白いザラザラな風呂床の黒ずみを真っ白にするには?

はじめに

 

ハウスクリーニング作業者の方へ:

滑り止めのために凹凸のある白い風呂床の真っ黒な汚れを真っ白にするのは結構手こずりませんか?

そう、このような汚れです。

洗剤をつけてブラシでこすればこするほど汚れは取れていくのですが、なかなか真っ白にならない…

こんなもんでいいか、と自分で判断してある程度汚れが取れた段階で作業終わり。

おいおい、プロがその程度の作業でいいのか。

なので、こう思うわけです。

もうちょっと楽にきれいにならないかなあ…

こんなの余裕じゃん!

という方はこれ以上読み進めても意味がないかもしれませんが、興味のある方は最後までご覧ください。

楽にできるかどうかは別として結果的には真っ白にできるので。

 

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まずは黒ずみの正体を見極める

 

検索したサイトの情報によると、

  1. 足裏の皮脂
  2. 石鹸の油脂
  3. カビ

だとか。まあ、それは否定しません。

しかし、これだと「黒ずみの正体はこれだ!」と一つに絞れずすっきりしない…

アルカリ洗剤だの、酸性洗剤だの、カビキラーなどと洗剤がたくさん必要?

いや〜、上記3つが均等に混ざった状態だとそうかもしれませんが、どう見ても足裏の皮脂が8割以上を占めている気がします。

もちろん、各現場によって割合は異なるでしょう。

だったら油用の洗剤が一番良いのでは?と思いつく…

通常、ちょっとしたカビや石鹸の油分はアルカリ洗剤でも落ちるので。

それで油用の強めの洗剤で攻めてみました。

 

アルカリ洗剤に最大限効果を発揮させるための下準備

 

油落としのアルカリ洗剤に最大限効果を発揮させるためには、以下の2つがポイントです。

  1. 汚れ(素材ではない)に傷をつけて洗剤をできるだけ浸透させる
  2. 汚れに熱湯を浸透させて柔らかくする

では、早速やってみます。

下の写真は、まだ乾いた状態でステンレスたわしとチャンネルブラシで軽く表面をこすった状態です。

比較的硬い道具なので、素材をこするのではなく、あくまでも汚れだけをこするような力加減でポリシャーを回転させるようにこすりました。

冒頭の写真よりも漂白されたような二つの丸跡が薄くなっているので、黒ずみ自体にだいぶ傷をつけることができたと思います。

そこに熱湯をふっかけて1分だけ放置。

これで汚れはだいぶ溶けているでしょうか…

 

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アルカリ洗剤を噴霧してブラシで回転させるようにこする

 

さて、アルカリ洗剤をたっぷりかけて床全体に均一にならしました。

それから、チャンネルブラシでポリシャーを回転させるように20cmずつの範囲に分けてこすっていきます。

床全体を一通りこすり終えると、一旦ホースですすぎます。

すると真っ白になりました!

このようになれば十分合格です。

もし水を流してみて黒ずみが残っているようだと、その部分に洗剤をかけて軽くこすれば余裕で落ちるでしょう。

だいぶ黒ずみは薄くなっているはずなので。

これで証明されたのは、結構な黒ずみでも油用のアルカリ洗剤で落とし切れるということ。

カビとか石鹸などが、多少混じっているかもしれませんが。

しかしながら、こんな声が聞こえてきそう…

もっと楽に手早くできる方法はないのか!

実はそのような工法があるにはあるみたいです。

それをお伝えします。

 

カビキラーにうまく仕事させる

 

職場の同僚に同じ写真を見せて、どのように作業しているのか聞きました。

すると、このような回答が。

「お風呂場の白い床の黒い汚れは「カビキラー」をタップリかけて金タワシで擦ってそのまましばらく置いておくとほぼ確実にきれいになります。特に白い床の場合はてきめんに効果があります。今までどの物件も金タワシOKでした。」
カビキラー放置で効果があるのなら、それは理想ですね。
自分が別の作業をしている間に、もう1人が作業していて同時進行になるので。
ただ、この手法は自分でも似たようなやり方でやってみたのですが、真っ白にはならなかった…
なぜなら、黒ずみの正体がカビメインではなく油分なので…
とはいえ、せっかくのアドバイスなので一度試してみます。

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アルカリ洗剤をかけてラップなどで被せてしばらく放置するのは?

アルカリ洗剤をたっぷりかけてラップで被せてしばらく放置する
以前に自分でもこの方法で作業してみました。
確かに効果はあります。
その後、水で流して軽くブラシでこするだけで真っ白になりました。
でも、ラップを上手に床にかぶせるのって結構面倒なんですよね…
いや、マスカーテープをちょうどいい長さに切ってうまく全面を覆えばいけるかも!
あるいは、ブルーシートを床の大きさにたたんでどさっと置いておくとか。
まだ風呂場を濡らさないうちにマスカーテープを壁にしっかり貼って、それから洗剤を噴霧して床全体を被せて放置する。
この方法はありだと思います。
というか、次回からそうしてみたくなりました。
上手にやれば、効果があるのは確かなので。

固まった石鹸カス汚れには酸性の洗剤が必要

 

でも、風呂場の床や壁の下の方には固まった石鹸カスがあるある…

アルカリ洗剤では効き目がない時もあるでしょう。

そんな時は酸性の洗剤が必須ですね。

それは仕事体験からも共感します。

先程の同僚もこう言っています。

「黒ネズミ色のお風呂の床に、真っ白な汚れが残っている時があります。浅い汚れならカビキラーと金タワシで落ちますが、ハッキリした白い汚れはカビキラーでは落ちません。乾くとまた白い床に戻ります。その場合はやはり「酸性洗剤」で白い汚れを溶かさないといけないです。それで酸性洗剤をかけて1時間は付け置きしてから水を流しながら金タワシで擦ると白い物質は完全に除去されてきれいになります。適材適所です。」
うーん、洗剤をかけて1時間放置か…
個人的には酸性洗剤はつけ置きの効果は低いと感じています。
というのは、酸性の場合は1分ほどですぐに水で流して、必要ならもう一度新たに酸性洗剤をかけ直した方が汚れがよく取れているので。
例えば、この写真のような風呂場の蛇口付近の石鹸カスの白い汚れ。
酸性の洗剤を噴霧した後、すぐに濡れたメラミンスポンジで軽くこすっただけで完璧にきれいになりました。
壁も蛇口もピカピカです。
床の黒ずみがひどかった先程と同じ部屋ですが、比較的まだ新しい素材なので楽に綺麗になりました。
逆にアルカリ洗剤は放置の効果はあるのですが、自分なら1時間も放置しないかな…
30分くらいで十分。
それに素材によっては洗剤つけ置きは変色する可能性があるので注意が必要です。
では、今回はこの辺りで。

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終わりに

 

白いザラザラな風呂床を真っ白にするには?

今のところ下記の方法がベストだと思っています。

  • まず、汚れに傷をつける
  • 次に、マスカーテープを壁に貼る
  • そして、アルカリ洗剤をたっぷり噴霧してマスカーテープで覆ってしばらく放置
  • その後、マスカーテープを剥がして水を少しかけつつブラシでこする

もしお困りでしたら試していただければ幸いです。

最後に、過去に書いたすごく汚かった風呂場清掃の体験をご紹介して終えたいと思います。

汚ったない風呂場やトイレの清掃のビフォーアフターとコツ(ハウスクリーニング)

では。

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