【意外な意味!】「back up」は補佐じゃない!排水管が詰まった時に使う英単語

皆さんは「back up」という英語を聞いて、どんな意味を思い浮かべますか?

おそらく多くの方が「サポートする、補佐する」や、パソコンの「データをバックアップする」といった意味をイメージするのではないでしょうか。

まさに私もそう思っていたのですが、昨日の仕事である問題に直面しました。

なんと、下の階の方の排水管が、長年積もった泥のせいで完全に詰まってしまったのです。

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それはそうと…

そして、この「排水管が詰まった」という状況をネイティブの英語で表現する時、まさにあの「back up」が使われるという情報を目にしたわけですね…

それで、ふとこう思いました。

「サポート」と「詰まり」—なぜこんなにも意味が違うのか?

この記事では、この「back up」の意外な使い方とその理由を、私の実体験を交えて徹底解説します。

日常会話や緊急時に役立つ表現ですので、ぜひ最後までお読みください!


 

1. 「back up」が「詰まる」を意味する理由:コアのイメージを掴む

 

さて、サポートやバックアップの意味で覚えている「back up」が、どうして「排水管が詰まる」という、全く逆のニュアンスを表すのでしょうか?

その答えは、この句動詞が持つコアのイメージにあり。

句動詞「back up」は、単語を分解して考えると理解が深まりますね。

  • back: 「後ろへ」「元へ戻る」「逆方向へ」
  • up: 「完全に」「上へ向かって」「留まる」

通常、「サポートする」という文脈では、「後ろから完全に支える」というポジティブな意味合いになります。

しかし、「流れ」に関する文脈(水や車など)では、意味合いがガラッと変わり、流れが何らかの障害物(私の仕事で難儀したや、道路上の事故など)によって妨げられると、水や車は本来進むべき方向に行けず、その場でせき止められてしまいます

この状態こそが、「後ろへback)」「完全にup)」「流れが押し戻されて停滞する/溜まる」というイメージなわけです。

特に排水管の場合、水が詰まりによって流れきれず、最悪の場合、逆流して上へ(up)溢れ出す、あるいは管の後ろ側(back)へ水が溜まってしまう。これがまさに「The drain is backed up」という状態を表しています。

 

2. 日常生活での「詰まり」と「渋滞」の使い方

 

この「back up」は、排水管だけでなく、生活の中で流れが停滞する様々な場面で使われます。

実体験がなくても、以下の例文を覚えておけば、すぐに使えるでしょう。

 

1. 排水・トイレの詰まり

 

  • The sink is backed up.
    • (シンクが詰まっている。)
  • I think the toilet is backing up. We need a plumber.
    • (トイレが詰まりかけているみたいだ。配管業者が必要だ。)
  • (私の体験談より)The drain was completely backed up with mud.
    • (排水管は泥で完全に詰まっていた。)

 

2. 交通の渋滞

 

道路の流れが止まって、車が後ろにどんどん溜まっていく状態も同じく「back up」で表現されます。

  • Traffic is backed up for miles on the highway.
    • (高速道路で何マイルも渋滞している。)
  • A car accident is backing up the road.
    • (自動車事故が道路を渋滞させている。)

 

まとめ:「サポート」と「詰まり」を使い分けるカギ

 

いかがでしたか?

このように「back up」は、状況によって「支え」にも「停滞の原因」にもなる、非常に柔軟で面白い表現です。

私は、仕事で頻繁に経験することですし、日常でもよく目にすることなので覚えておくといつか役に立つでしょう。

判断のポイントは、「何をback upしているか」です。

  • 人や情報を back up サポート/補佐/裏付け/保存(ポジティブ)
  • 流れ(水や交通)を back up 詰まる/渋滞する/逆流する(ネガティブ)

つまり、ポジティブでもネガティブでも使われる… 知らなかったです。


 

最後に:あの苦労が、最高の知識になった!

 

今回の排水管詰まりの件では、泥を相手に本当に大変な思いをしました。

というか、作業者として気を揉んだ割には実らず…

しかし、その中で「排水管が詰まった」という英語表現を調べ、まさかの「back up」に出会えたことは、私にとって最高の学びとなりました。

「あの泥との格闘があったからこそ、この表現を心から理解できた!」と今では思えます。ただ単語を暗記するだけでなく、自分の体験と強く結びつくことで、英語の知識は一生忘れない生きた知識になるのだと心底痛感。

皆さんも、もし今後、トイレが詰まったり、大渋滞に巻き込まれたりした時には、ぜひ今回の「back up」を思い出してください。

困った経験は、語彙力アップの最大のチャンスです!

この記事が、皆さんの英語学習の一助となれば幸いです。
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