「体調がだんだん悪くなってきた」「古いスマホの調子が悪い」など、誰もが経験する嫌な「悪化」を英語にしたい時、日本語では一言で済むけど、英語ではなんて言うんだろう?と思うことがありませんか?
そういう場合によく使うのが、get worse。
ちょっと難しく聞こえるけど、deteriorate(ディテリオレイト)という単語も。
「経済状況が悪化の一途」「お天気が悪くなってきた」という場合もありますね。
今回はこの2つを使いこなすポイントを解説します。
ということを毎日ブログ記事にてまとめている英語学習者です。
「せっかく気づいたことはアウトプット、アウトプット」というマインドで。
ちなみにさっきはこんなことを書きました。
「Just keep going」からの卒業。一歩踏み込んだ英会話『persevere』の使い方
では本題。
二つの単語の違いはこんな感じです。
2つの単語の核心的な違いを解説
get worse
-
- 意味: 悪くなる。
- ニュアンス: シンプルで、どんな状況にも使える。カジュアルな日常会話で最もよく使われる。
- 例文を挙げるとこんな感じ。
- The weather is getting worse. I think it’s going to rain. (天気が悪くなってきた。雨が降りそうだ。)
- My headache got worse after I stared at the screen for hours. (何時間も画面を見ていたら、頭痛がひどくなった。)
- The economy is getting worse day by day. (経済が日々悪化している。)
つまり、最も一般的で、どんな状況にも使えるシンプルで直接的な表現。日常会話で頻繁に使われます。
deteriorate
-
- 意味: 悪化する、質が低下する。
- ニュアンス: ゆっくりと着実に状態が悪くなることを表す。get worseよりフォーマルで、深刻さや専門的なニュアンスを持つ。
- 例文を挙げるとこんな感じ
- The patient’s condition began to deteriorate. (患者の容態が悪化し始めた。)
- The quality of the photos will deteriorate over time. (写真の質は時間の経過とともに劣化するだろう。)
- Their relationship has been deteriorating since they moved apart. (離れて暮らすようになってから、彼らの関係は悪化している。)
つまり、「get worse」よりもフォーマルな単語です。ゆっくりと、しかし確実に質や状態が悪くなっていくというニュアンスを含みます。健康、建物、関係性など、特定の対象について使うことが多いです。
これで二つの違いのイメージがついたでしょうか?
まとめます。
まとめ
- 「get worse」は、どんな場面でも使える「万能な表現」。
- 「deteriorate」は、より専門的な状況や深刻さを伝えたいときの「特別な一言」
この二つの違いを意識しておくだけでも、ボキャブラリーが増えます。
ボキャブラリーが増えると、いつもワンパターンな表現にならずにすみ、適切な時の選択の幅が広がります。
他にも食べ物などが腐ったり、使えなくなったりする場合にはgo bad。
- Don’t drink this milk. It went bad. (この牛乳、飲まないで。悪くなってるから。)
- The old computer went bad after the power outage. (停電の後、古いコンピューターが壊れた。)
状況が混乱したり、物事がめちゃくちゃになったりした場合にはbe a mess。
- My room is a mess. I need to clean it up. (部屋がめちゃくちゃだ。片付けないと。)
- The project plan is a mess. We need to start over. (このプロジェクトの計画はめちゃくちゃだ。やり直さないと。)
ついでに合わせて覚えましょう。英会話力ワンランクアップは間違いなしです。
今回の学習レポートは以上です。


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