「頑固で融通が利かない」を英語で言う時、一つだけ覚えるならStubborn

日常生活で「あの人は頑固だな」「全然融通が利かない」と感じる場面、ありますよね。

そんな時、英語でパッと表現できたらカッコいいと思いませんか?

今回は、「頑固で融通が利かない」というニュアンスを伝えるために、これだけは覚えておきたいフレーズを一つ、できるならこれもを紹介します。

 

一つだけ覚えるなら、ずばり「Stubborn」

 

「頑固で融通が利かない」を表現するなら、stubborn(スタボーン)という単語が一番おすすめです。

Stubborn は「意地っ張りな」「自分の意見を絶対に曲げない」といった意味で、「頑固」という日本語のニュアンスに最も近いです。

オックスフォード英英辞書にはこのように書かれていました。

  • determined not to change your opinion or attitude
  • difficult to get rid of or deal with

自分の意見や態度を変えないように決意することや、取り扱いや取り除きにくいという意味のことが書いてますね。

頑固なので、扱いににくい、しぶとい、しつこいなどの意味でも使えます。

他の単語と比べて、日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使えるため、これ一つ覚えておけば間違いありません。

語源を知って、さらに深く理解しよう

 

stubborn の語源は、古い英語の “stub” に由来します。

これは「切り株」や「突き出た棒」を意味する言葉。

切り株が地面に根を張り、びくともしない様子を想像してみてください。

このイメージが、頑として動かない、考えを変えないといった「頑固さ」の語源になっているのです。

 

例文で使い方をマスターしよう

 

実際の会話でどう使うか、例文を見てみましょう。

  • He is too stubborn to change his mind. (彼は頑固すぎて、考えを変えようとしない。)
  • Don’t be so stubborn. (そんなに意地を張らないで。)
  • The company’s management is stubborn about its old methods. (その会社の経営陣は、古いやり方に固執している。)

このように、人や組織に対して幅広く使えます。

 

Stubborn と似ているけど、少し違う単語

 

「頑固」を意味する他の単語に rigidinflexible があります。これらは stubborn と似ていますが、それぞれ少し違うニュアンスを持っています。

  • Rigid
    • **「生まれつきの性質」「根っからの頑固さ」**を表現します。まるで石のようにカチカチで、変化を全く受け付けないようなイメージです。
    • オックスフォード英英辞書には「rules, methods, etc.) very strict and difficult to change」と書いてますね。とても厳格で変えることが困難とでも訳せます。
    • 例文: He’s a very rigid person, so he finds it difficult to accept new ideas. (彼はとても根っから融通の利かない人なので、新しい考えを受け入れるのが難しい。)
    • 人についてではなく、状況の例を挙げるなら、The company has a rigid hierarchy, making it hard to suggest changes from the bottom up. (その会社は厳格な階層構造で、下から改革を提案するのが難しい。) → 会社の組織構造が元々硬い(動かない)性質であることを表しています。
  • Inflexible
    • **「特定の状況への対応」**が柔軟ではないことを表現します。ルールや計画などが「融通が利かない」場合によく使われます。
    • 例文: The teacher’s inflexible policy on late assignments caused a lot of students to fail. (その先生の融通の利かない遅刻提出への方針が、多くの生徒を落第させた。)
    • 物についていうなら、The new app is too inflexible; you can’t customize anything. (その新しいアプリは融通が利きすぎず、何もカスタマイズできない。) → アプリの機能が、ユーザーの個別の要求に柔軟に対応できないということを表しています。

「頑固な」を表す他のフレーズ

◆Set in one’s ways

これは直訳すると「自分のやり方に固定されている」という意味です。長年の習慣や考え方をなかなか変えようとしない様子を、少し皮肉を込めて表現します。

  • My grandfather is a bit set in his ways, so he won’t use a smartphone. (うちの祖父は少し頭が固くて、スマホを使おうとしない。)

◆Obstinate

Obstinatestubborn よりもさらに強い「意固地な」というニュアンスを持ちます。他人の意見に全く耳を傾けず、自分の考えを強引に押し通すような頑固さを表します。

  • He was obstinate and wouldn’t listen to the salesperson’s explanation. (彼は意固地になって、店員の説明を聞こうともしなかった。)

◆hardheaded

「頭が硬い」という意味で、inflexible と似たニュアンスで使われます。現実的で、感情に流されず、特にビジネスや議論の場面で「融通が利かない」ことを表現します。

  • You’re too hardheaded to see the creative solution. (あなたは頭が固すぎて、独創的な解決策が見えないんだよ。)

これらのフレーズを使い分けることで、単に「融通が利かない」だけでなく、その人の性格や状況をより細やかに表現できます。

これらの単語も覚えておくと表現の幅が広がりますが、まずは最も汎用性の高い stubborn をマスターすることをおすすめしますね。

 

まとめ

いかがでしたか?

「あの人、頑固で融通が利かないなぁ」と感じたら、迷わず stubborn を使ってみてください。これ一つで、あなたの英語表現はぐっと豊かになります。

英語学習、頑張りましょう。

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