつ、自分らしい「大人の英語」を組み立てていく過程が、実は何より楽しいトレーニングなのかもしれません。
こうした具体的なやり取りをイメージしてみると、英語は単なる「言語」ではなく、**「相手との心の距離を測るツール」**だと気づかされます。
50代。若者のような勢いはなくても、私たちにはこれまでの人生で培ってきた「相手を敬う気持ち」があります。
それをたった一言、英語という翼に乗せて届けてみる。
検索流入を狙った教科書通りの記事もいいですが、私自身のこうした「試行錯誤のプロセス」が、同じように一歩踏み出そうとしている誰かの背中を、ほんの少しでも押せたら嬉しいです。
次は、実際にこのフレーズを使って、相手がどんな顔をするか……。
またレポートしますね。
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