「〜のために」と言いたいとき、「for」しか思い浮かばない…。
これ、英語学習者あるある… でしょう。多分。
私は以前そうだったからです。
でも、ある日突然、強烈な一撃を食らうことに。それが、今回の記事のきっかけになった というフレーズ。
「え、sake?日本語の酒?🍶 なんで??」ってパニックになりました(笑)。
英語学習者でこんな人はいないかも。笑。でもせっかく書いたことを消すのは面倒なのでおいておきます。
いや、もちろん日本語の酒じゃないんですが、「for」に頼りきっていた私にとっては、まさに青天の霹靂。ちょっと大袈裟…
「〜のために」には、こんなにも重みのある、かっこいい表現があったのか、と。
この経験から、「for」を卒業して、ニュアンスに合わせて言葉を使い分けることの重要性を痛感しました。
この記事では、「for」とどう違うのか、どんな時に使えばかっこいいのかを、
例文と一緒に分かりやすくお伝えします。
単語をたくさん覚える必要はありません!
ネイティブが頻繁に使う、厳選つの「〜のために」表現をマスターして、ワンランク上の英語表現を身につけましょう!
※このような学習で得た気づきを毎日アップしています。昨日はこんなことを書きました。興味があればついでに覗いてみてください。
【脱・直訳】「気にかける」を使いこなす!look out, care, consider, attendの4大動詞 徹底使い分け術」
基本中の基本:まずは「for」を再確認
まず、みんな大好き「for」です。
こいつは本当に便利!
なので、いつのまにか人、期間、交換など、カバー範囲が広すぎて「〜のために」の代表選手になってしまうんですね。
| どんなとき? | 例文 | |
| 対象や利益 | 誰かに向かって何かをするとき。 | I bought this gift for you. (あなたのために/あなたへ) |
| 期間 | 「〜の間ずっと」の意味で使います。 | I studied English for three hours. (3時間の間) |
| 交換 | 「〜と引き換えに」の意味です。 | I bought the shirt for 30 dollars. (30ドルと引き換えに) |
「誰かに対して何かをする」「何かの利益になる」というニュアンスで使うときは、迷わず「for」でOKです。
でも、もう少しボキャブラリーをふやしたい…
行動の目的を表す to と in order to
「for」と並んで使う頻度が高いのが、動詞と一緒に使う「〜するために」です。
このときは、名詞の前に置く「for」ではなく、動詞の前に置く「to」を使います。
(A) シンプルに目的を伝えるなら「to」
「〜する目的で」という意味の、最もシンプルな表現です。不定詞の副詞的用法と呼ばれるやつですね。
I went to the library to study. (私は勉強するために図書館へ行った。)
(B) 目的を「強調」したいなら「in order to」
「to」だけでも目的は伝わりますが、「in order to」を使うと「その目的を達成するために」という強い意思や強調が加わります。
She worked overtime in order to finish the project on time. (彼女は、プロジェクトを期日までに終わらせるために残業した。)
「わざわざ〜したんだよ!」というニュアンスを出したいときに使ってみると、一気に大人っぽい表現になりますね。
3. 理由や大義を表す for the sake of と for the benefit of
さあ、ここからが今回のハイライト!
今回はここが一番言いたいわけですが…
「for」だけでは伝えきれない、**重くて深い「〜のために」**を表現するフレーズです。
(A) 覚悟と献身の「for the sake of」💖
これが、私が出会って衝撃を受けた表現です。単なる目的ではなく、「〜という非常に重要な大義・利益のために」という、献身的なニュアンスや覚悟が強く出ます。
| どんなとき? | 例文 | |
| 大きな大義・利益 | 理念や平和など、大きな目標が動機の場合。 | For the sake of world peace, we must talk. (世界平和という大義のために) |
| 犠牲・献身 | 自分の身を捧げてでも達成したい目的の場合。 | I do everything for the sake of my children. (子どもの利益・幸せのために) |
聖書やスピーチなど、少しフォーマルな文脈でよく使われます。
(B) 公平な利益を求める「for the benefit of」🤝
「sake」と似ていますが、「benefit(利益)」という言葉が入ることで、特定の集団やコミュニティ全体の利益を指す場合に使われます。
The charity event was held for the benefit of the local community. (そのチャリティーイベントは、地域社会の利益のために開催された。)
特に慈善活動や組織的な活動など、「誰かのためになる」という具体的なメリットを強調する表現です。
こうして考えると、〜のためにということが、どういう内容、位置付け、重要性があるかで使う表現も変わってきます。
その辺をうまく使いこなせば、ワンランクもツーランクも英会話力アップですね。
まとめ
いかがでしたか?
「〜のために」というシンプルな表現も、、、、、 のつを使い分けるだけで、伝えられるニュアンスの幅が格段に広がります。
特に、 を知ってから、私は英語で**「自分の覚悟や真剣さ」**を表現できるようになり、自分の言葉に深みが出たと実感しています。
単調だった英語が、一気に「大人の言葉」になったような感覚ですね。
この厳選表現があれば、もう「for」の使いすぎを心配する必要はありません。
ぜひ今日から使い始めて、あなたの英語表現が豊かになっていくのを楽しんでくださいね!😊

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