痛くないのに歯医者に行くのは意味がある?今日からできる歯磨き改善

はじめに

 

みなさんは、歯医者さんと聞くとどんなイメージをお持ちですか?

「歯が痛くなってから行くところ」「ドリルの音が怖い…」と感じる方も多いかもしれません。

50代後半に差し掛かる私は、最近は痛いわけではないのですが、3ヶ月に一度、定期的に歯医者さんに通っています。

コロナ禍の時に、前歯が虫歯になって溶けてしまった時に、歯医者で治療したところ、他にもいっぱい悪いところがあって、定期的に見た方がいいと言われたことが、きっかけです。

それでも、半年に一回とかにはならないかなあ、と今でも思う時がありますが、歯の性質上それは無理ということもわかりました。

なので、今日の定期検診で歯科衛生士さんから教わった、目からウロコのアドバイスと、痛くないのに歯医者に行くことの価値について、みなさんにお伝えしたいと思います。

去年より500円くらい、治療費が高くなっていますけどね… 仕方ない。

 

プロはやっぱりすごい!磨いているつもりでも見逃しがちな「歯の裏側」

 

毎日欠かさず歯磨きをしているし、フロスや歯間ブラシも使っているから大丈夫!と思っていました。

というのは、厳密に言えば間違いで、歯医者に行ってから3ヶ月目くらいで、だんだん歯磨きの手を抜くようになるんです。

それで、歯科医に行く前にできるだけ磨いて行くわけですが、それでも完璧な理想ほどはきれいにならない箇所ですね。歯は。

私の場合、歯医者さんでのチェックで発覚したのは、下の前歯の裏側に少し磨き残しがあるということ。

鏡を見ないと見えにくい場所なので、どうしても見逃しがちなんですよね。歯磨きの時にじっくり鏡なんて見たことない、常に感を頼りに磨いています。

「柔らかい歯ブラシで、歯茎にも軽く当てるように磨くといいですよ」とアドバイスをもらいました。

歯科検診で奥歯は柔らかい歯ブラシがおすすめと言われた(その理由)

柔らかい歯ブラシ歯茎にも軽く当てるように磨くと、歯周ポケットの汚れもかき出しやすくなります。

力を入れすぎず、やさしく小刻みに動かすのがポイントです。

 

自宅ケアでは限界がある!プロにしかできない「仕上げ磨き」

 

歯磨きやフロスを毎日頑張ったとしても、歯医者さんではいつも「よく磨けていますね」と言われながらも、少しですが汚れが出てきます。

歯の中の発酵した匂いも出てきますね。なんか恥ずかしいです。

しかしながら、自分の磨き方が下手なのではなく、どんなに丁寧に磨いても、どうしても取りきれない汚れがあるからだそうです。

歯石や、歯の表面にこびりつく「バイオフィルム」という細菌の膜は、歯科医院にある専用の器具でないと完全に除去できません。

つまり、歯医者さんのクリーニングは、私たちの日々のケアを完璧にするための「プロによる仕上げ磨き」という感覚です。

毎日そんなにしないといけないのでしょうかね〜

痛くなってからでは遅い!「歯を守る」ための予防歯科

 

昔は「歯医者は歯を治すところ」でしたが、今は「歯を守るところ」に変わってきています。

虫歯や歯周病は、初期には自覚症状がほとんどありません。知らない間に進行してしまい、気づいた時には手遅れ、なんてことも…。

3ヶ月に一度の定期検診は、そうなる前に小さな兆候を見つけてもらい、プロの手で徹底的にクリーニングしてもらうための大切な時間です。

昔の人々が失ってしまった歯を、現代の私たちは一生使い続けることができる。これは、本当にすごいことだと思います。

そう思って3ヶ月に一度通い続けています。

でも、実際にあまり歯医者に行かない人もいるのも事実。どんなに自分でケアしても絶対限界があるのに…

あまり歯医者に行かない人」について

 

世の中には、ほとんど歯医者に行かないという人も確かにいますが、その背景には、以下のような理由が考えられます。

  • 「痛くなってから行く」という考え方: 歯医者は「治療」するところだと考え、痛みや違和感がない限り行かないという人が少なくありません。
  • 歯科医療に対する認識不足: 歯周病が全身の健康にも影響を与えることなど、お口の健康がどれほど大切かを知らない人もいます。
  • 費用や時間的な制約: 歯科検診には費用や時間がかかるため、定期的に通うことが難しいと感じる人もいるかもしれません。

私の場合、一つ目と二つ目は同意。

しかし、費用と時間がかかるにのは事実。人間メンテナンスが必要だからそれは仕方がないですね。歯に関するその理由とは?

