「あ!今なら言えたのに…」
簡単な英語でも、とっさの会話で口から出てこない。
資料を目の前にしているのに、気の利いた英語が言えず「えーっと…」と戸惑ってしまう。そんな経験、ありませんか?
実は、私はあるある… 英語をある程度読んで知っていても、会話となるとそれがかえって災いとなることがあります。ネイティブはそんなふうに喋らないから…
特に、丁寧な日本語の**「こちらをご覧ください」**を英語でどう言うか考えるとき、「Look? See? View?」「Is this formal enough?(これって十分丁寧かな?)」と難しく考えすぎて、結局沈黙してしまう人は多いはず。
でも、ネイティブは、私たちが思うほど複雑な単語は使いません!
結論から言うと、「これをご覧ください」の英語は、たった数語で済む超シンプルなフレーズが主流です。
私たちが難しく考えすぎていただけなのです。
一瞬で伝わる、シンプルで汎用性の高い表現を3つ覚えて、会話の瞬発力を手に入れましょう!
※このような英会話トレーニングの気づきを時々投稿しています。ちなみに前回はこれです。もし良かったらご覧ください。
「モニター」を「マーネター」と聞き間違えた!私が気づいた和製英語のヤバすぎる発音の壁
1. 【万能のMVP】一番困ったらこれ!
もし、あなたがどの表現を使うべきか迷ったら、これを口癖にしてください。
【解説】
- 「Take a look at…」は、「〜を見る」「〜に目を通す」という、最も一般的で丁寧すぎない表現です。
- 書類、ウェブサイトの画面、提案書、新製品など、**あらゆる「物」や「状況」**に使えます。
- 丁寧にしたい場合は、頭に “Please” をつけるだけでOKです。
- 例: “Please take a look at this chart.” (こちらのグラフをご覧ください。)
発音のコツ:リズムが命!
- 「Take a look at this」 は、英語では単語を区切らず、**「テイカ・ルッカ・ディス」**のように、すべての単語がくっついて聞こえます。
- 特に “at” のTはほとんど発音せず、前の “look” と次の “this” の橋渡しをするようなイメージで、リズム良く一気に言いましょう。
2. 【ちょっと親しい相手に】「これ、すごいでしょ!」のニュアンス
相手に注目してほしい時や、ちょっとした発見を共有したい時に使う、カジュアルで活気のある表現です。
【解説】
- **「Check out…」**は、「確認する」「見てみる」という意味で、注目を促すニュアンスがあります。
- 上司や顧客にはややカジュアルかもしれませんが、同僚や友人との会話では非常に自然です。
- 例: “Check this out! I found a typo on page 5.” (これ見て!5ページに誤植を見つけたよ。)
発音のコツ:Tをしっかり止める!
- “out” の最後の T は、日本語の「ト」のように発音せず、舌先を上の歯茎の裏につけて**「ッ」と音を止める**のがコツです(ストップT)。
- 「チェック・ディス・アウ(ッ)」のように、最後をキリッと終わらせると、一気にネイティブらしい響きになります。
3. 【渡しながら・指差しながら】「はい、どうぞ」とセットで!
物理的な物を相手に渡す瞬間や、特定の場所を指差すときに、最もシンプルに使える表現です。
【解説】
- これは直訳すると「それがここにあります」ですが、ネイティブは「はい、これです」「どうぞ」という意味で使います。
- 資料や鍵、探していたものなどを渡す動作とセットで使うことで、「これをご覧ください/お受け取りください」というニュアンスになります。
- 例: (名刺を渡しながら) “Here it is. Take a look at my contact info.” (はい、どうぞ。私の連絡先をご覧ください。)
発音のコツ:リエゾン(音の繋がり)を意識!
- 「Here it is」 は、**「ヒア・リ・ディズ」**のように音がつながります(リエゾン)。
- 特に “it is” の部分は、**「イット・イズ」と独立させず、「リディズ」**と一塊で発音することを意識しましょう。スムーズで自然な流れになります。
補足:フォーマルな「Please see this」は口頭では使わない?
ビジネスメールや公的な文書では、添付ファイルや参照箇所を示すときに “Please see the attached document.”のように see を使う表現をよく見かけるはことないですか?
これは書面においては非常にフォーマルで適切な表現ですが、口頭での英会話で使うと、少し堅苦しい印象を与えます。
会話の場では、シンプルで直接的な “Take a look at this” のほうが、ずっと自然で親しみやすいので、状況に応じて使い分けましょう。
まとめ
日本語の「ご覧ください」という丁寧な表現を、そのまま英語にしようとすると、つい View や Examine のような難しい単語を連想してしまいます。
しかし、私たちが本当に知りたかったのは、「ネイティブが瞬時に口にする一番簡単な表現」だったはずです。
「なーんだ、Lookでよかったんだ!」
この気づきこそが、英会話のブレークスルーです。発音のコツを意識しながら、この3つの超簡単フレーズを反射的に使えるようにして、自信を持ってコミュニケーションを楽しみましょう!
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