ベテランでも起こる!新聞集金で「4,900円入金不足」を経験して見直した3つの確認ステップ

56代半ばで集金業務に携わって30年。

この道何十年というベテランになれば、「集金でミスなんてありえない」そう思っていませんか?

私自身もそうでした。ところが先日、長年の信用を一瞬で揺るがしかねない、あってはならないミスを犯してしまった。情けなくなりました〜 泣

集金したお金をお店に渡した際、合計金額が「4,900円」不足していたのです。

あってはならないミス、と表現するとちょっと大袈裟かな…

原因は、間違いなく**「証券一枚の数え間違い」**でした。金額が大きいわけではありませんが、信頼を扱う仕事で金銭のミスは致命的。

お店の方の親切な対応に救われましたが、「長年の経験に頼りすぎた」自分を深く反省しました。

特に50代を過ぎると、「確認がおろそかになる」「細かいミスが増える」と感じる方も多いのではないでしょうか。

今回の経験を教訓に、私は集金業務の手順を根本から見直しました。本記事では、ベテランの油断や年齢による変化に負けず、金銭ミスをゼロにするために私が新たに導入した**「3つの厳重確認ステップ」**を包み隠さずご紹介します。

長年の信用を守り、気持ちよく仕事に取り組むために、ぜひあなたの集金ルーティンにも参考になれば幸いです。

なぜミスが起こったのか?ミス発生のメカニズム

 

長年集金に携わっていると、「いつもの作業」になり、知らず知らずのうちに確認作業が「慣れ」による惰性になってしまうんですよね〜。

私の今回のミスも、まさにそれ。

特に50代を過ぎて感じるのは、集中力の持続時間が以前とは違うということ。

集金現場や事務所で、電話が鳴ったり、次の配達準備を気にしたりといったちょっとした「焦り」や「気の緩み」が、決定的な一瞬のミスを招きます。

そして、金銭のミスで最も厄介なのは、合計金額を合わせる前に証券の枚数を数え間違えることです。今回は、ちょうど4,900円の証券一枚分の不足でした。この金額は「計算間違い」としてではなく「集計漏れ」として見過ごされやすいんですね。

長年の経験は「財産」ですが、その「慣れ」こそがミスを生む最大の敵だと痛感しました。

初心を忘れててはいけない… をしみじみ実感しましたね。

 

2. 見直した!金銭ミスをゼロにする「3つの厳重確認ステップ」

 

この経験から、私は自分のルーティンに、「経験や集中力に頼らない」ための仕組みとして、以下の3つのステップを強制的に組み込むことにしました。

 

【ステップ1】現場を離れる前の「ダブルカウント&メモ」

 

ミスは、その場で起こっているのに、気づくのは後になってからです。これを防ぐため、集金袋に入れる前に必ず行うのがこのステップです。

  1. 集金後、証券を袋に入れる前に必ず「枚数」を二度数え直します(ダブルカウント)
  2. その枚数と、ざっくりとした合計金額を必ずスマホのメモ機能か、小さな手帳に手書きで記録します。「(枚数)枚、約(金額)円」と簡潔に。

これは、後で行う事務所での最終集計の**「一次データ」**となります。現場での記録と事務所での集計結果が違えば、すぐに「数え間違いだ」と判断できるため、ミスを見逃しません。

 

【ステップ2】落ち着いた環境での「証券整理と逆算検算」

 

事務所に戻った後の集計作業の質を高めます。

  1. まず、静かで気が散らない環境を確保します。電話や来客対応は一旦ストップ。
  2. 証券を金額ごと(一ヶ月券、半年券など)に完全に分類し、きっちり重ねます。この「整理」の作業で、未整理による二重カウントや数え忘れを防ぎます。私の場合はもっと単純なのでここまで必要はありません。
  3. 電卓で合計金額が出たら、必ず「証券の枚数」から逆に計算し直します(逆算検算)。特に、今回ミスをした4,900円の証券の枚数に対しては、「枚数 4,900円」を合計から引き、残りの証券の合計と一致するかを丁寧に確認するようにしました。

合計金額から証券の枚数に戻って確認することで、計算のルートを変え、ミスの発見率を格段に上げます

 

【ステップ3】完了直前の「指差し呼称チェック」

 

ヒューマンエラーの究極の防止策は、指差し呼称です。最後に、書類と集金袋の中身が完全に一致しているかを物理的にチェックします。

集金袋に全て入れ終わり、最終の帳票を作成したら、**「合計金額」「証券の枚数」「集金日」**の3点について、指でさしながら声に出して(心の中ででも良い)確認します。

この動作は面倒に感じるかもしれませんが、疲れている時や急いでいる時ほど効力を発揮します。「〇〇円、ヨシ!」「〇〇枚、ヨシ!」と確認の完了を自分の中で宣言することで、脳が「作業完了」と認識し、うっかりミスをシャットアウトしてくれます。

昔、建設業に携わっている時に、指差し呼称はよくやったなあ〜 一見アホらしく見えたけど重要な意味があったんだ。

 

3. まとめ:信用は「当たり前」の徹底から生まれる

 

今回の「4,900円不足」の経験は、私にとって大きな教訓となりました。長年の経験は財産ですが、「慣れ」はミスの最大の敵です。信用は築くのに何十年とかかるのに、失うのは一瞬です。

ここでご紹介した「3つのステップ」は、一見手間が増えたように見えます。しかし、「後で不足に気づく焦り」や「お店の信用を失うリスク」を考えれば、取るに足らない時間ですしょう。

長年真摯に業務に励んできた私たちの信用を、たった一枚の証券のミスで損なうのはあまりにも惜しいことです。このステップを集計ルーティンに取り入れ、**「金銭ミスゼロ」**の確信と安心感を持って、これからも気持ちよく仕事に取り組んでいきましょう。

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