 

3ヶ月に一度の歯科通いは「理想的」なペース

 

3ヶ月に一度の定期検診は、お口の健康を維持するための理想的なペースと言えます。

歯石は、一度除去しても3〜4ヶ月ほどで再形成されると言われています。

早いなあ〜

また、このサイクルに合わせてプロによるクリーニングを受けることで、歯周病や虫歯のリスクを大幅に下げることができます。

予防は治療に優る。

半年に一度でも良いという人もいますが、それはお口の中の環境が良好な場合に限ります。私の場合、現在3ヶ月に一度通っているということは、それだけのケアが必要だと判断されているからですね。

歯石除去の時にヒリヒリ痛い箇所がある? 私は前歯の上

 

上の前歯の表面の歯石除去に来た時が、いつも試練です。

ヒリヒリ痛いから。

グッと堪えています。

なぜそこだけ痛いのか…

それは、歯の過敏な場所は人それぞれで、奥歯は平気なのに前歯だけ痛い、下の歯は大丈夫なのに上の歯だけ響く、など、痛みの感じ方は個人差が大きいからです。

私の場合は前歯の上。

特に、上の前歯はデリケートな部分だそうで、歯石が歯茎の境目や表面に付着していると、それを除去する際に歯茎が刺激されたり、知覚過敏になっている部分に器具が触れたりすることで、痛みを感じやすくなります。

もし、痛みが我慢できないほどであれば、歯医者さんに行く際に、麻酔の使用について相談してみるのも一つの方法です。

私はそこまでではない…耐えることはできます。

しかし、表面麻酔といって、歯茎に塗るタイプの麻酔もありますし、必要であれば局所麻酔も可能です。

また、知覚過敏用の歯磨き粉を日常的に使って、歯の神経を保護することも有効です。

まあ特にそこまでしなくても今のところ大丈夫です。

今の歯医者さんはヤブではないですね。痛みを我慢する必要はありません。遠慮なく歯科医や歯科衛生士さんに「上の前歯が特に過敏なので、やさしくお願いします」と伝えてみることができます。あくまでも私が通っているところはですが…

皆さんのところはどうですか?

こう思うと、昔歯医者がなかった時はどうしてたのでしょうね、と疑問に思いませんか?

 

昔の人たちはどうしてたの?歯磨き事情

 

現代のように歯ブラシも歯磨き粉も、そして歯医者さんもいなかった時代。

じゃあ、昔の人たちはどうやって口の中をきれいに保っていたのでしょうか?

実は、彼らなりの工夫がありました。

  • 自然の歯ブラシでゴシゴシ: 特定の木の枝や植物の繊維を噛んで、歯を磨いていたそうです。特に、インドでは今でも「ニーム」という木の枝が歯磨きに使われています。天然の抗菌作用で、口の中をスッキリさせていたんですね。
  • 食事が歯磨き代わり: 昔の食べ物は、今よりもずっと硬いものが多かったんです。よく噛むことで、歯の表面についた汚れが自然と取れ、唾液もたくさん出て口の中をきれいに保つ効果がありました。現代のように甘いものや柔らかいものが少なかったことも、虫歯が少なかった理由かもしれません。
  • 痛くなったら「おまじない」: 今のように歯医者さんがいなかったので、歯が痛くなったら、薬草を使ったり、おまじないのように塩水でうがいをしたりしていました。でも、根本的な治療はほとんどなく、ひどくなると歯を抜くくらいしか方法がなかったそうです。

まあ、そうでしょうね。

要するに昔は今ほど歯が侵されるリスクが少なかったということです。随分今とは違うんですね。

考えてみると、現代の私たちは、自分の歯を一生使い続けることができるという、昔の人からしたら夢のような時代に生きています。

そう思うと、歯医者さんでの定期検診は、そのための大切なメンテナンスと思えるようになりました。

 

まとめ|今日の歯医者は、未来の自分への投資

 

「痛くないのに歯医者に行くなんて…」と思われがちですが、今日学んだのは、それが未来の自分への大切な投資だということです。

毎日の丁寧な歯磨きに加えて、定期的にプロのチェックとクリーニングを受けること。これがお口の健康、そして全身の健康を守ることにつながります。

もし「最近歯医者に行ってないな」という方がいたら、ぜひ一度、検診を受けてみてください。新しい発見があるかもしれませんよ。

ちなみに私は3ヶ月に一度です。大阪府在住で歩いてすぐのところにある歯医者なので面倒ではないとは言いませんが、いい方ですね。

突然、前歯の詰めが取れて、急に治療に行ったこともありました。歯はなかなかデリケートです。その面でも歯科通い慣れしてよかったです。

では。

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