英語がある程度のリーディングやリスニングができても、いざという時、簡単な英語でも喋れない(打てない)こと、これは「あるある」だと思います。
現に私がそう…。
そこで、LINEやチャットのやり取りの中から「これは英語で言いたい!」と思うものをチョイスして、AIに教わりながら簡単な表現を自分のものにしていく習慣を始めました。いつかは役立つはず。
今回は、「取りに来てもらうのは悪いから、後でポストに届けるわ」と言いたい時のフレーズを深掘りします。
1. 伝えたい相手に合わせた3つの英訳例
シチュエーションによって、丁寧さを使い分けるのがポイントです。
丁寧・ビジネス
(日本語:お疲れ様です、小西です。大変申し訳ございません。紙袋をお渡しするのを忘れていました。取りに来てもらうのは申し訳ないので、ポストにお届けさせてもらおうと思うのですが、ご住所を教えていただけますでしょうか。)
“Hello, this is Konishi. I’m so sorry, but I forgot to give you the paper bag. It would be too much trouble to ask you to come pick it up, so I was thinking of delivering it to your mailbox. Could you please provide your address?”
カジュアル(親しい同僚や友人)
(日本語:ごめん!紙袋渡しそびれちゃった。わざわざ取りに来てもらうのも手間だと思うから、ポストに入れとくね。住所教えてもらえるかな?)
“Hi, this is Konishi. My apologies! I completely forgot to give you the paper bag. It’s too much of a hassle for you to come get it, so I’d like to drop it off in your mailbox. Would you mind sharing your address with me?”
シンプル(短くて使いやすい)
(日本語:小西です。ごめん、紙袋忘れてた!わざわざこっちまで来てもらうのは悪いから、代わりにポストに届けさせてもらうね。住所教えて!)
“Konishi here. I’m really sorry, I forgot the paper bag. I don’t want to inconvenience you by asking you to come all the way here, so I’ll deliver it to your mailbox instead. Could you please let me know your address?”
2. 初心者がつまづく「文法のナゾ」を解説
チャット文を作っていると、いくつか疑問が出てきました。
Q1. なぜ「pick it up」? 「pick up it」はダメ?
代名詞(it)が目的語のときは、必ず「動詞 + it + 副詞」の語順になります。
○ pick it up × pick up it 軽い単語(it)は真ん中に挟まる、と覚えればスッキリしますね。
Q2. 「come get it」って動詞が並んでいいの?
本来は come (and) get it ですが、アメリカ英語の口語では and がよく省略されます。
チャットではこの形が非常に一般的です。
3. ネイティブっぽさが出る「チャット略語」のコツ
チャットではスピード感が命。ネイティブは略語をよく使います。
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ASAP (as soon as possible):できるだけ早く
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LMK (let me know):教えて
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TIA (thanks in advance):(依頼の最後に)よろしくね
ここで「小慣れ感」を出すポイント! 略語を「小文字」で打つと、よりリラックスした、打ち慣れている雰囲気が出ます。
例: “lmk your address!” (住所教えてね!)
4. 相手の「ありがとう」にどう返す?
「届けるね」と言った後、相手から「助かるよ!」と返信が来た時の返しも用意しておきましょう。
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No worries! (気にしないで!)
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Least I could do! (これくらい当然だよ!)
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Happy to help! (役に立てて嬉しいよ!)
You’re welcome よりも、相手の申し訳なさを和らげる温かい表現です。
おわりに
ごく簡単なチャットを英文にするだけでも、代名詞の語順や略語のニュアンスなど、随分勉強になります。
完璧な英語を目指すより、こうした「生きたフレーズ」を一つずつストックしていくことが、英会話への近道かもしれません。
毎日ひとつずつ、続けていこうと思います。
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