はじめに
洗剤をこぼしたかのような丸いWaxのこのような剥げ。
ハウスクリーニングの作業者なら、このまま上からWaxを塗るとどうなるかはお分かりになられるでしょう。
消えてくれない…
でも、気になる…
ネット検索すると、下記のような回答ばかり。
「このようなシミは剥離をするしかない」
もっと簡単な方法はないものか?
そこで今回は、剥離ほどきれいになるわけではありませんが、そのまま上から塗るよりはきれいに見える簡単な方法をお伝えしたいと思います。
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まずは薄〜くWaxを上手にコンコンと
このサブタイトルはわかりにくい表現かもしれませんがこういうことです。
Waxを入れているボトルのキャップにほんのちょっとだけWaxを入れます。
下の写真のような感じで、マイナスドライバーにWaxをほんのちょっとだけつけてください。
そのマイナスドライバーで、丸いWaxのハゲ跡にコンコンと少しだけつけるように塗ります。
そうするとこんな感じ。
パッと見、Waxの抜けはなくなりました。
でも、応急処置のような印象でもうちょっとなんとかしたい…
そこでこうします。
次にWaxが完全に乾いたら気持ち程度こする
塗ったWaxが完全に乾燥するまで我慢、我慢。
その間に別のことができればそれでも良いでしょう。
この日は4月の曇りの日。
思ったより乾きが悪く、完全乾燥まで30分くらいかかりました。
さて、濡れていない柔らかめのスポンジでWaxを塗ったところを軽く擦ります。
そうすると、その部分が全体的に馴染んでくれました。
撮影できなくてすみません…
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そして、部屋全体にガバッとWaxを塗ってみた
つまり、上記の作業は部屋全体にWaxを塗る前の下準備ですね。
繰り返しますが、下準備をせずにWaxを塗ると丸い跡は絶対に残ります。
でも、この下準備があるとだいぶ目立たなくなった!
こんな感じで。
この写真のど真ん中のやや左に元々の丸い跡があったわけですが、そこを何か補修をしたのかなという感じに見えませんか?
確かに完全に跡が消えたわけではありませんが、大方の人の目には気にならないくらいにはなったと思います。
自分ではじろじろ見ると気になりますが、中古物件ですし、これでクレームになったことはないので、
これでいいだろう〜
と割り切ることにします。
完全に跡を消すには剥離をするしかないかも
断言しますが、ネットの情報にもありますように、完全に水滴跡を消すには今のところWax剥離しか方法はないでしょう。
しかしながら、フローリングのWax剥離は結構スキルが必要です。
素人の方には多分無理。
YouTubeを見て真似してもおそらく失敗するでしょう。
一旦、剥離を始めたら途中では投げ出せないので…
でも、プロの方ならフローリング剥離をするスキルをお持ちでしょう。
やり方は色々ありますが、仕事経験から私が部屋全体のフローリングを剥離をするのに一番素材に優しいと思った方法を過去に書きましたのでよかったらご覧下さい。
部屋全体の剥離をしなくても床板単位で剥離をする方法もあります。
いざという時のフローリングの部分剥離のコツと注意点 塗りかすれを綺麗に修正できます
意外と部分剥離の方が難しいです。
剥離剤を床にこぼすと結局床全体を剥離しなければならないので…
なので、簡易な方法で跡が目立たなくなればそれでいいのではないでしょうか。
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終わりに
ということで、
フローリング剥離をするまでもないかな、
と思える洗剤をこぼしたような跡を消すできるだけ簡単な方法についてお伝えしました。
もちろん、入居者の方がどの程度の仕上がりを望んでいるかで作業方法は異なってきます。
完全にきれいにしてほしいと言われるなら剥離一択。
そこそこでいいよ、と言われるなら、
この記事の方法をお試しいただければ幸いです。
最後に、自分の仕事経験からフローリングを清掃する時のコツについて過去に書いたことがありましたので、それをご紹介して終わりにします。
では。
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