英語の through は「無視する」という意味ではありません。
本来の意味は、**「中を通り抜ける」「最初から最後までやり抜く」**という、とても前向きで力強い表現です。
日本語の「スルーする」は、聞き流す・相手にしないといった少し冷たいニュアンスがありますよね。
でも英語の through は、その真逆。
実は、情熱的で誠実なパワーを秘めた単語なんです。
この記事では、
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「スルー」と through の決定的な違い
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初心者が迷いがちな類語との比較
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会話で自然に使える定番フレーズ
を、**「景色(イメージ)」**でわかりやすく解説します。
単語は「訳」ではなく「景色」で覚えると、一気に話せる
英会話学習でつまずく原因のひとつが、
単語を日本語の「訳」で覚えてしまうことです。
「through = 〜を通って」
これだけだと、実際の会話では使えません。
でも、景色で覚えると話は別です。
1. through の意味をイメージで理解しよう|正体は1本の「トンネル」
まず、頭の中に 1本のトンネル を思い浮かべてください。
その中を、光がまっすぐ シュッ と通り抜けていく——
それが through の核心イメージです。
ポイントは、
👉 「中に入り、出口まで抜け切る」
日本語の「スルーする」は、横を素通りする感じですが、
英語の through は 中を貫通 します。
よく使われる through のイメージ例
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空間を抜ける
Go through the tunnel.
(トンネルを通り抜ける) -
時間を抜ける
through the night
(夜を通り抜ける → 一晩中ずっと) -
困難を抜ける
get through the trouble
(トラブルを切り抜ける)
どれも共通しているのは、
逃げずに、途中で投げ出さず、最後まで向き合う という姿勢です。
2. through / across / along の違い|初心者が迷う前置詞を比較
ここで、多くの英会話初心者が混乱するポイントを整理しましょう。
across(アクロス)|横切る
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イメージ:部屋の端から端へ歩く
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表面を「横断」する感覚
along(アロング)|沿って
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イメージ:廊下や道に沿って進む
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ラインに「寄り添う」感覚
through(スルー)|通り抜ける・貫通する
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イメージ:
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窓を突き抜けて差し込む光
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部屋の隅から隅まで徹底的に手を動かす感じ
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across が「なぞる」なら、
through は 「奥まで入り込む」。
この違いがわかると、英文の説得力が一気に上がります。

3. through の使い方|英会話ですぐ使える鉄板フレーズ2選
「意味はわかったけど、どう使えばいいの?」
そんな方のために、まずはこの2つを覚えてください。
①「最後までずっと」と言いたいとき
最初から最後まで寄り添うニュアンスです。
I’m with you through the end.
(最後までずっと、あなたの味方です)
「途中でやめない」「投げ出さない」
そんな誠実さが自然に伝わります。
②「〜のおかげで(手段・プロセス)」を表すとき
「この道を通ったからこそ、今がある」という感覚です。
Success comes through effort.
(成功は、努力を通してやってくる)
結果ではなく、
そこに至るプロセスに光を当てるのが through です。
4. カタカナ英語に注意|「スルー=無視」は英語では通じない
ここはとても大切なので、はっきり言います。
英語の through に「無視する」という意味はありません。
日本語の「スルーする」は、
英語とは別物の カタカナ英語的表現 です。
英語で through を使うときは、
むしろ 「向き合う」「やり抜く」 という真逆の姿勢を表します。
5. 発音とジェスチャーで「体感」しよう
発音のコツは、
最後に 前歯で下唇を軽く噛む こと。
th-roo
さらにおすすめなのが、ジェスチャー。
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手で輪っか(トンネル)を作る
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もう片方の手を シュッ と通す
音・動き・イメージが一致した瞬間、
あなたはもう 暗記ではなく体感 で覚えています。
まとめ|会話の壁を through で突き抜けよう
「スルー=無視」というイメージは、今日で終わりにしましょう。
through の本質は、
「最後までやり抜く」「徹底的に向き合う」こと。
複雑な英文法も、難しい英会話も、
正面から向き合えば必ず through(通り抜ける) ことができます。
さあ、明日からの会話で、
勇気を持ってこの「トンネル」を突き進んでいきましょう。
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