「マイナンバーカードの更新案内が届いたけれど、スマホで全部できないの?」
そう思っている方は多いはず。
私も先日、5年ぶりの更新に行ってきましたが、そこで感じたのは「デジタルとアナログの奇妙な分断」でした。
電子証明書の更新はスマホで数分。
なのに、カード本体の更新にはなぜか市役所への来庁が求められます。
予約は必要なのか? 現場での所要時間は?
50代の私が実際に足を運んで分かった、2026年現在のリアルな更新手続きの一部始終をレポートします。
電子証明書は「スマホ」、カード本体は「市役所」。この差は何?
先日、電子証明書の更新をスマホで済ませたときは「なんて便利なんだ!」と感動しました。
マイナポータルアプリを使い、自宅のソファに座ったまま、わずか数分で完了。
これぞデジタル庁の真骨頂だと。
ところが、その数日後に届いた封書を開けて愕然としました。
「マイナンバーカードの交付のご案内:市役所までお越しください」
「えっ、カードそのものの更新はオンラインじゃないの?」
確定申告(e-Tax)がスマホ一つで完結するこの時代に、わざわざ仕事を調整して窓口まで出向かなければならない……。
この「デジタルとアナログの分断」に戸惑いを感じつつも、指定通りに予約をして市役所へ向かいました。
【実録】市役所での手続き、当日のタイムスケジュール
私が体験した、リアルな所要時間は以下の通りです。
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移動(自転車): 往復20分
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待合室での待機: 約10分(予約済み)
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対面での手続き: 約15分
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合計:約45分
自転車で10分という好条件の私でも、結局トータルで1時間弱の時間を費やすことになりました。
予約したのに待つ?窓口でのアナログなやり取り
市役所に到着すると、平日の昼間にもかかわらず会場は多くの人で賑わっていました。
「予約をしたのだから、すぐに終わるだろう」と高を括っていましたが、やはり前後の予定もあり10分ほど待機。呼ばれた先で待っていたのは、私より少し年上、60代半ばとお見受けするベテランの女性担当者でした。
そこで行われたのは、極めて「丁寧なアナログ作業」です。
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旧カードの回収と無効化処理(物理的なパンチ穴)
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記載事項(住所・氏名)の目視確認
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そして、最大の関門「暗証番号の再入力」
2026年になっても、最後は「指先」が頼り
驚いたのは、5年前に設定した暗証番号を、改めて窓口の端末に一文字ずつ手入力しなければならないことです。
「以前と同じ番号でいいですよ」と言われつつも、タッチパネルを慎重に叩く作業。
間違えればロックがかかるという緊張感の中、担当者の方に見守られながら入力する時間は、デジタル化とは程遠い「儀式」のように感じられました。
私のような50代の人間から見ても、「この細かい事務作業を、一人ひとりの来場者に繰り返す担当者の方も大変だな……」と、同情の念を禁じえません。
一人15分。1時間に4人。これを一日中繰り返す。
そのコストを想像するだけで、もっと効率的な方法があるはずだと思わずにはいられませんでした。

結論:5年後の更新こそ「完全オンライン」を期待したい
今回の体験を一言で表すなら、**「デジタルとアナログの、埋めようのない溝」**です。
便利になった部分(電子証明書)がある一方で、依然として残る「対面・目視・手入力」の壁。
不正防止や本人確認の厳格さは理解できますが、スマホの顔認証技術や郵送システムを駆使すれば、この1時間という時間はもっと短縮できるはずです。
もし、これから更新を控えている方がいれば、私からお伝えしたいアドバイスは2つだけ。
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「必ず予約をしてから行くこと」(これがないと、待ち時間はさらに膨れ上がります)
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「暗証番号の控えを、スマホのメモか紙で用意しておくこと」
無事に新しいカードを手にできた安堵感とともに、「次回の更新時には、一歩も外に出ることなく手続きが終わる未来」を心から願っています。
【FAQ】マイナンバーカード更新のよくある質問
更新手続きに行く前に、多くの人が抱く疑問をまとめました。
Q1. マイナンバーカードの更新は、すべてスマホで完結しないの?
A. 残念ながら、現時点ではカード本体の受け取りに「対面での本人確認」が必須です。 電子証明書の更新(5年ごと)はスマホで可能ですが、カード自体の有効期限(10年、または発行から10回目の誕生日)に伴う更新は、市役所等の窓口へ足を運ぶ必要があります。
Q2. 手続きにかかる時間はどのくらい?
A. 窓口での所要時間は15分〜20分程度です。 ただし、これは予約をしている場合の目安です。予約なしで行くと1時間以上待たされるケースもあるため、事前予約を強くおすすめします。
Q3. 更新には何を持って行けばいい?
A. 基本的には以下の3点が必要です。
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送付されてきた「交付通知書(ハガキや封書)」
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現在持っている「マイナンバーカード」
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本人確認書類(免許証など、カード以外にもう1点あると安心です) ※暗証番号を忘れてしまった場合は、窓口で再設定が可能です。
Q4. 手数料はかかりますか?
A. 有効期限に伴う通常の更新であれば、手数料は原則無料です。 ただし、カードを紛失してしまった場合などの再発行には手数料(1,000円程度)がかかるので注意しましょう。
Q5. 土日や夜間でも更新できる?
A. 自治体によって異なりますが、多くの市役所で「休日開庁日」や「延長窓口」を設けています。 予約システムから空き状況を確認できることが多いので、お住まいの地域の公式サイトをチェックしてみてください。
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