endeavorって何?ネイティブがtryの代わりに使う理由

はじめに

Tryとendeavor、どちらも『努める』だけど、この2つの違いを意識したことはありますか?

実際には、ネイティブは日常会話ではtryを多用しますが、特定の状況ではendeavorを使い分けています。

でも、この単語を知らないと使い分けも何もない…

ということで、この記事を読めば、あなたが次にendeavorを使うべき場面がはっきり分かるでしょう。

と言いましたが、私は英語のプロではありません。毎日英文に接していますが、ふと疑問に思ったことを深堀して調べて、自分のボキャブラリーのために毎日ブログに書いています。よかったらお付き合いください。

ちなみに前回はこのようなことを書きました。

英語の奥深さ!understandとcomprehend、たった一語で変わるニュアンス

ということで本題。

 

endeavorが持つ3つのニュアンス

endeavorはtryよりも重みがあります。

なので、日常会話向けの表現ではないかもしれません。通常会話ではtry を使えば間違いないですね。でも同じ単語ばかり使うのも脳がない…かもです。

それで、3つの場面に分けてendeavorの使い方を考えるとわかりやすいです。

◆フォーマルな場面

endeavorは、ビジネス文書、公式な声明、スピーチ、学術論文などで使われます。

例文を挙げると、

“We will endeavor to provide a safe and healthy environment for all our employees.”(全従業員のために安全で健康的な環境を提供するよう努めます。)

この単語を使うことで、企業や組織の「真剣な取り組み」や「責任」を強調できます。

◆真剣な努力と粘り強さ

単なるtry のような試みではなく、困難を伴う目標に対する「骨の折れる、継続的な努力」を意味します。

例文を挙げると

“He made every endeavor to save his failing business.”(彼は倒産寸前の事業を救うためにあらゆる努力を尽くした。)

のような感じに…

なので、日常の軽い試み、例えば、 “I tried to open the jar.”)炊飯器を開けてみた、のような時にはendeavor を使わないのが賢明です。

◆目的意識の高さ

endeavorには、単に行動するだけでなく、明確な目的や高い理想に向かって行動するというニュアンスが含まれますね。

例えば、 “The organization’s main endeavor is to protect endangered species.”(その団体の主な活動は、絶滅危惧種を保護することです。)というような場合。

この文脈では、effort(努力)やaim(目標)とも似ていますが、そこに「真剣な取り組み」という決意が加わります。

effort 日本語でもカタカナでよく使いますが、それよりも真剣、と捉えるとわかりやすいです。

 

tryとの比較:具体的な使い分け

ある単語を覚える時には、別の似た意味の単語と比較するなら覚えやすいし、使い分けの幅が広がります。

endeavor の場合、try  effort  aim などです。

ここでは、try とシンプルに比較。

◆日常会話:try

「Let’s try a new restaurant tonight.」(今夜新しいレストランに行ってみよう。)

「I tried to call him, but the line was busy.」(彼に電話しようとしたけど、話し中だった。)

◆フォーマル・重要な場面:endeavor

「We must endeavor to create a more inclusive society.」(私たちは、より包括的な社会を築くよう尽力しなければならない。)

「His lifelong endeavor was to find a cure for the disease.」(彼の生涯にわたる取り組みは、その病気の治療法を見つけることだった。)

後者は明らかに話の内容が重たいですね。違いについてはよくわかりました。

ではまとめに入ります。

まとめ:ネイティブのように使いこなすために

一言で言えば、「endeavorはただのtryではない」と覚えるといいですね。

effort よりも真剣。

こう考えると、微妙な違いではなく、全然違いますね。

状況によって適切な英単語がスッと出てくるようになれば、ネイティブのような自然な会話に近づけること間違いなしです。

ということで、今日の英単語の気づきのレポートは以上です。

日常会話ではtryを使い、ビジネスや公式な場面、または強い決意を伝えたいときにendeavorを使ってみましょう。

最後に、「あなたにとって、endeavorと呼べるような大きな目標は何ですか? 笑
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