お疲れ様です。
清掃の仕事で本当に怖いのは、汚れそのものではありません。
「まだ大丈夫だろう」
「今いけそうだな」
その一瞬の判断ミスが、
ヒヤッとする出来事や、取り返しのつかない事故につながります。
現場で生き残ってきた人ほど知っています。
“やる判断”より、“やらない判断”のほうが難しいということを。
今回は、そんなプロの一瞬の判断を、そのまま英語にできる3つの単語をご紹介します。
1. 【Hold off】
「今じゃない」――あえて待つ判断
ポリッシャーのスイッチに手をかけた瞬間。
人の流れが、途切れそうで途切れない。
一人、二人、三人……
「次で切れるか?」と思ったら、また来る。
ここで無理に回せば、
誰かを止めることになる。
自分も焦る。
そんな時にする、あの判断。
――今は、待つ。
それが hold off です。
“Let’s hold off for a moment.”
(少し待とう)
これは「我慢」ではありません。
状況が整うまで、意図的に手を出さないという、完全にプロの判断。
英語でも、
wait よりずっと冷静で、
stop よりずっと柔らかい。
現場を知っている人ほど、
この言葉がしっくりきます。
2. 【Avoid】
正面から行かない、という安全
清掃現場では、
「突き進まない」ことが正解になる場面がよくあります。
電源コード。
柱の角。
カラーコーンのすぐ脇を通ろうとする人。
真正面から対応しようとすると、
かえって危ない。
だから、少しズラす。
それが avoid。
“Avoid the cable.”
(コードを避けて)
避ける、というより
**“当たらない位置に体を置く”**感覚です。
この単語がいいのは、
危険を大げさに騒がないところ。
現場のベテランほど、
静かに、自然に、危険を避けます。
英語も同じ。
声を荒げず、さらっと言えるのが avoid です。
3. 【Suspend】
続けられる。でも、あえて止める
一番、勇気がいる判断かもしれません。
作業は、できる。
致命的ではない。
でも——
「今やるべきじゃない」
そう感じた時。
完全に中止する cancel でもない。
ただの一時停止 stop とも違う。
そんな時に使えるのが suspend。
“We’ll suspend the work for now.”
(作業を一旦中断します)
この言葉には、
**「再開する前提」**が含まれています。
逃げでも、放棄でもない。
状況を見直すための、戦略的な停止。
現場でこれが言える人は、
たいてい信頼されています。
まとめ:
“やらない判断”に、名前をつける
清掃現場で光るのは、
スピードだけではありません。
-
待つ → hold off
-
避ける → avoid
-
一旦止める → suspend
これらはすべて、
事故を防いできた判断の名前です。
今日の現場で、
「今じゃないな」と思った瞬間があったら、
心の中でこう言ってみてください。
“Let’s hold off.”
英語は、勉強するものではなく、
判断にラベルを貼る道具です。
さて、明日の現場では——
あなたは、どの判断を英語でつぶやきますか?
▼続編はこちら
音が変わった。振動が違う。静かすぎる。 清掃現場の“耳と手”で覚える英単語3選
スポンサーリンク

コメント