【多義語の攻略】「take up」を使いこなして英会話をワンランクアップ!

はじめに

私は英語のプロではありませんが、簡単な日常会話くらいはなんとかできるようになりたいと思っています。

毎日英文を読むのですが、目についた単語の中から一つだけチョイスして、自分のボキャブラリーに加えたい、そういう思いで毎日ブログを書いています。

ちなみに前回はこんなことを書きました。

「variety」と「various」だけじゃない!ネイティブの「いろいろな」の英語表現

今日、目にしたのはtake up。

このtake upって意味がいっぱいあって、日本人からするとなかなか迷わせてくれるフレーズなんですよね…

だから、逆に言えば、使いこなせると上達の近道とも言えます。

私が目にした文章での意味合いは、「何か新しいことに着手する」という意味でした。

でもどのような意味がある中で、そのような意味になるのか識別することは、今後の瞬発的読解のセンスを磨く上で助けになります。

大きく4つの意味に分けることが出来ます。

 

take upの4つの主要な意味を解説

 

シンプルにまとめるとこういうことです。

1. 趣味や新しいことを「始める」

  • ニュアンス: 新しい活動や習慣を開始すること。
  • 例文:
    • I took up photography last year. (昨年、写真撮影を始めました。)
    • He took up tennis as a way to stay active. (彼はアクティブでいるためにテニスを始めました。)

2. 時間や場所を「占める・使う」

  • ニュアンス: 物理的な空間や、時間を消費すること。
  • 例文:
    • This desk takes up too much space in my room. (この机は部屋のスペースを取りすぎます。)
    • The meeting took up two hours of my morning. (会議で午前中の2時間も使いました。)

3. 責任や仕事などを「引き受ける」

  • ニュアンス: 新しい役割や責任、挑戦などを担うこと。
  • 例文:
    • She took up the new challenge with great enthusiasm. (彼女は大きな熱意を持ってその新しい挑戦を引き受けました。)
    • Who will take up the responsibility for this project? (誰がこのプロジェクトの責任を引き受けますか?)

4. 服などの丈を「詰める」

  • ニュアンス: 衣服の長さを短くすること。
  • 例文:
    • I need to have my pants taken up. (ズボンの丈を詰めてもらう必要があります。)
    • Can you take up the sleeves on this jacket for me? (このジャケットの袖を詰めてもらえますか?)

 

4つの意味を簡単なキーワードで整理します。

  • 始める (Start)
  • 場所・時間を占める (Occupy)
  • 引き受ける (Undertake)
  • 丈を詰める (Shorten)

ここで、疑問が湧きます。何かを始めると言いたいのであれば、take upと言わなくても、start でもいいのでは?

その方が日本人にはシンプルで簡単。

StartとTake upの使い分け

シンプルにまとめるとこうなります。

  • start
    • ニュアンス: 一般的な「始める」。「何かをゼロから始める」という行動そのものを指します。
    • 対象:
      • 動作: start running (走り始める)
      • 活動全般: start a project (プロジェクトを始める)
      • 機械: start the car (車のエンジンをかける)
    • 例文: I started my homework. (宿題を始めた。)
  • take up
    • ニュアンス: 「趣味や習慣として、継続的に行うことを始める」というニュアンスが強いです。新しいことに挑戦し、積極的に取り組む姿勢を表します。
    • 対象:
      • 趣味: take up a hobby (趣味を始める)
      • スポーツ: take up tennis (テニスを始める)
    • 例文: She took up painting after she retired. (彼女は退職後、絵画を始めました。)

まとめると、

  • 「とりあえず始める」なら start
  • 「趣味や習慣として継続的に始める」なら take up

私の場合、英語学習を始める場合で言えば、とりあえずではなく、継続的にずっと続けていきたいので、take upですね。

ブログ執筆もそうです。継続は力なりでマスターするには挫折せずに続けることこそ大きな力になるので。

ちなみにこの文章を英語で表現すると、こうなるかな…

Persistence is power, and when it comes to mastering blog writing, the biggest hurdle is just to keep going without giving up.

ちょっとだけ解説すると、

  • Persistence is power, (継続は力なり)
  • and when it comes to mastering blog writing, (そして、ブログ執筆をマスターすることに関して言えば、)

文の前半に一般的な原則(継続は力なり)を述べた後、後半で「ブログ執筆」という具体的なトピックに焦点を当てて、

微妙なところですが、この場合の “when” は、時間の「時」というよりは、「~について話すとき」や「~の場合」といった意味に近い感じです。

この辺りが日本人にとって英語に直す時の頭の体操みたいになってしまうところです。

「英語は好き、だけど脳が疲れる…」疲労と上手に付き合うヒント

あれ? take upとは話が関係ないやん… 笑

ということでまとめます。

まとめ

意味がいっぱいありすぎて、なかなか意味の取り方に迷わせてくれるtake up

整理すると、4つの主要な意味があり、それを簡単なキーワードで表すと、

  • 始める (Start)
  • 場所・時間を占める (Occupy)
  • 引き受ける (Undertake)
  • 丈を詰める (Shorten)

になります。ついでにそのそれぞれの単語も覚えてしまえ〜 ですね。

そうすると、自信を持ってtake up を使えるようになります。

少しでもお役に立てれば幸いです。
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