【失敗談】ガスコンロの変色、プロでも直せない?やってはいけないNG行動

皆さん、こんにちは!

プロのハウスクリーニング業者として、日々さまざまなご家庭の汚れと格闘しています。

ハウスクリーニングを辞めたい!30年続いた自分が継続の秘訣をお伝えします

今回は、ハウスクリーニングの現場(賃貸マンションワンルーム)で実際に起きた、ほろ苦い「失敗談」についてお話ししようと思います。

 

なぜか余計に目立ってしまった変色

 

先日の現場で、ガスコンロの天板にできた黒い変色?

一見、油汚れのように見えたので、「プロの力でピカピカにして差し上げよう!」と意気込み、いつものように専用の洗剤でゴシゴシと磨き始めました。

しかし、一向に汚れは落ちません。

それどころか、洗剤が乾いた後、変色した部分の周りが白っぽくなり、余計に目立ってしまうという最悪の結果に…。

そのことで、担当者に謝り、その日は作業を中断せざるを得ませんでした。

 

その変色、本当に「汚れ」ですか?

 

この失敗から、私はある重要なことを学びました。

それは、「すべての変色は、汚れではない」ということです。

ガスコンロの天板の変色は、大きく分けて以下の2つのタイプに分けられます。

  • 単なる「汚れ」: 油や調味料がこびりついたもの。洗剤やクリーナーで落とせる可能性が高いです。
  • 「素材の変質」: 熱や強力な洗剤、薬品によって天板そのものが変色してしまったもの。これは、表面の塗装やコーティングが剥がれたり、素材が焦げたりしている状態です。

私の失敗は、後者の「素材の変質」による変色を、前者の「汚れ」だと勘違いしてしまったことから起きました。

素材そのものが変質している場合、どんなにゴシゴシ擦っても元には戻りません。

それどころか、傷がついたり、周りの部分を痛めたりして、かえって状態を悪化させてしまいます。

そういう結果があったので、今回はこれ以上擦らず、担当者に説明しました。

そして、写真を撮りました。これです。

変色を見分けるポイントと正しい対処法

 

では、どうすれば「汚れ」と「変質」を見分けられるのでしょうか?

  1. 触ってみる: ベタつきや凹凸があれば、汚れである可能性が高いです。
  2. 水分をつけてみる: 濡らして色が濃くなるようであれば、表面の汚れの可能性があります。
  3. 洗剤を試す: 目立たない場所で、ごく少量の洗剤をつけ、しばらく様子を見てみましょう。変色が進むようであれば、すぐにやめてください。

もし、変色の原因が「素材の変質」だと判断した場合は、それ以上何もしないことが最善の策です。

賃貸物件の場合は、無理に手を入れると退去時に修繕費用を請求される可能性もあるため、まずは大家さんや管理会社に相談することをおすすめします。

 

まとめ|失敗から学んだこと

 

以前の失敗で、私は「プロだから何でも直せる」という過信を捨て、「見極め」の重要性を痛感しました。

ガスコンロの変色でお悩みの方は、まずそれが本当に汚れなのか、それとも素材の変質なのかを冷静に見極めてみてください。

そして、少しでも不安を感じたら、経験者に相談するか、それ以上手を出さない勇気を持つことが大切です。

ハウスクリーニング作業者のために、これからも仕事体験に基づく情報をお届けしていきますので、ぜひまたブログに遊びに来てくださいね!

以前にも似たようなことを書きました。

ビルトインコンロの天板のシミ跡は素材の化学変化→清掃でムキになる必要なし

こういう天板の時もありました。

日光によるキッチン天板の黄ばみ、どうする?プロが実践した対処法と判断基準
スポンサーリンク


コメント

タイトルとURLをコピーしました